北陸アルビス、2014年3月本決算、増収増益、利益拡大!
アルビス、2014年3月本決算、増収増益、4/30!
・http://www.albis.co.jp/
・http://www.albis.co.jp/albis/html/files/b07a10f6091af2cbe4eeb8049e58b22a.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:27.62億円(昨年 24.88億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△17.70億円(64.08%:昨年△16.94億円)
→固定資産の取得による支出 :△13.90億円(昨年△17.99億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△7.22億円(昨年 △12.19億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):2.69億円 (昨年 △4.24億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・自己資本比率 45.6%(昨年 44.1%)
・現金及び預金 38.06億円(総資産比 11.68%)
・商品 14.59億円(総資産比 4.47%)
・有利子負債 99.97億円(総資産対比 30.69%)
・買掛金 35.33億円(総資産比 10.84%)
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益657.18億円(2.8%)、営業利益 15.47億円(27.0%)、経常利益 18.03億円(21.4%)、当期純利益 9.07億円(37.7%)
・原価 70.95%(昨年 71.22):-0.27、売上総利益 29.05%(昨年 28.78%):+0.27
・経費 28.37%(昨年 28.60%):-0.23
・マーチャンダイジング力:+0.68%(昨年+0.18%):+0.50
・営業収入:1.80%(昨年 1.77%):+0.03
・営業利益:2.48%(昨年 1.95%):+0.53
アルビスのコメント:
・営業面の取組みとしては、お客様にとって価値ある商品を選定して集中販売する「チャレンジ100」を継続するとともに、お客様の購買意欲を高める取組みを生鮮の強化策と組み合わせて販売促進を強化したことにより、買上点数と売上の増加に貢献しました。
・日配及びグロサリー部門に売場を指導するトレーナーを新設し、重点店舗を中心に売場の改善とピークタイムの欠品防止に努め、お客様のニーズに合った売場作りを行いました。
・業務改善面の取組みとしては、全社的視点で経費の見直しを実施したほか、「自動発注システム」を導入し、品揃えの安定化を図るとともに、商品陳列を営業時間前の早朝へシフトし、短時間で効率的に陳列できるよう変更いたしました。
・新店につきましては、平成25年4月に未出店地域でありました富山県南砺市へ「アルビス福光店」、平成25年6月に石川県金沢市へ「アルビス大友店」を出店しました。また、既存店の強化策として平成25年5月に「アルビス立山インター店」、平成25年10月に「アルビス羽根店」、平成26年2月に「アルビス大島店」のリニューアルを行い、日配・グロサリー売場を拡大するとともに生鮮を含めた品揃えの充実を図りました。
・平成26年2月27日に(株)ATSを(株)東京ストアーより買収し、平成26年2月28日に4店舗(アルビス小松幸町店、アルビス西南部店、アルビス田上店、アルビス畝田店)を同時に営業開始しました。
・目標とする経営指標:
・当社は、当面は北陸三県をマザーエリア(核となる事業エリア)と定め、エリア内でのトップシェアの獲得を経営目標としております。また、数値目標として営業収益1,000億円(当連結会計年度比52.2%増)、経常利益30億円(当連結会計年度比66.3%増)を掲げ、小売業としての基盤整備と体質強化に努めてまいります。
アルビスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7475.N
PI研のコメント:
・北陸のアルビスが4/30、2014年3月期の本決算を公表しました。アルビスは富山県を主体に、石川県、福井県と北陸3県に約50店舗をドミナント展開しており、三菱商事が筆頭株主の食品スーパーです。その結果ですが、増収増益、特に利益が大幅な増益となる好決算となりました。原価の改善に加え、経費の改善も進み、さらに、その他営業収益も改善、トリプルで利益を押し上げたのが要因です。この好決算を受け、キャッシュフローも改善し、営業キャッシュフローが増加、ただ、有利子負債 が99.97億円、総資産対比 30.69%と、財務はやや厳しい状況にあるため、成長戦略への投資を押さえたといえます。結果、今期は新規出店を2店舗にとどめ、M&Aにより4店舗をオープンさせています。アルビス、中長期目標は「営業収益1,000億円(当連結会計年度比52.2%増)、経常利益30億円(当連結会計年度比66.3%増)」とのことですが、今後、成長戦略にどう舵をどう切るかが課題といえます。この好調な決算をいかし、財務の安定をはかり、M&Aを含め、新規出店にいつ踏み切るか、その動向に注目です。
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