マツモトキヨシH、2015年3月、中間、減収減益!
マツモトキヨシH、2015年3月、第2四半期決算、11/14
・http://www.superdaiei.com/index.html
・http://www.superdaiei.com/pdf/h261112_2.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:19.73億円(昨年133.72 億円)
→たな卸資産の増減額(△は増加):△45.07億円(昨年△8.31億円)
→仕入債務の増減額(△は減少):△30.20億円(39.00億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△35.80億円(昨年△36.24億円)
→投資有価証券の取得による支出 :△24.47億円(昨年△24.86億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△62.50億円(昨年 △27.43億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△78.58億円(昨年70.04億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:2,470.09億円
・自己資本比率:60.6%(昨年 59.1%)
・現金及び預金:103.11億円(総資産比 4.17%)
・支払手形及び買掛金 :631.95億円(総資産比 25.58%)
・有利子負債:6.59億円(総資産比 0.26%)
・利益剰余金 :1,062.89億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:2,346.42億円(△1.5%)、営業利益: 67.30億円(△29.1%)
・経常利益: 79.17億円(△24.9%)、当期純利益:41.80億円(△28.0%)
・原価:71.15%(昨年 71.30%):-0.15、売上総利益:28.85%(昨年 28.70%):+0.15
・経費:25.97%(昨年 24.70%):+1.27
・営業利益:2.88%(昨年 4.00%):-1.12
マツモトキヨシHのコメント:
・ドラッグストア業界におきましては、業種/業態を越えた競合企業の新規出店、M&Aによる競合企業の規模拡大、同質化する異業種との競争など、我々を取り巻く経営環境は厳しさを増しております。
・このような環境のなか当社グループは、これまで取り組んでまいりました3つの行動変革(①事業構造の変革、②意識・行動の変革、③マーケティングプロセスの変革)に一定の成果が得られたことから、ビジョン達成に向けた新たな経営戦略に取り組んでおります。
・具体的には、当社グループが得意とする、美と健康の分野に特化した「ビッグデータの収集と利活用」および「マーケティング技法の充実」を基軸に、「顧客理解の深化」「専門性・独自性の確立」「事業規模の拡大」に努めることにより、競争優位性を確立し、美と健康の分野になくてはならない企業グループを目指してまいりました。
・また、全国を7つのエリアに分けたエリアドミナント化を積極的に推進し、ポイントカード会員の加入促進、LINEクーポンを始めとする当社グループならではの販売促進策を展開するとともに、利便性の高いスマートフォンアプリを通じて、お客様とのより良い関係を構築することを目的にマツモトキヨシ公式アプリをリリースするなど、「信頼される地域に密着したかかりつけの薬局(ドラッグストア)」として、小商圏化する市場の中で当社グループのファンづくりを強化してまいりました。
・新規出店に関しましては、グループとして63店舗(フランチャイズ2店舗を含む)オープンし、各種の環境変化により将来業績に貢献の見込めない38店舗を閉鎖しました。また、多様化するお客様ニーズへの対応および既存店舗の活性化を重点に41店舗の改装を実施しました。その結果、当第2四半期連結会計期間末におけるグループ店舗数は、1,511店舗となり、前期末と比較して25店舗増加しました。
マツモトキヨシHの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3088.t
PI研のコメント:
・マツモトキヨシHが11/14、2015年3月期の中間決算を公表しました。結果は減収減益、厳しい決算となりました。原価の改善はありましたが、経費が大きく上昇、利益を圧迫したのが要因です。マツモトキヨシH自身も、「業種/業態を越えた競合企業の新規出店、M&Aによる競合企業の規模拡大、同質化する異業種との競争など、我々を取り巻く経営環境は厳しさを増し、・・」とのことで、厳しい経営環境にあるとのことです。さて、キャッシュフローですが、今期は、営業キャッシュフローが19.73億円(昨年133.72 億円)と、大きく減少、結果、投資、財務への配分ができず、現金を取り崩しての配分となりました。ただ、その要因ですが、たな卸資産が増加し、仕入債務が減少したことによります。マツモトキヨシH、「「ビッグデータの収集と利活用」および「マーケティング技法の充実」を基軸、・・」にと、今後、ビックデータを本格活用とのことで、これがどのように収益の改善へとつなげてゆくのか、注目です。
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