食品スーパー、売上速報、2014年10月、畜産好調!
スーパーマーケット販売統計調査(10月実績速報版):11/21
・http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2014/11/tokei-20141121hmt.pdf
・日本スーパーマーケット協会:http://www.jsa-net.gr.jp/
→105 社、7,113店舗、62,659億円:2012年8月現在
・オール日本スーパーマーケット協会:http://www.ajs.gr.jp/
→58 社、1,837店舗、17,315億円(海外1):2012年7月現在
一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会:http://www.super.or.jp/?page_id=2646
→432 社、7,360店舗、79,096億円:2011年9月現在
2014 年 10 月キーワード TOP3
1.青果相場安
2. 来客数減少
3.台風(駆け込み需要)
景気判断 DI は現状・見通し判断共に小幅に下落
・10 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-1.7 の 44.5、見通し判断前月から-1.0 の 41.4 と共に小幅に悪化する結果となった。
・経営動向調査結果では、売上高 DI が-1.8(前月比+1.6)、収益 DI は 3.8(前月比+2.0)となり共に前月よりやや上昇した。生鮮仕入原価が下落したものの、販売価格の下落は小幅にとどまり、来客数は改善していないものの、客単価が上昇したことが要因と考えられる。
・カテゴリー動向結果では、生鮮三品は青果が相場安により-8.6(前月比-15.6)と大きく下落したものの畜産は引き続き 21.6(前月比+2.2)かなり好調であり、水産 6.2 も好調を維持している。また、長く不振が続いていた一般食品は-11.1(前月比+8.3)とやや持ち直しをみせ、日配や惣菜は共に前月より小幅に上昇した。
・経営動向調査による売上や収益は小幅に改善しており、カテゴリー動向調査においても改善しているカテゴリーが多かったにも関わらず、景況感調査では現状判断、見通し判断ともに小幅ながら悪化し、特に見通し判断は 41.4 と低くなっている。景況感の改善傾向をともなっていない状況での経営動向の改善であることに留意する必要がある。
集計企業数(社):パネル285(285社)
・総店舗数(店舗):7,334店舗
・既存店総売上高:77,543,342万円(店舗平均月商:10,952万円)
・総売場面積(平米):11,999,378平米:店舗平均売場面積:495.7坪)
概要:10月度
・総売上高:81,473,088万円(全体102.6%、既存店100.7%)
・青果:10,927,570万円(構成比13.4%、全体100.7%、既存店98.6%)
・水産:7,147,537万円(構成比8.8% 、 全体104.8% 、既存店102.5%)
・畜産:9,179,476万円(構成比11.3%、全体110.2%、既存店107.6%)
・惣菜:7,604,718万円(構成比9.3%、 全体106.1%、既存店103.4%)
・日配:15,729,976万円(構成比19.3%、全体101.9%、既存店99.9%)
・一般食品:21,247,964万円(構成比26.1%、全体101.4%、既存店99.5%)
・非食品:6,609,012万円(構成比8.1%、 全体98.1%、既存店97.6%)
・その他:3,026,835万円(構成比3.7%、 全体98.1%、既存店98.2%)
エリア別:10月度
・北海道・東北地方:全体101.2% 、既存店98.5%
・関東地方:全体104.6% 、既存店102.6%
・中部地方:全体103.0%、既存店101.4%
・近畿地方:全体101.2%、既存店99.5%
・中国・四国地方:全体101.4%、既存店99.6%
・九州・沖縄地方:全体101.4%、既存店100.1%
保有店舗数別集計:10月度
・1~3店舗 :全体100.2%、既存店100.3%
・4~10店舗 :全体101.6%、既存店101.0%
・11~25店舗 :全体100.9%、既存店100.2%
・26~50店舗 :全体102.5%、既存店100.4%
・51店舗以上 :全体103.1%、既存店100.9%
好調コメント 不調コメント :( )は少数コメント
・青果:好調:季節果実(りんご) 、不調:野菜相場安、果物(品質) 、輸入果物価格高
・水産:好調:さんま、まぐろ、刺身類、不調:塩干類
・畜産:好調:豚肉、鶏肉(相場高)、国産シフト、不調:競合
・惣菜 寿司:好調:寿司、米飯類、揚物、不調:客数の落ち込み
・日配:好調:チーズ、バター(入荷不足)、鍋物、デザート類 、不調:牛乳、冷凍食品
・一般食品:好調:鍋関連、菓子、不調:飲料(気温差)、米(相場安)
・非食品:好調:季節商品 、不調:ドラックとの競合、たばこ、衣料品
PI研のコメント:
・一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会が11/21、2014年10月度の食品スーパーの売上速報を公開しました。この売上速報は、全国の主要食品スーパー、285社の集計であり、エリア、規模等を考慮した食品スーパー業界全体を反映した統計といえます。その結果ですが、畜産の好調さが寄与し、既存店が100.7%と昨対を超え、全体も102.6%と、堅調な結果となりました。それにしても、畜産、全体110.2%、既存店107.6%という、絶好調です。その要因ですが、豚肉、鶏肉(相場高)とのことで、相場高が売上げを押し上げているといえます。一方、エリアですが、関東地方が好調であり、規模では4~10店舗、51店舗以上が堅調といえます。食品スーパー、年間最大の売上月、年末商戦が近づきつつありますが、今期はどのような結果となるか、その動向に注目です。
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