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May 26, 2014

カルビー、2014年3月本決算、コスト削減効果鮮明!

20140528

カルビー、2014年3月本決算、増収増益、5/13!
・http://www.calbee.co.jp/index.php
・http://www.calbee.co.jp/ir/pdf/2014/financial_20140513.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:234.78億円(昨年 173.28億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△170.41億円(72.58%:昨年△129.99億円)
  →有形固定資産の取得による支出:△179.64億円(昨年△187.63億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△3.83億円(昨年 6.07億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):62.60億円 (昨年 58.83億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:1,409.66億円
・自己資本比率:69.1%(昨年 70.2%)
・現金及び預金:187.83億円(総資産比 13.32%)
・たな卸資産:65.22億円(総資産比 4.62%)
・有利子負債:1.46億円(総資産対比 0.10%)
・買掛金:78.97億円(総資産比 5.60%)

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 1,999.41億円(11.4%)
・営業利益:197.17億円(24.9%):営業利益率:9.86%
・経常利益:207.82億円(21.3%)、当期純利益:120.86億円(28.0%)
・原価 56.38%(昨年 56.23%):+0.15、売上総利益 43.62%(昨年 43.77%):-0.15
・経費 33.75%(昨年 34.96%):-1.21
・営業利益:9.87%(昨年 8.81%):+1.06

カルビーのコメント:
・当社グループは、引き続き、イノベーション(成長戦略)とコスト・リダクションを経営の二本柱とする事業活動を推進しました。イノベーションでは、海外事業拡大の取り組みとして、北米ではPepsiCo,Inc.(ペプシコ)グループ、中国では康師傅(カンシーフ)グループとの事業を開始しました。
・また、平成25年7月にインドネシアではWings(ウィングス)グループとの合弁会社、平成26年3月に英国では子会社を設立しました。さらにフィリピンでは、Universal Robina Corporation(ユニバーサル ロビーナ コーポレーション)との合弁会社の設立を決定しました。
・国内事業では、ポテト系スナックやシリアル食品の「フルグラ」が好調で、国内シェアを拡大することができました。コスト・リダクションでは、集中購買や稼働率の向上など、製造原価率の低減に努めました。
・ポテト系スナック :
・「ポテトチップス」は、ベーシックシリーズ(うすしお味・コンソメパンチ・のりしお)の増量キャンペーンを実施したことや、「堅あげポテト」の期間限定品拡充、ディープカットスライスの新製品「Deepo(ディーポ)」の発売に加え、お取引各社のプライベートブランド製造受託の増加などにより、国内シェアを拡大させることができました。また「じゃがりこ」は、Lサイズの好調により売上が伸長しました。「Jagabee」は定番品が振るわず、前年を下回りました。
・国内その他スナック・海外スナック:
・国内その他スナックの売上高は「ベジップス」の伸長、海外スナックの売上高は北米や中国などの海外事業の伸長により、24,780百万円(前連結会計年度比44.6%増)となりました。
・その他食品(ベーカリー、シリアル食品):
・その他食品の売上高は、シリアル食品の「フルグラ」の売上が大きく伸長し、23,773百万円(前連結会計年度比11.4%増)となりました。シリアル食品市場売上ナンバーワンの「フルグラ」は新しい朝食の形として注目を集め、急成長を続けています。
・事業等のリスク:
・原材料の調達 :
・ポテトチップス、じゃがりこ、Jagabee等ポテト系スナックの原料となる生馬鈴薯は、原則輸入が認められておりません。当社グループは、国産生馬鈴薯の品質、数量、価格における安定した調達を実現するために、ポテト系スナックの発売当初から契約栽培による調達体制の構築を図ってまいりました。この契約栽培により安定的な調達が可能となっておりますが、作況によっては、原料馬鈴薯の不作によって量の確保ができず、販売機会を失う恐れや、緊急調達によるコスト増など、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、食油などの副原料や包装資材といった原材料全般にわたって、需給動向や原油価格の変動などにより調達価格が変動し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
・大株主との関係:
・当連結会計年度末時点において、PepsiCo,Inc.(以下、「PepsiCo」という)はその 100%子会社 FRITO-LAY GLOBAL INVESTMENTS B.V.(以下、「FLGI」という)を通じて当社株式の20.00%(潜在株式数考慮後)を保有しており、当社はPepsiCoの持分法適用関連会社であります。当社株式を直接保有するFLGIはPepsiCoの100%子会社であるため、当社普通株式の議決権等に関する実質的な判断については、PepsiCo が行っております。なお、PepsiCoは、世界最大の食品飲料メーカーの1つであり、ニューヨーク証券取引所に株式を上場しております。また当社と同業であるスナック菓子事業については、同社の子会社であるFrito-Lay North America, Inc.を中心としたグループ各社でグローバル展開をしております。
・当社とPepsiCoは、両社の経営能力を組み合わせシナジー効果を発揮することが、両社の継続的な成長に必要との判断から、平成21年6月24日に戦略的提携契約(以下「本契約」という)を締結しました。PepsiCoとのパートナーシップを強固なものとするため、PepsiCoの100%子会社であるFLGIに対して第三者割当増資を実施し、あわせてPepsiCoの子会社ジャパンフリトレー(株)の株式の100%を取得いたしました。
・なお、本契約において、PepsiCoは日本国内においてスナック菓子事業を営まない旨の合意がなされていることから当社と競合関係にはなりえず、また海外での事業展開については何ら制約を受けていないことから、当社の経営判断や事業展開の制約にならないものと認識しております。
・当社は、PepsiCoとの戦略的提携関係を維持し、企業価値の向上に努める所存でありますが、将来において
PepsiCoの経営方針や事業戦略の変更が生じた場合、当社は提携によるシナジー効果を発揮できない可能性があります。また、何らかの要因により本契約が解消された場合には、日本国内においてPepsiCoグループと競合関係が生じる可能性があります。これらの事象が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
・目標とする経営指標:
・当社グループは、収益性と財務の健全性を重視しております。売上高営業利益率15%の達成を長期の目標にしております。

カルビーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2229.T

PI研のコメント:
・カルビーが5/13、2014年3月期の本決算を公表しました。絶好調の決算であり、大幅増収、大幅増益、異次元の決算といえます。営業利益率も9.86%、約10%であり、他社の倍、突き抜けた高収益です。ただ、「売上高営業利益率15%の達成を長期の目標」とのことですので、まだまだ、通過点とのことです。今期、特に、営業利益率が大幅に改善した要因ですが、原価は0.15ポイント上昇していますので、経費の削減が要因といえ、1.21ポイントの削減、ここが今期決算の最大のポイントです。「当社グループは、引き続き、イノベーション(成長戦略)とコスト・リダクションを経営の二本柱とする事業活動を推進しました。」と、コスト・リダクションがポイントであり、「コスト・リダクションでは、集中購買や稼働率の向上など、製造原価率の低減に努め、・・」とのことです。それにしても、これだけ劇的に経費削減ができるのは稀であり、経営はトップで決まるといいますが、松本晃代表取締役会長兼CEOの舵取りの成果といえます。さて、キャッシュフローですが、営業段階で234.78億円、昨年の173.28億円を大きく超え、豊富なキャッシュです。その配分ですが、投資へ72.58%、大半を配分しており、攻めの姿勢が鮮明です。今期は強気のキャッシュの配分といえ、この好決算は攻めて勝ちとった結果といえます。また、自己資本比率も69.1%と安定していますので、攻める経営基盤は堅固といえますので、今後も積極的な経営戦略が打ち出されるのではないかと思われます。カルビー、今期は北米、中国と市場拡大に入っており、今後、アジア、イギリスとさらに海外戦略が強化されます。コスト削減に加え、成長戦略も同時に実施される予定ですので、来期以降、カルビーの経営構造がどう激変してゆくのか、その動向に注目です。

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