ヤオコー、2015年3月中間、増収、大幅増益、好決算!
ヤオコー、2015年3月、第2四半期決算、11/5
・http://www.yaoko-net.com/
・http://contents.xj-storage.jp/xcontents/82790/9132c109/ae4b/4c07/9f5d/ad2a8a709a35/140120141015058441.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:1,314.38億円
・自己資本比率:44.9%(昨年 43.2%)
・現金及び預金:68.95億円(総資産比 5.24%)
・有利子負債:255.00億円(総資産比 19.40%)
・ポイント引当金 4.63億円(総資産比 0.35%)
・利益剰余金 :582.38億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:1,491.76億円(13.3%)、営業利益: 79.24億円( 24.9%:営業収益比 5.31%)
・経常利益:108.22億円(3.7%)、当期純利益: 61.41億円(△4.3%)
・原価:71.61%(昨年 71.68%):-0.07、売上総利益:28.39%(昨年 28.32%):+0.07
・経費:27.63%(昨年 27.86%):-0.23
・マーチャンダイジング力:0.76%(昨年 0.46%):+0.30
・その他営業収入:4.84%(昨年 4.58%):+0.26
・営業利益:5.60%(昨年 5.04%):+0.56
ヤオコーのコメント:
・販売面につきましては、「ヤングファミリー層」(子育て世代)のお客さまの支持拡大を図るべく、EDLP(常時低価格販売)政策を展開するとともに、消費税増税後の4月からは、「いい値!なっ得!」などの新しい販促企画も開始し、今まで以上に価格対応を強化いたしました。また、ターゲットを明確にした販促企画の充実など、FSP(フリークエントショッパーズプログラム)を活用した各種マーケティング施策を展開しました結果、既存店の売上高は増加いたしました。
・商品面につきましては、「Yes!YAOKO」(当社独自のプライベートブランド)と「star select」(株式会社ライフコーポレーションとの共同開発プライベートブランド)の商品開発に注力しました。また、埼玉県東松山市に「デリカ・生鮮センター」を開設、6月16日より稼働いたしました。来年4月1日には株式会社三味(デリカ部門を運営する連結子会社)との経営統合を予定しており、今後は、生鮮部門とデリカ部門の連携強化にも段階的に取組んでいく計画です。
・店舗の運営につきましては、モデル店舗での取組みを「横展開」することで、全店での生産性向上に努めるとともに、システム導入による作業負担軽減の取組みにも注力いたしました。電気料金の値上げに対しては、前期に引き続き電力使用量の抑制に全店で取組むほか、各種経費削減にも取組んでおります。
・店舗につきましては、5月にミノリア稲毛海岸店(千葉県千葉市)、6月に秦野店(神奈川県秦野市)、相模原光が丘店(神奈川県相模原市)、7月に鴻巣免許センター前店(埼玉県鴻巣市)の4店舗を開設いたしました(平成26年9月末現在137店舗)。また、既存店4店舗の改装を行ないました。オープンから10周年を迎えたショッピングセンター「ワカバウォーク」につきましては、当社店舗のみならずショッピングセンター施設全体の改装も実施いたしました。
ヤオコーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8279.T
PI研のコメント:
・ヤオコーが11/5、2015年3月期の第2四半期決算を公表しました。結果は増収、大幅増益、好決算です。しかも、原価減、経費減、その他営業収入増のトリプルで利益を押し上げており、理想的な絵にかいたような好決算です。結果、ヤオコーの課題であったマーチャンダイジング力も大きく改善、現場力もパワーアップを感じる、力強い決算といえます。一方、売上高も、新店が4店舗、結果、全店では137店舗となり、成長力も旺盛であり、この第2四半期は好調さが際立っています。ヤオコー、「今まで以上に価格対応を強化」し、「各種マーケティング施策を展開」とのことで、これらが、「既存店の売上高は増加」した要因とコメントしています。小売業もマーチャンダイジングからマーケティングの時代への転換がはじまったといえ、新たな時代を感じさせるヤオコーの取り組みといえます。また、「「Yes!YAOKO」と「star select」のPB戦略も軌道に乗り始めたようで、特に、「star select」は、ライフコーポレーションとの共同開発プライベートブランドだけに、今後のさらなる両企業の連携も気になるところです。ヤオコー、この好調な決算をもとに、後半、どのような経営戦略を打ち出してゆくのか、その動向に注目です。
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