ウエルシアH、2014年8月本決算、増収増益、好調!
ウエルシアホールディングス、2014年8月中間、10/15
・http://www.welcia.co.jp/index.html
・http://www.welcia.co.jp/pdf/0000000398.pdf
CF関連:キャッシュの配分:◾営業活動によるキャッシュ・フロー:165.19億円(昨年 304.47億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー△151.83億円(91.91%:昨年△113.06億円)
→有形固定資産の取得による支出△102.86億円(昨年△78.72億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー64.09億円(昨年△91.07億円)
・→株式の発行による収入:134.02億円(昨年0.0億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):77.46億円(昨年 100.33億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積◾総資産:1,653.55億円
・自己資本比率:41.4%(昨年 34.7%)
・現金及び預金:258.96億円(総資産比 15.66%)
・有利子負債:207.15億円(総資産対比 12.52%)
・利益剰余金 :360.08億円
P/L関連:キャッシュの創出:◾売上高:3,607.97億円(7.9%)、営業利益:142.07億円(12.7%:売上高3.93%)
・経常利益:149.73億円(8.4%)、当期純利益:78.35億円(2.2%)
・原価:70.22%(昨年 70.37%):-0.15、売上総利益:29.78%(昨年 29.63%):+0.15
・経費:25.83%(昨年 25.85%):-0.02
・営業利益:3.95%(昨年 3.78%):-0.17
・ドラッグストア業界におきましては、異業種参入、業務・資本提携やM&A等の生き残りをかけた業界再編の動きが一段と加速する中、出店競争や価格競争の激化はもとより、医薬品のネット販売解禁など当社グループを取り巻く環境は一段と厳しい状況となっております
・このような状況下におきまして、当社グループは「ドラッグ&調剤」を中心とするビジネスモデルの推進に注力するとともに、お客様のニーズに対応する商品戦略の推進や販促施策の強化及び販売管理費等のコスト削減に取り組んでまいりました。また、秋口の大型台風や本年2月の大雪、夏場の豪雨等による天候不順、4月の消費税増税や薬価改定などの影響はあるものの、特にビジネスモデルである調剤部門が牽引し既存店売上高は好調に推移を致しました。
・平成26年4月14日付で開示いたしました平成26年9月1日のドラッグストアを運営している連結事業子会社の統合に向け、Tポイントカードの全店導入、店舗屋号を「ウエルシア」に統一するための準備等ブランド施策を含め、来期への成長戦略の準備にも積極的に取り組んでまいりました。
・なお、海外事業につきましては、当連結会計年度末には中国店舗が5店舗で営業を展開しておりますが、当期につきましては単なる拡大政策ではなく、各店舗ごとの黒字化に向けた施策を展開してまいりました。
・出店と閉店につきましては、グループ全体で101店舗の新規出店と24店舗の閉店を行い、当連結会計年度末における店舗数は951店舗(前期比77店舗増)となりました。
・株式会社ツルハ、イオン株式会社との業務・資本提携について:
・当社の連結子会社であるウエルシア関東株式会社(現ウエルシア薬局株式会社)と株式会社ツルハ(本社北海道札幌市)は、平成11年8月23日に両社の経営基盤を集結することにより、相互の事業基盤強化と拡大を図ることを目的とした業務・資本提携を行うことで合意し、基本契約書を締結いたしました。
・平成26年8月末日現在において、株式会社ツルハの当社への出資比率は3.35%(708千株)となっております。
・当社の連結子会社であるウエルシア関東株式会社とイオン株式会社(本社千葉県千葉市)は、平成12年2月26日に今後のヘルス&ビューティケア関連事業の社会的意義と事業機会の将来性に着目し、相互の発展を目的とした業務・資本提携を行うことで合意し、覚書を締結いたしました。また、平成26年4月14日に「ウエルシアホールディングス株式会社とイオン株式会社の業務・資本提携の深化に関する覚書」を締結し、当社グループが目指す「日本一のドラッグチェーンの確立」に向け、イオン株式会社の連結子会社化に向けた協議を行うことを表明しております。平成26年8月末日現在において、イオン株式会社の当社への出資比率は34.85%(7,378千株)であり、当社はイオン株式会社の持分法適用会社となっております。
ウエルシアホールディングスの株価:
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3141.T
PI研のコメント:
・ウエルシアホールディングス、いま、注目のドラックストアの2014年8月度の決算が10/15、公表されました。イオンが10/22、TOBを公表し、株価も急騰です。今後、年内にはイオンの子会社となり、CFSなど4社を統合、日本No.1の規模となるドラックストアを目指すとのことです。さて、その決算ですが、増収増益、好決算です。ウエルシアHは「ドラッグ&調剤」をビジネスモデルとしており、現在951店舗中663店舗、約70%が調剤と、まさに調剤の充実したドラックストアといえます。今期も「特にビジネスモデルである調剤部門が牽引し既存店売上高は好調に推移、・・」とのことで、調剤が売上高を牽引したとのことです。実際、キャッシュフローを見ると、営業キャッシュフローの91.91%、大半を投資に配分しており、積極的な投資です。新店もグループ全体で、今期101店舗を出店、前期の77店舗を上回りました。また、利益も、原価、経費ともに改善、ダブルで押し上げています。さて、イオンとの関係ですが、この決算の中でも、「平成26年4月14日に「ウエルシアホールディングス株式会社とイオン株式会社の業務・資本提携の深化に関する覚書」を締結し、当社グループが目指す「日本一のドラッグチェーンの確立」に向け、イオン株式会社の連結子会社化に向けた協議を行うことを表明しております。」とコメントしており、今後、新聞報道の通り、本格的な協議に入るとのことです。ウエルシアHが大きな一歩を踏み出したことにより、ドラックストア業界の寡占化は激化すると思われます。再編はまだはじまったばかりといえますが、今後、ドラックストア業界、各社、どう動くか、その動向に注目です。
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