スーパー大栄、2014年3月決算、イズミと資本業務提携!
スーパー大栄、2014年3月本決算、減収減益、5/15!
・http://www.superdaiei.com/index.html
・http://www.superdaiei.com/pdf/h260515_2.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:△3.96億円(昨年2.51億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:0.62億円(昨年0.72億円)
→有形固定資産の取得による支出:△0.71億円(昨年△0.24億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:0.38億円(昨年△2.48億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△2.96億円(昨年0.75億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:97.89億円
・自己資本比率: 35.7%(昨年 32.1%)
・現金及び預金:11.64億円(総資産比 11.89%)
・商品:6.17億円(総資産比 6.30%)
・有利子負債:33.88億円(総資産対比 34.61%)
・買掛金:12.37億円(総資産比 12.63%)
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 230.08億円(△3.5%)、営業利益:0.09億円(△92.5%:営業利益率0.04%)
・経常利益:△19億円、当期純利益:△1.18億円
・原価:79.11%(昨年 78.98%):+0.13、売上総利益:20.89%(昨年 21.02%):-0.13
・経費:22.47%(昨年 22.13%):+0.34
・マーチャンダイジング力:-1.58%(昨年-1.11%):-0.47
・その他営業収入:1.63%(昨年1.64%):-0.01
・営業利益:0.05%(昨年 0.53%):-0.48
スーパー大栄のコメント:
・当社では店舗活性化策として、買い物しやすい、しかもお年寄りにやさしい売り場づくりに重点を置き、平成25年5月にサンディ筥松店、SM国分店を改装、また平成25年9月にサンディ宇美店を改装いたしました。さらにフレッシュ8事業部におきましては、平成25年10月に三苫店、平成25年11月に岡垣店と福間店を其々改装し集客力のアップに努めてまいりました。また、収益力向上策としては経費削減と効率化を徹底し、ローコスト経営を堅持してまいりました。しかしながら、当社の基幹店舗の商圏に競合店が進出した上、業態間を越えた熾烈な価格競争の影響を受け改装の効果を出すまでには至りませんでした。
・当社としては、平成26年4月の消費税増税、さらに、今後予定されている追加の増税は、小売業界の縮図を一変するほど影響が大きいものと想定しております。このような厳しい市場環境の中で、中長期的に企業の安定化と業容の拡大を図って行くためには、小売業界の有力企業と連携し、事業効率の向上を目指すことが極めて重要ではないかと考え数社と条件面の協議を進めてまいりました。
・その後、株式会社イズミからも資本業務提携及び第三者割当増資の提案をいただき、企業規模及び資金調達の確実性の高さ並びに迅速性等を総合的に判断し平成26年1月31日に資本業務提携を締結いたしました。資本業務提携により、共同仕入れの実施が可能となり、原価交渉力の強化、物流・システムの連携によるコスト削減、店舗運営のノウハウを共有することによるマーケティング力の強化や接客スキルの向上、什器・間接資材の共同仕入れによるコスト削減等といったシナジー効果を享受することができるものと考えております。
・株式会社イズミとの資本業務提携:
・① 商品仕入れの見直し、共同仕入れによるスケールメリットの拡大、② 店舗競争力向上に向けた売場活性化の推進、テナント招致等 、③ 物流、販促、資材購入等における協力、④ 総菜や生鮮、経営管理、マーケティング等における人材交流、⑤ 有望立地への新規出店や不採算店舗の閉鎖に係る協力、⑥ カード戦略の共有化 、⑦ その他両者合意事項の推進
スーパー大栄の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9819
PI研のコメント:
・スーパー大栄が5/15、2014年3月期の本決算を公表しました。結果、減収赤字決算と厳しいものとなり、キャッシュフローもマイナス、投資キャッシュフローがプラスとなるなど、キャッシュ面でも厳しい状況です。これを受けて、「小売業界の有力企業と連携し、事業効率の向上を目指すことが極めて重要ではないかと考え数社と条件面の協議を進め、・・」とのことで、結果、「株式会社イズミからも資本業務提携及び第三者割当増資の提案をいただき、企業規模及び資金調達の確実性の高さ並びに迅速性等を総合的に判断し平成26年1月31日に資本業務提携を締結、・・」とのことです。今後、筆頭株主となったイズミのもと、スーパー大栄は経営再建に本格的に取り組むこととなります。① 商品仕入れの見直し、共同仕入れによるスケールメリットの拡大、⑥ カード戦略の共有化 に加え、⑤ 有望立地への新規出店や不採算店舗の閉鎖に係る協力等の政策が本格化するものといえます。スーパー大栄のコメントにもあるように、「当社としては、平成26年4月の消費税増税、さらに、今後予定されている追加の増税は、小売業界の縮図を一変するほど影響が大きいものと想定、・・」とのことですが、今期はもちろん、次の消費増税、来年以降も、食品スーパー業界激変するものといえ、まさに、「小売業界の縮図を一変」するのではないかと思います。イズミがどのようにスーパー大栄を再建してゆくのか、その動向に注目です。
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