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December 14, 2014

くらコーポレーション、2014年10月、本決算、1,000億円目前!

くらコーポレーション、2014年10月、本決算、12/12
・http://www.kura-corpo.co.jp/
・http://www.kura-corpo.co.jp/company/ir/kura_pdf/release_pdf/kurair_141212_10gatsu.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:84.43億円(昨年 61.78億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△25.94億円(30.72%:昨年△34.29億円)
  →有形固定資産の取得による支出:△18.38億円(昨年△27.33億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△45.92億円(昨年 △20.81億円)
  →自己株式の取得による支出 :△23.53億円(昨年 △1.56億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):13.21億円(昨年7.48億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:381.39億円
・自己資本比率:58.5%(昨年 59.8%)
・現金及び預金:71.68億円(総資産比 18.79%)
・有利子負債:46.59億円(総資産比 12.21%)
・利益剰余金 :202.33億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 969.38億円(10.0%)、営業利益:48.15億円(20.5%)
・経常利益:51.75億円(16.2%)、当期純利益:30.40億円(21.5%)
・原価:45.75%(昨年 45.28%):+0.47、売上総利益:54.25%(昨年54.72%):-0.47
・経費:49.27%(昨年 50.18%):-0.91
・営業利益:4.98%(昨年 4.54%):+0.44

くらコーポレーションのコメント:
・当社グループが属する外食産業におきましては、総務省が発表した10月の家計調査によりますと、2人以上の世帯における外食を含む「食品」支出は消費税増税後7か月連続で前年を下回り、節約志向が鮮明になりました。さらに、円安に伴う原材料価格やエネルギーコストの上昇に加え、人材不足による人件費の上昇など、当社グループにとって依然として厳しい環境が続いております。
・このような状況のもと、当社グループは創業以来のコンセプトとして『四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)』を完全に排除した商品を開発・提供してまいりました。
・うどんや茶碗蒸しに使うだしは、コストと手間をかけ基本に忠実に1日数回、店舗で昆布やカツオなどからとっております。上品でくせの無い、加工品では出すことのできない天然のだしを使用することにより、お子様にも安心な、自然でやさしい味わいと、多くのお客様にご好評をいただいております。
・当連結会計年度におきましても、お客様の満足度を高めるべくさまざまな商品提案を行いました。平成25年12月にはプレミアムコーヒーブランド「KULA CAFÉ」として、「プレミアホット珈琲(税抜150円)」など、豆と挽きたてにこだわった本格珈琲4種を新発売いたしました。平成26年3月にはスペイン産イベリコ豚の最高ランク「ベジョータ」を使用した「イベリコ豚丼(税抜400円)」を新発売いたしました。また、5月には大手外食チェーン業界最安値となる「すしやのうな丼(税抜580円)」に加え、うなぎを2枚のせた「すしやの特上うな丼(税抜980円)」を新発売いたしました。8月には従来の海鮮丼とは一線を画す「特製玉子だれで食べる『海鮮丼』(税抜680円)」を新発売し、9月には女性をターゲットにしたスイーツ「揚げたて豆乳ドーナツ(税抜230円)」を新発売いたしました。
・お客様の利便性向上を図るため、平成26年4月には、大手回転すしチェーンでは初めてとなる「待たずに食べられる時間指定予約システム」を全店導入いたしました。パソコンやスマートフォンから来店15日前より10分単位の時間指定予約が可能になったのに加え、予約可能件数を増やし、長時間の待ち時間になる土日の夕食時にも待たずにお食事いただけることで、多くのお客様にご好評いただいております。
・以上のような諸施策を行いました効果もあり、既存店売上高につきましては前年比104.2%と好調に推移いたしました。
・店舗開発につきましては、平成26年9月に東京山手線内として初めてとなる池袋東口店(205席)への出店を含め、西日本地区で10店舗、東日本地区で3店舗の計13店舗を新規出店し、米国子会社「Kula Sushi USA.Inc.」の7店舗を加えた結果、当連結会計年度末の店舗数は、全て直営で351店舗(「無添蔵」4店舗、米国子会社7店舗を含む)となりました。
・平成26年10月に資本効率を高める目的で、自己株式95万6,600株(発行済株式総数比4.62%、総額23億53百万円)を取得いたしました。良好な財務内容を背景に、原材料の安定調達を担保すると同時に、より快適な飲食環境を提供するため、戦略的な投資を実行してまいります。

自己株式の公開買付けの結果及び取得終了に関するお知らせ:10/1
・http://www.kura-corpo.co.jp/company/ir/kura_pdf/release_pdf/ir_141001.pdf
・自己株式の取得終了について :
・取得した株式の総数 956,600 株(発行済株式総数に対する割合 4.62%)
・株式の取得価額の総額 2,353,236,000 円

くらコーポレーションの株価:

・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2695.T

PI研のコメント:
・くらコーポレーション が12/12、2014年10月期の本決算を公表しました。結果は増収、大幅増益、好決算です。原価は、円安に伴う原材料価格が響き、上昇しましたが、それを大きく上回る経費の削減が寄与し、利益を押し上げました。「平成26年4月には、大手回転すしチェーンでは初めてとなる「待たずに食べられる時間指定予約システム」を全店導入」とのことで、これが既存店の売上高を押し上げ、「既存店売上高につきましては前年比104.2%と好調に推移」となり、結果、相対的に経費比率を大きく改善したと思われます。食品スーパーでいえば、自動発注により、欠品率を改善し、チャンスロスを減らし、既存店の売上高を引き上げ、相対的に経費比率を引き下げたといえるかと思います。確かに、人気回転すしは食事時、並ぶことが多いのが実態ですので、時間指定予約システムは業務改善、利益向上、さらには、顧客満足度アップにもなり、価値の高い仕組みといえます。くらコーポレーション、今期は、この好調さを活かし、投資を豊富なキャッシュを、投資には△25.94億円(30.72%)と、抑制しています。通常であれば、ここで一気に攻め、出店攻勢に入るところでしょうが、キャッシュの約30%を自己株式の取得に充てています。ROEを引き上げ、株主を意識した経営判断といえます。結果、1/3を投資、1/3を自己株式の取得、1/3を財務とバランスよくキャッシュの配分をしており、中長期的な視点での経営の安定を図っているといえます。くらコーポレーション、この好決算をもとに、来期、どのような企業に成長してゆくのか、その動向に注目です。

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December 14, 2014 |

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