アークス、2015年2月、中間決算、増収増益!
アークス、2015年2月、中間決算:10/14
◾http://www.arcs-g.co.jp/
◾http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/material_dat_20141014153757.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
◾営業活動によるキャッシュ・フロー:173.24億円(昨年 131.18億円)
◾投資活動によるキャッシュ・フロー△57.14億円(32.98%:昨年△19.02億円)
◾→有形固定資産の取得による支出△29.58億円(昨年△16.22億円)
◾財務活動によるキャッシュ・フロー△28.88億円(昨年△40.67億円)
◾現金及び現金同等物の増減額(△は減少):87.21億円(昨年 71.47億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
◾総資産:1,873.11億円
◾自己資本比率:60.2%(昨年 62.0%)
◾現金及び預金:331.64億円(総資産比 17.70%)
◾有利子負債:137.26億円(総資産対比 7.32%)
◾利益剰余金 :728.14億円
P/L関連:キャッシュの創出:
◾売上高:2,283.14億円(0.0%)、営業利益:65.17億円(2.2%:売上高2.85%)
◾経常利益:76.49億円(8.9%)、当期純利益:42.00億円(37.4%)
◾原価:75.96%(昨年 76.39%):-0.43、売上総利益:24.04%(昨年 23.61%):+0.43
◾経費:21.18%(昨年 20.81%):+0.37
◾マーチャンダイジング力:2.86%(昨年 2.80%):+0.06
◾その他営業収入:0.00%(昨年 0.00%):-0.03
◾営業利益:2.86(昨年 2.80%):+0.06
アークスのコメント:
◾当社グループは、「渾ての力を結集し 顧客第一主義を貫き 総攻撃で増税・脱デフレの難関を突破する」を年頭方針として掲げ、敢えて積極的な取り組みを行うことで、地域シェアの拡大と企業価値の向上を図ってまいりました。
◾平成26年5月14日付で公表のとおり、当社グループの東北エリアにおける一層の競争力強化を図ることを目的に、岩手県及び宮城県において、ディスカウンティング業態の「ビッグハウス」を中心に25店舗を展開している㈱ベルプラス(本社:岩手県盛岡市)と平成26年9月1日に経営統合を行いました。また、当社の連結子会社である㈱ユニバースが、平成26年3月31日付で㈱リッツコーポレーション(本社:福島県会津若松市)の全株式を取得して子会社化し、平成26年9月1日に吸収合併いたしました。
◾組織体制面においては、当社グループの共通課題への取り組みやグループシナジーの更なる追求を目的として前年度に大きく見直しを行った委員会及びプロジェクトの活動を通じ、当社グループのスケールメリットを生かした商品・資材調達への取り組みや新たな販売チャネル開発を始めとする新規事業の研究を継続してまいりました。更に、当社と当社子会社の機能及び役割の明確化によるグループ・ガバナンスの強化並びに公正な取引を推進するための業務改革を、グループ共通の取り組みとして継続してまいりました。
◾営業面におきましては、新規出店として、平成26年7月に「スーパーアークス室蘭中央店」(運営会社㈱ラルズ)をオープンいたしました。「一度は行って見たいお店、一度行ったらまた行きたくなるお店」をコンセプトに掲げ、地場商品の取扱い強化、惣菜バイキングや各種少量パック並びに簡便商品の品揃えを充実させた他、お買いものをお楽しみいただき、地域の皆様の憩いの場としてもご活用いただけるための取組みを行い、ご好評をいただいております。また、多様化するお客様ニーズと競争環境に対応するため、平成26年6月には、「新三光ストア新井田店」(運営会社㈱ユニバース)を増床し、「ユニバース新井田店」として、平成26年8月には「ビッグハウスパルプタウン」(運営会社㈱道北アークス)を「スーパーアークスパルプタウン」として業態変更し、それぞれオープンした他、㈱ユニバースが㈱リッツコーポレーションから譲り受けした3店舗、㈱東光ストア1店舗、㈱ジョイス2店舗の改装をそれぞれ実施いたしました。
◾一方、店舗政策の効率化のため、平成26年6月にラルズプラザ札幌店及びラルズマート札幌店(いずれも運営会社㈱ラルズ)を閉鎖いたしました。これらの結果、当第2四半期連結会計期間末の当社グループの総店舗数は293店舗となりました。
◾ また、昨年8月以降、東北地区へ順次展開してきたアークスRARAカードは、総会員数が250万人を超えました(平成26年9月末日現在の会員数:252万人)。東北地区におきましては、ご利用いただける加盟店を拡充させた他、本年7月から新たなクレジット機能を付加したカードを追加導入するなど利便性と機能の拡充に努めてまいりました。
アークスの株価:
◾http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9948.T
PI研のコメント:
・アークスが10/14、2015年2月期の中間決算を公表しました。結果は増収増益とはなりましたが、売上高は0.0%と低調、営業利益も2.2%増ですので、やや厳しい決算といえます。アークス自身も、年頭方針で、「渾ての力を結集し 顧客第一主義を貫き 総攻撃で増税・脱デフレの難関を突破する」のスローガンをかかえ取り組んできたとのことですが、「増税・脱デフレ」が予想以上に「難関」となってるのではと思われます。特に、利益面では原価は改善しましたが、経費の上昇がみられ、利益を圧迫しているといえます。また、キャッシュフローを見ると、投資キャッシュフローの増加は見られますが、営業キャッシュフローの32.98%であり、大半は内部留保に配分しており、攻めよりも、守りを重視した配分となっています。いまは、積極的に攻めるというよりも、財務の安定化をはかり、「総攻撃」の準備をしていると思われます。アークスの自己資本比率は60.2%と安定しており、現金も総資産の17.70%と豊富です。また、有利子負債も総資産の7.32%ですので、攻めに出る余裕は十分にあるといえます。今後、この安定した財務をもとに、いつ、「総攻撃」、すなわち、攻めに転じるか、アークスの次の四半期、そして、本決算にむけての経営戦略の行くへに注目です。
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