ダイイチ、2014年9月、第3四半期、増収増益、好決算!
ダイイチ、2014年9月、第3四半期、増収増益、8/5!
・http://www.daiichi-d.co.jp/index.html
・http://www.daiichi-d.co.jp/IR/ir/pdf/pdf-26year/shihanki60_3.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:159.92億円
・自己資本比率:49.9%(昨年 48.0%)
・現金及び預金:16.85億円(総資産比10.53%)
・商品:9.76億円(総資産比6.10%)
・有利子負債:27.90億円(総資産対比 17.44%)
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:257.29億円(6.5%)、営業利益:7.85億円(7.6%:営業利益率3.05%)
・経常利益:7.68億円(9.6%)、当期純利益:4.87億円(12.5%)
・原価:76.13%(昨年 76.67%):-0.54、売上総利益:23.87%(昨年 23.33%):+0.54
・経費:22.32%(昨年 21.85%):+0.47
・マーチャンダイジング力:1.55%(昨年1.48%):+0.07
・その他営業収入:1.50%(昨年1.54%):-0.04
・営業利益:3.05%(昨年 3.02%):+0.03
ダイイチのコメント:
・当社グループを取り巻くスーパーマーケット業界は、電気料金の値上がりや消費税増税などに対する、消費者の生活防衛意識の高まりから節約志向が強まる中で、ディスカウント業態やドラックストアとの低価格競争の激化など、引き続き厳しい経営環境にありました。
・このような経営環境のもとで当社グループは、食品を中心に地域に密着したスーパーマーケットとして、お客様からの高い支持と信頼をいただけるよう、安心で安全な商品の提供に努めてまいりました。また、株式会社イトーヨーカ堂との業務提携効果の早期実現による収益力の向上、現地・現場主義の徹底による店舗運営の強化、新店舗の開発と既存店の活性化、従業員教育の充実によるサービスレベルの向上などを図り、競争に耐えうる強い企業体質の実現に取り組んでまいりました。
・店舗展開につきましては、平成25年11月に「音更店(帯広ブロック)」及び「清田店(札幌ブロック)」を開店し、お客様の更なる支持と業容の拡大に努めております。なお、当四半期末現在の店舗数は、帯広ブロック10店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック4店舗、合計21店舗であります。
・既存店売上高につきましては、販売力の強化と販売促進企画の見直しなどにより、前年同期比1.2%増と堅調に推移いたしました。消費税増税前後の既存店売上高の前年同期比は、3月度6.0%の増収、4月度は4.3%の減収となりました。
・売上総利益率につきましては、価格競争が厳しさを増す中で、店舗運営の推移によるロスの削減と仕入れの見直しによるコストダウン、イトーヨーカ堂との提携効果により、前年同期に比べ、0.6ポイント改善し23.9%となりました。コストコントロールにつきましては、作業計画と連動した労働時間管理の徹底、既存店舗の節電対策としてLED照明と省電力空調の設備投資を4店舗で実施いたしました。
・イトーヨーカ堂との提携につきましては、プライベートブランド「セブンプレミアム」および「セブンゴールド」など、新店の「音更店」から導入を開始し、1月末までに全店舗の導入を完了いたしました。また、1月より仕入れコストの低減を目指し、食品と菓子を中心に仕入(帳合先)をイトーヨーカ堂と統一いたしました。
ダイイチの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7643.T
PI研のコメント:
・北海道のダイイチが2014年9月期の第1四半期決算を公表しました。結果は増収増益、好決算となりました。特に、既存店が1.2%増と堅調に推移したのが大きいといえ、懸案の消費増税の影響も「3月度6.0%の増収、4月度は4.3%の減収」と、増税効果の方が上回ったとのことです。ダイイチの今期の決算の注目はイトーヨーカ堂との業務提携の進捗ですが、「プライベートブランド「セブンプレミアム」および「セブンゴールド」」は全店に導入、さらに、「仕入れコストの低減を目指し、食品と菓子を中心に仕入(帳合先)をイトーヨーカ堂と統一」とのことで原価改善が先行して進んでいるといえます。実際、今期の原価は76.13%(昨年 76.67%)ですので、-0.54の改善となっており、これが増益をもたらした最大の要因となっています。生鮮食品の相場高もありますので、すべてがその要因ではないにしても、原価が改善したことは大きいといえ、今後、さらに、イトーヨーカ堂との関係は深まってゆくと思われます。ダイイチ、この結果を受けて、9月の本決算、どのような結果となるか、注目です。
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