ニトリH、2015年中間、株価急騰、業績好調!
ニトリH、2015年2月、中間決算:9/25
・http://www.nitorihd.co.jp/
・http://www.nitori.co.jp/news/pdf/2014/743C497C-6D35-65BF-4B57-6F7895B382DB.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:3,408.44億円
・自己資本比率:78.6%(昨年76.8%)
・現金及び預金:259.50億円(総資産比 7.61%)
・有利子負債:50.76億円(総資産対比 1.48%)
・利益剰余金 :2,515.23億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:2,108.44億円(12.9%)、営業利益:374.84億円(20.4%:売上高率17.77%)
・経常利益:382.08億円(24.0%)、当期純利益:221.44億円(24.3%)
・原価:48.10%(昨年47.19%):+0.91、売上総利益:51.90%(昨年52.81%):-0.91
・経費:34.11%(昨年36.12%):-2.01
・営業利益:17.79%(昨年16.69%):+1.10
ニトリHのコメント:
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要とその反動の影響を受けつつも、政府の経済政策や日銀の金融緩和を背景に、企業収益や雇用情勢の改善がみられ、景気は緩やかな回復基調が続きました。
・家具・インテリア業界におきましては、業態を超えた販売競争の激化、円安による原材料価格の高騰等、依然として厳しい経営環境が続いております。
・家具・インテリア用品の販売:
・当第2四半期連結累計期間におきましては、消費税増税及び円安による輸入コストの上昇といった課題に対処すべく、前連結会計年度から引き続き、原材料の見直しや商品の入替による原価率の低減及び高付加価値商品の開発による新たな客層の獲得に積極的に取り組んでまいりました。
・品ぞろえ対策といたしまして、肌に触れるとひんやり冷たい「Nクール」シリーズでは、接触冷感機能の改良、取扱品種の拡大、生産体制の強化等に取り組むことによって、販売数量・金額ともに前年実績を大きく上回る結果となりました。また、家具製造子会社のNITORI FURNITURE VIETNAM EPEにおいて、やわらかく包み込まれる寝心地を追求したマットレス「Nスリープ」シリーズや、内部の部品から設計し快適な座り心地を実現したソファ等の高機能商品を自社開発し、積極的な拡販を進めてまいりました結果、売上が好調に推移いたしました。
・国内の店舗におきましては、当第2四半期連結累計期間において、関東地区に3店舗、北陸甲信越地区に1店舗、中部・東海地区に2店舗、近畿地区に3店舗、中国・四国地区に1店舗、計10店舗を出店いたしました。一方、北海道地区及び中部・東海地区でそれぞれ1店舗を閉鎖いたしました結果、国内の店舗数は320店舗となりました。このうち、小商圏フォーマットとして出店を進めておりますデコホームは、当第2四半期連結累計期間において6店舗増加し、23店舗となりました。海外の店舗におきましては、「Aki-Home」のブランド名で米国カリフォルニア州に新たに3店舗を出店し、米国における店舗数は5店舗となりました。また、台湾台北市に1店舗を出店し、台湾における店舗数は18店舗となりました。これらの結果、海外の店舗数は23店舗となり、当第2四半期連結会計期間末における国内・海外の合計店舗数は、343店舗となりました。
ニトリHの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9843.T
PI研のコメント:
・ニトリが9/25、2015年2月期の中間決算を公表しました。結果は増収増益、「円安による原材料価格の高騰」はありましたが、それを大きく上回る経費の削減が寄与したのが増益の要因です。それにしても、経費比率34.11%(昨年36.12%)と、-2.01ポイントの改善効果は大きいといえます。また、新規店舗も国内外で堅調な展開となり、「国内・海外の合計店舗数は、343店舗」と、増収も確保しました。この中間決算は3月から8月までですので、「消費税率引上げに伴う駆け込み需要とその反動の影響」、さらに、円安の影響が、特にニトリでは大きかったと思われますが、その反動を乗り切ったといえます。ニトリ、この期間、様々な取り組みを実施しています。「原材料の見直しや商品の入替による原価率の低減及び高付加価値商品の開発による新たな客層の獲得に積極的に取り組んで、・・」、「、取扱品種の拡大、生産体制の強化等、・・」、「小商圏フォーマットとして出店を進めておりますデコホーム、・・」など、矢継ぎ早です。この好決算を受けて、投資家も買いと判断しており、株価も急騰です。今後、ニトリ、この好調さを維持できるか、次の半期、後半の取り組みに注目です。
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