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May 05, 2014

アクシアルR、2014年3月、本決算、成長戦略へシフト!

アクシアルリテイリング、2014年3月本決算、増収増益、5/2!
・http://www.axial-r.com/
・http://www.axial-r.com/wp-content/uploads/2014/05/r1403.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:83.80億円(昨年 39.20億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△28.59億円(34.11%:昨年△255.34億円)
  →有形固定資産の取得による支出:△63.07億円(昨年△16.73億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△3.66億円(昨年 △26.66億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):51.53億円 (昨年 △9.22億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積
・自己資本比率 43.7%(昨年 47.6%)
・現金及び預金 109.46億円(総資産比 12.34%)
・商品及び製品 44.61億円(総資産比 5.02%)
・有利子負債 172.37億円(総資産対比 19.43%)
・買掛金 133.45億円(総資産比 15.04%)

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高 1,723.92億円(34.2%)、営業利益 55.18億円(41.5%)、経常利益 57.62億円(38.0%)、当期純利益 28.29億円(39.0%)
・原価 73.38%(昨年 73.68):-0.30、売上総利益 26.62%(昨年 26.32%):+0.30
・経費 23.41%(昨年 23.27%):-0.14
・営業利益:3.21%(昨年 3.05%):+0.16

アクシアルリテイリングのコメント:
・当社グループでは、長期計画「Advanced Regional Chain」及びこれに基づく中期計画の課題実現に向けて、策定した年度計画を着実に実行してまいりました。
・当社グループの購買規模を活かし、お客様にとって価格以上の価値をもった商品を選定して集中販売する「チャレンジ商品101」の取り組みや、当社グループ内の食品製造機能を活かし品質を兼ね備えた独自の低価格商品「パワーアイテム」の拡販、新潟県の風土を活かし産地と連携してブランド化した「雪室屋」商品の販売、東日本大震災以降産地の被災で取扱いが滞っていたプライベート商品の取扱い再開が成果を挙げました。
・前連結会計年度より導入したSV(スーパーバイザー)制度によって、遠隔地であっても当社グループが目指す売場のレベルを一定に保つことが可能になり、好事例の展開や問題解決のスピードアップが図られるようになってまいりました。
・これらにより、前年同期とは大きく異なる競合状況の変化にあっても、先を見据えた計画の立案や売場への具現化を実現し、販売実績の向上や生産性の改善を継続しております。加えて、目標を定めチャレンジする取り組みについてもグループ全体の意思共有が図られ、確実に成果が得られています。恵方巻の販売では、グループ内の製造機能と店舗が一丸となって連携し、目標を大きく上回る31万本の販売実績を達成することができました。
前連結会計年度に導入した「あゆみノート」は、運用が定着し、投入労働時間当たりの効率数値やサービスレベルに向上の兆しが見え始めました。これは、従業員に配付した個人別成長記録のノートで、成長への道筋を体系的に明示し、これまでの振り返りや将来への目標を書き残して行くものです。これにより、個々の従業員が主体的に能力向上に取り組み、その結果、全体の生産性が向上することを目的としております。
・出店につきましては、原信黒埼店(6月・新潟県新潟市・売場面積2,086㎡)、原信寺島店(9月・新潟県長岡市・売場面積2,092㎡)、原信魚津店(10月・富山県魚津市・売場面積2,091㎡)の3店舗を新設いたしました。 改装につきましては、原信四日町店(12月・新潟県三条市・売場面積2,040㎡)、原信十日町店(3月・新潟県十日町市・売場面積2,580㎡)について実施いたしました。
・当社は、平成25年4月12日付で情報開示を行ったとおり、株式会社フレッセイホールディングスと、当社を株式交換完全親会社、株式会社フレッセイホールディングスを株式交換完全子会社とする株式交換契約を締結しております。

アクシアルリテイリングの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8255.T

PI研のコメント:
・アクシアルリテイリングが5/2、2014年3月期の本決算を公表しました。結果は大幅な増収増益、今期は特に、「平成25年4月12日付で情報開示を行ったとおり、株式会社フレッセイホールディングスと、当社を株式交換完全親会社、株式会社フレッセイホールディングスを株式交換完全子会社とする株式交換契約を締結、・・」とのことで、M&Aにてかさあげされたのが要因のひとつです。ただ、投資キャッシュフローを見ると、有形固定資産の取得による支出が△63.07億円と、営業キャッシュフロー、83.80億円の大半を配分、昨年の△16.73億円を大きく上回り、思い切った投資といえます。M&Aを含め、アクシアルリテイリング成長戦略へシフトといえます。気になるのは、自己資本比率43.7%、昨年の47.6%を下回っており、今後、成長戦略を進めつつ、財務の改善も課題といえます。アクシアルリテイリング、今後、この好調な決算をもとに、どのような成長戦略を打ち出すのか、その動向に注目です。

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