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September 25, 2014

セブン-イレブン、単品管理からZ理論?

日本経済新聞:日曜に考える、9/21(日)
・個人消費停滞どうなる再増税
・セブン&アイHD会長、鈴木敏文氏
・「痛税感」強く先送りを、低価格も打開策にならず

記事抜粋:
・消費の地合いをどう見ていますか?
・「沈滞気味だ。過去2度の消費増税(1989年、97年)時の反動減とは消費行動が大きく違う。これまでは商品の価格を下げれば売り上げは確保できたが、今回は価格を下げても手にしてくれない。いわゆる低価格を全面に押し出した多くの小売企業の業績が芳しくないことからもそれがうかがえる。」
・なぜ、国も企業も増税後の消費の姿を見誤ったと思いますか?
・「今回の3%の消費増税分や物価高による価格上昇に消費者の抵抗感が相当ある。そして、来年10月に控える税率の引き上げを消費者は意識している。「今年の春に続いて、また痛税感を味わうのか」という気持ちだ。消費増税の在り方については「上げるなら一度で」と増税前から言っていた。国は消費者心理をわかっていなかった。今のような消費環境では再引き上げの時期を多少、後ろにずらしたほうがいい」
・「・・かつては社内で「売り上げの不振を天気のせいにするな」と言い続けてきたが、天候の変化で消費者心理が左右されるようになっている。今ではどんな天候にも対応できるように全天候型の売り場を目指せと言っている」
・消費を下支えする取り組みは何ですか?
・「消費者は新しい価値のある商品は買ってくれる。セブンイレブンには平均で2800品目の商品が並んでいる。今年の春から約7割の商品を入れ替えた。このスピードは例年の2倍だ。これからも新しい商品へと替えていく」
・「セブンイレブンは増税後も既存店の売上高が前年実績を上回っている。それは新しい価値のある商品がちゃんと店頭に並んでいたから。8月まで25ケ月連続プラスだった。9月も大丈夫だろう」
・価格表示を総額表示(税込み価格)から大半の小売業が本体価格に変更しました。この表示変更が痛税感を増したのではないですか
・「短い間に2度も税率が変わるから本体表示を選ばざる得なかった。(引き上げ幅がどうであれ)一度の増税だったら総額表示のままで乗り切っただろう。理想は総額表示だ。今回の本体価格への表示の変更は時限立法だから総額表示に戻る」

コンビに主要企業の既存店売上高:過去1年間掲載
2014年8月
・既存店:796,363百万円(昨年 816,351百万円): -2.4%
7月
・既存店:803,006百万円(昨年 808,687百万円):-0.7%
6月
既存店:731,506百万円(昨年 745,353百万円):-1.9%
5月
・既存店:739,304百万円(昨年 745,635百万円):-0.8%
4月
・既存店:684,428百万円(昨年 699,868百万円):-2.2%
3月
・既存店:748,676百万円(昨年 727,448百万円):+2.9%
2月
・既存店:643,456百万円(昨年 636,880百万円):+1.0%
1月
・既存店:685,241百万円(昨年 685,935百万円):-0.1%
2013年12月
・既存店:756,823百万円(昨年 758,982百万円):-0.3%
11月
・既存店:706,373百万円(昨年 703,858百万円):+0.4%
10月
既存店:726,401百万円(昨年 732,556百万円):-0.8%
9月
・既存店:713,779百万円(昨年 725,671百万円): -1.6%
8月
・既存店:778,923百万円(昨年 789,596百万円): -1.4%

PI研のコメント:
・日経、9/21、日曜の朝刊に興味深い記事がありました。「日曜に考える」です。ここで、セブン&アイHDの鈴木会長が「個人消費停滞、どうなる再増税」のテーマでのインタビューの記事が掲載されました。注目は、その後半の部分ですが、セブンイレブンはこの8月まで25ケ月、既存店がプラスとのことです。コンビニ全体は既存店が特にこの8月度は落ち込んでおり、セブンイレブン1社のみが大手では既存店がプラスとなっています。その要因を「セブンイレブンには平均で2800品目の商品が並んでいる。今年の春から約7割の商品を入れ替えた。このスピードは例年の2倍だ。」と分析しており、「これからも新しい商品へと替えていく」と、この方針を堅持していゆくとのことです。セブンイレブンは日本ではじめて小売業の商品管理手法「単品管理」を確立し、死筋排除、売れ筋徹底管理、特に発注システム、GOTを全15,000店舗に導入し、需要予測にもとづき欠品を徹底的になくし、チャンスロスを最小限にとどめる政策を徹底してきたといえます。ところが、今回の消費増税後は、むしろ死筋に着目し、この商品を激しく入れ替え、そのスピードを例年の2倍にするという施策に転換しています。これは消費者は新商品、新しい商品に魅力を感じ、それが来店動機をもたらすという、いわばZ理論の実践ともいう手法です。Z理論はまだ理論段階で、今後実践段階に入ることになりますが、いちはやくセブンイレブンが結果的に実践、実証したといえ、しかも、その効果も顕著なものとなっています。びっくりです。Z理論はポスト単品管理ともいえる真逆の手法のひとつであり、単品ではなく、群管理ですが、それを現場に指示し、実行させる経営決断は「まさに変化対応」そのものといえます。セブンイレブンの今後の商品戦略、特に、新商品の動向にに注目です。

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