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November 03, 2014

スーパーマーケット年次統計調査報告書2014:その4、気になる項目!

スーパーマーケット年次統計調査報告書2014:その4
・http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2013/11/H26nenji-tokei.pdf
・日本スーパーマーケット協会
・オール日本スーパーマーケット協会
・一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会
・http://www.super.or.jp/
・調査対象:
・日本スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会、一般社団法人新、日本スーパーマーケット・協会の3 団体会員企業 540 社
・調査項目:
(1) 店舗・センター状況
(2) 人事環境
(3) ポイントカード・決済手段
(4) 販売促進・サービス
(5) PB 商品
(6) 環境対策
(7) その他
(8) 店舗状況

気になる項目:
1-6:目標とする利益率:
・目標とする利益率は、惣菜 37.2%が最も高く、一般食品 17.9%が最も低い。
・青果:22.5%、水産:27.9%、畜産:28.3%、惣菜:37.2%、
・日配品:23.0%、一般食品:17.9%、非食品:20.0%

1-7:保有・業務委託しているセンター:
・センター保有(業務委託を含む)率は 78.5%。
・26 店舗以上の企業では、センター保有率 100%。
・最も保有率が高いのは、「日配品の通過型センター」59.2%。
・種類別センターの保有率を保有店舗数別にみると、どの種類のセンター保有率も概ね保有店舗数が多い企業ほど高くなる傾向がある。「その他部門の在庫型センター」、「一般食品、日用雑貨の通過型センター」、「日配品の通過型センター」、「畜産のプロセス型センター」、「その他部門のプロセス型センター」では、51 店舗以上と 26~50 店舗の回答割合に逆転現象がみられる。また、10 店舗以下と 11 店舗以上の企業で保有率の差が大きく、特にプロセス型センターでは保有店舗数の増大に伴いニーズが拡大するため、顕著である。

5-1:PB 商品の取り扱い状況:
・PB 商品を導入している企業は 80.8%。導入率は横ばい傾向。
・前年と比べた取り扱い PB 商品の SKU 数は「増加している」の回答が最も多く56.8%。

5-2:取り扱い PB 商品の開発形態、カテゴリー:
・PB 商品の開発形態は「加盟団体開発商品」が最も多く 69.0%。
・51 店舗以上の企業では「自社開発商品」の割合が最も多く 60.6%。
・取り扱いの多い PB 商品のカテゴリートップ 3 は「日配品」93.4%、「一般食品」92.9%、「菓子」82.0%。

5-3:PB 商品の売上状況:
・前年と比べた PB 商品の売上高は「増加している」の回答が最も多く 56.9%。
・総売上高に占める PB 売上高比率は平均 8.6%。

6-3:商品カテゴリー別ロス率:
・商品カテゴリーロス率は「惣菜」で最も高く 9.6%、「非食品」で最も低く 1.9%。
・商品カテゴリー別のロス率(回答構成比率)をみると、惣菜は「10%以上 15%未満」の割合が 43.9%と高い。また、水産と畜産では「5%以上 10%未満」の割合が最も高く、それぞれ 49.0%、43.7%である。一方、一般食品、非食品は「1%未満」の割合が最も高く、それぞれ 45.0%、56.4%である。商品カテゴリー別ロス率の平均値は、惣菜が 9.6%と最も高い。最も低いのは非食品 1.9%で、次いで一般食品が 2.6%と低い。

8-2:立地環境:
・全体では「住宅地」が 41.7%と最も多く、「郊外独立」が 25.5%と続く。
・800平米未満の小型店舗では「中心市街地」、「駅ビル・地下街」が多く、1600平米以上の大型店舗では「郊外独立」、「郊外ショッピングセンター」が多い。

8-11:1 日の平均来客数:
・1 日の平均来客数は、平日では 2004.5 人、土日祝では 2360.7 人。
・平日に対する土日祝の来客数比は平均で 1.18 倍。
・100 ㎡あたりの来客数は売場面積の小さい店舗ほど多い。
・レジ 1 台あたりの来客数は売場面積の大きい店舗ほど多い。

8-12:年間売上高:
・年間売上高の全体平均は 15.6 億円。
・売場面積が大きな店舗ほど年間売上高は高いが、1 ㎡あたり売上高は売場面積が小さな店舗ほど高い。

8-14:平均客単価:
・平均客単価は 1865.2 円。売場面積の大きな店舗ほど客単価が高い。

8-15:1 人あたり平均買上点数:
・1 人あたり平均買上点数は 10.0 点。
・売場面積が大きい店舗ほど買上点数が多い傾向にある。
・駅ビル・地下街の店舗で最も少なく 7.6 点、郊外独立店舗で最も多く 10.9 点。

PI研のコメント:
・スーパーマーケット年次統計調査報告書2014、その4です。その4は、気になる項目です。これで本シリーズは一旦終了です。さて、気になる項目ですが、まずは、利益率、特に相乗積には必須の項目です。惣菜 37.2%が最も高く、一般食品 17.9%が最も低く、この範囲内に食品スーパーの利益率はあるといえます。生鮮3品では青果の22.5%が低く、水産の27.9%、畜産の28.3%が高めといえます。また、ロス率は、「惣菜」で最も高く 9.6%、「非食品」で最も低く 1.9%、水産と畜産では「5%以上 10%未満」、青果は3.2%です。そして、店舗の基本数値ですが、客数は約2,000人/日、客単価(金額PI値)は1,865.2円、一人当たり買上点数(PI値)は10.0点ですので、平均単価は186.5円となります。また、年間売上は15.6億円、立地は住宅地が41.7%となります。これ以外では、PBは加盟団体開発商品が最も多く 69.0%、ただし、PB 売上高比率は平均 8.6%と10%未満です。また、センター保有(業務委託を含む)率は 78.5%と高く、最も保有率が高いのは、「日配品の通過型センター」59.2%です。これまで、食品スーパーの経営実態は小売業、GMS等と一緒になっていたことが多く、純粋な実態をつかむことは難しかったといえますが、このような報告書が公表されるようになり、食品スーパーの経営が明らかになりつつあるといえます。今後、本格的なM&Aの時代、その規模も1兆円が視野に入ってきた現在、産業基盤としての重要性がますます増してきているといえます。食品スーパー業界の今後の動向に注目です。

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