トーホー、2015年1月、第3四半期、増収増益!
トーホー、2015年1月、第3四半期決算公表:12/8
・http://www.to-ho.co.jp/
・http://www.to-ho.co.jp/news/pdf/index_tanshin_H27.1_q3.pdf
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産: 824.89億円
・自己資本比率:27.1%(昨年 29.1%)
・現金及び預金:77.33億円(総資産比 9.37%)
・有利子負債:268.57億円(総資産比 32.55%)
・利益剰余金 :119.06 億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:1,536.89億円(3.0%)、営業利益:18.51億円(22.8%)
・経常利益:18.12億円(25.2%)、当期純利益:6.77億円(18.2%)
・原価:81.11%(昨年 81.09%):+0.02、売上総利益:18.89%(昨年 18.91%):-0.02
・経費:17.67%(昨年17.89%):-0.22
・営業利益:1.22%(昨年 1.02%):+0.20
トーホーのコメント:
・当社グループが属する業務用食品卸売業界、食品小売業界におきましては、個人消費は引き続き回復の動きが見られるものの、物価の上昇や夏場以降の天候不順などの影響もあり、日常消費の回復については足踏み状態が続いております。加えて、輸入原材料や電力・物流コストの高止まりは継続しており、依然として予断を許さない状況で推移いたしました。
・このような状況のもと、当社グループは、第五次中期経営計画(3ヵ年計画)「IMPACT 2014」(平成25年1月期(2012年度)~平成27年1月期(2014年度))の最終年度である当期を「業革の年」と位置付け、特に「生産性の向上」を図る取組みに注力し、7つの重点施策を着実に推進しております。
食品スーパー事業部門:
・当事業部門におきましては、コンビニエンスストアやドラッグストアなど、業界の垣根を越えた競争が一層激化する中、地域密着型の食品スーパーとしてお客様に価値を訴求できる店舗運営の強化に引き続き注力いたしました。
・商品の価値を伝える「ことPOP」の活用や提案型のチラシへの切替、店舗入口に設置したメニューレシピカードと売場・販促企画の連動など、提案型の販売を一層推進いたしました。
・また、地産地消など従来からの取組みに加え、産地直送の果物・鮮魚など付加価値の高い商品を「バイヤーセレクト」と銘打ち販売するなど、価値を訴求できる商品の品揃えを強化いたしました。
・店舗につきましては、「商品力」「提案力」「使いやすさ」を見直した新たなモデル店舗として、9月に小束山店(神戸市垂水区:旧学が丘店)を移転いたしました。
トーホーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8142.T
PI研のコメント:
・トーホーが12/8、2015年1月期の第3四半期の決算を公表しました。結果は増収増益、特に、利益がいずれも2ケタ増となる好決算となりました。その要因は原価の上昇は見られましたが、それを上回る経費の削減が寄与し、利益を押し上げたことによります。このような中、食品スーパー事業部門ですが、「当事業部門の売上高は184億42百万円(前年同期比3.3%減)」、「一方、価値訴求型の店舗運営や業革として前期に導入した「自動発注システム」の効果などにより、営業利益は95百万円(前年同期は1億58百万円の営業損失)、ですが、営業利益率はわずか0.51%であり、まだまだ厳しい状況といえます。これを受けて、今期本決算、増収増益予想ですが、今後、どう成長戦略を打ち出すか、その動向に注目です。
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