マツモトキヨシH、2014年3月本決算、好調、増収増益!
マツモトキヨシH、2014年3月本決算、増収増益、5/15!
・http://www.matsumotokiyoshi-hd.co.jp/index.html
・http://navigator.eir-parts.net/EIRNavi/DocumentNavigator/ENavigatorBody.aspx?cat=tdnet&sid=1152547&code=3088&ln=ja&disp=simple
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:262.16億円(昨年191.75億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△125.10 億円(47.71%:昨年△60.56億円)
→有形固定資産の取得による支出:△47.11億円(昨年△31.63 億円)
→敷金及び保証金の差入による支出 :△22.22億円(昨年△14.69億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△71.02億円(昨年△112.12億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):66.02億円(昨年19.06億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:2,537.05億円
・自己資本比率:59.1%(昨年 59.4%)
・現金及び預金:181.88億円(総資産比 7.16%)
・商品:606.48億円(総資産比 23.90%)
・有利子負債: 45.88億円(総資産対比 1.80%)
・買掛金:662.15 億円(総資産比 26.09%)
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:4,953.85億円(8.6%)、営業利益:224.38億円(14.0%:営業利益率4.52%)
・経常利益:245.14億円(13.1%)、当期純利益:133.55億円(18.5%)
・原価:71.20%(昨年 71.46%):-0.26、売上総利益:28.80%(昨年 28.54%):+0.26
・経費:24.26%(昨年 24.21%):+0.05
・営業利益:4.54%(昨年 4.33%):+0.21
マツモトキヨシHのコメント:
・ドラッグストア業界におきましては、業種/業態を越えた競合企業の新規出店、既存の店舗展開エリアを越えた新たな競合の出現、M&Aによる競合企業の規模拡大、同質化する異業種との競争や医薬品ネット販売への対応など、我々を取り巻く経営環境はこれまで以上に大きく変化しております。
・このような環境のなか当社グループは、小商圏化する市場への対応として、各地域における競争優位性を確保すべく全国を7つのエリアに分け、エリアドミナント戦略を積極的に推進するとともに、ターゲット別のライフスタイルの変化に対応したMD戦略の再構築など、地域に密着したかかりつけの薬局として、企業価値の向上とシェア拡大に向け取り組んでまいりました。
・新規出店に関しましては、関東エリアを中心にエリアドミナント化を推進するとともに、商勢圏拡大に向け新たなエリアへ侵攻し、九州エリアを中心にスクラップ&ビルドを積極的に推し進めたことで、グループとして102店舗(フランチャイズ2店舗を含む)を出店し、70店舗を閉鎖しました。また、多様化するお客様ニーズへの対応および既存店舗の活性化を重点に94店舗の改装を実施しました。
・さらに、グループ競争力の強化、シェア拡大に向けたエリアドミナント戦略の一環として、北陸エリアでドラッグストア・調剤薬局を展開する「株式会社示野薬局」を平成25年12月16日付けで完全子会社化しました。 その結果、当連結会計年度末におけるグループ店舗数は、1,486店舗となり、前連結会計年度末と比較して96店舗増加しました。
・目標とする経営指標:
・当社グループは、経営ビジョンとして『売上高1兆円企業』を掲げ、その実現を目指しております。このビジョンを実現するための経営目標として「業界シェア10%、グループ店舗2,000店舗」を、また、中期的な目標として「平成28年3月期 グループ売上高6,000億円、ROE10%以上」を設定しております。
・なお、当期のROEは9.4%となり、前期より0.4ポイント向上しております。今後もROEの向上と持続的な成長を実現するため、収益性と効率性の改善に取組んでまいります。
・中長期的な会社の経営戦略:
・当社グループは、これまで「事業構造の変革」「意識・行動の変革」「マーケティングプロセスの変革」と3つの経営変革に取り組んでまいりました。これらの変革に一定の成果が得られたことから、当社グループでは、2014年4月よりスタートする新体制の下、新たな経営戦略に取組んでまいります。
・具体的には、当社グループが得意とする、美と健康の分野(H&B事業)に特化した「ビッグデータの収集と利活用」及び「マーケティング技法の充実」を基軸に、事業規模の拡大に努めてまいります。これにより、競争優位性を確立し、美と健康の分野になくてはならない企業グループを目指してまいります。
・重点戦略:
・①狭小商圏モデルの確立とOne to Oneマーケティングの深化:
・高齢者を中心に利便性を高め、高齢化・人口減少に対応できる、新たな出店モデルの構築に努めてまいり ます。また、お客様の趣味・嗜好や興味を探求し、新たな需要の掘り起しにも取組んでまいります。
・④オムニチャネル化の推進:
・オムニチャネル化に向けた、システム、データ、組織、業務の統合又は最適化など、基盤の整備に取組ん でまいります。また、トリプルメディア(広告・自社メディア・口コミ)の運用を最適化し、活用するこ により、お客様との新しい関係を構築してまいります。
PI研のコメント:
・マツモトキヨシHが5/15、2014年3月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、好決算です。特に、今期は、「北陸エリアでドラッグストア・調剤薬局を展開する「株式会社示野薬局」を平成25年12月16日付けで完全子会社化」とのM&Aに加え、「グループとして102店舗(フランチャイズ2店舗を含む)を出店し、・・」とのことで積極的な成長戦略を推進しています。また、利益の方も、原価が改善、経費増をカバーし、2桁の増益となりました。結果、キャッシュフローも大幅に増加しました。今期はこの豊富なキャッシュフローの47.71%、約半分を投資へ配分し、半分を財務改善に充てており、バランスのよいキャッシュの配分です。特に、財務改善は、この2年間で100億円以上の有利子負債を圧縮しており、有利子負債は現預金の約1/3となり、実質無借金といえます。結果、自己資本比率も約60%と安定した財務状況といえます。マツモトキヨシHは「『売上高1兆円企業』を掲げ、その実現を目指しております。このビジョンを実現するための経営目標として「業界シェア10%、グループ店舗2,000店舗」、・・」」と、売上高1兆円の目標を掲げており、この好調な決算と安定した財務を背景に今後、どう成長戦略を推し進めてゆくのか、その動向に注目です。
マツモトキヨシHの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3088.T
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