マルエツ、2015年2月中間、増収増益、投資抑制!
マルエツ、2015年2月、中間決算:10/9
・http://www.maruetsu.co.jp/
・http://www.maruetsu.co.jp/corporate/ir/pdf/tansin_141009.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:87.89億円(昨年47.20億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△18.73億円(21.31%:昨年△38.05億円)
→有形固定資産の取得による支出:△19.70億円(昨年△38.77億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△32.39億円(昨年△11.43億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):35.76億円(昨年△1.18億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:1,352.99億円
・自己資本比率:46.9%(昨年 47.7%)
・現金及び預金:182.70億円(総資産比 13.50%)
・有利子負債:277.54億円(総資産対比 20.51%)
・利益剰余金 :177.56 億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:1,716.55億円(6.2%)、営業利益:23.09億円(130.6%:営業収益率1.34%)
・経常利益: 21.30億円(62.5%)、当期純利益:13.15億円(71.8%)
・原価:70.94%(昨年 70.45%):+0.49、売上総利益:29.06%(昨年 29.55%):-0.49
・経費:29.64%(昨年 31.01%):-1.37
・マーチャンダイジング力:-0.58%(昨年 -1.46%):+0.88
・その他営業収入:1.96%(昨年 2.10%):-0.14
・営業利益:1.38%(昨年 0.64%):+0.74
マルエツのコメント:
・小売業界では、消費者物価の緩やかな上昇によりデフレ状況は解消しつつあるものの、業態を超えた競争に採用難や賃金コストの上昇等も加わり、引き続き厳しい経営環境となっています。
・なお、5月19日に、当社、株式会社カスミ、イオン株式会社、丸紅株式会社の4社は、当社及び株式会社カスミ、イオン株式会社の連結子会社のマックスバリュ関東株式会社による、「首都圏におけるスーパーマーケット連合」の創設について、具体的な検討を開始することで合意し、現在準備作業を進めています。
・全店共通だった販促チラシについてオペレーションの異なる小型店を分離しました。「Tカード」の活用につきましては、お客様の購買行動分析に基づく関連販売の提案や商圏の見直しを行うとともに、特定商品にポイントを付与する「商品ボーナスポイント」や、お客様が貯めたTポイント475ポイントを500円のお買物券と交換する「475ポイント交換企画」等の販促施策を継続実施し、効果の最大化を図っています。
・新店は、マルエツ屋号店舗として東京都に代々木上原店、神奈川県に磯子店、平間店を、マルエツ プチ屋号店舗として東京都に北品川一丁目店、品川橋店、芝二丁目店の合計6店舗を新設しました。その結果、当第2四半期連結会計期間末の店舗数は274店舗となりました。
・中国事業につきましては、6月29日に2号店としてリンコス無錫海岸城店を、1号店と同じ江蘇省無錫市内にオープンしました。
マルエツの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8178.T
PI研のコメント:
・マルエツが10/9、2015年2月期の中間決算を公表しました。結果は増収増益、特に、利益はいずれの段階でも大幅に改善と、好決算となりました。株価も急上昇、投資家は買いと見ています。その要因ですが、原価は上昇しましたが、経費が29.64%(昨年 31.01%)と、1.37ポイントと大きく改善したことにあります。ただ、営業利益率は依然として1.38%ですので、食品スーパー業界、上場企業の平均2.2%と比べると低く、課題も残ります。マルエツ、この好決算を受けて、この中間決算では、投資を抑制し、キャッシュを確保したのが特徴といえます。トータルキャッシュフローが35.76億円(昨年△1.18億円)と、大きくプラス、現金も182.70億円(昨年146.93億円)と、確保です。実際、 有形固定資産の取得による支出、すなわち、新規出店関連への投資は△19.70億円(昨年△38.77億円)と、半減しています。マルエツ、投資を抑制し、キャッシュを確保し、今後、このキャッシュをどのように活用するのか、次の四半期、そして、本決算へ向けて、その経営戦略に注目です。
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