売上速報、食品スーパー、2014年12月、既存店100.5%!
スーパーマーケット販売統計調査(12月実績速報版):1/21
・http://www.super.or.jp/?p=7933
・hhttp://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2015/01/tokei-20150121hcc.pdf
・日本スーパーマーケット協会:http://www.jsa-net.gr.jp/
→105 社、7,113店舗、62,659億円:2012年8月現在
・オール日本スーパーマーケット協会:http://www.ajs.gr.jp/
→58 社、1,837店舗、17,315億円(海外1):2012年7月現在
・一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会:http://www.super.or.jp/?page_id=2646
→432 社、7,360店舗、79,096億円:2011年9月現在
2014 年 11 月キーワード TOP3
1.来客数の減少(来店頻度の減少)
2.年末(29 日)の天候不良
3.年末年始商材(好調~前年並み)
景気判断 DI は現状・見通し判断共に 3 ヵ月連続で下落
・12 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から+3.1 の 46.3、見通し判断前月から+2.1 の 42.5 と 4 ヵ月ぶりに反発をみせた。
・経営動向調査結果では、売上高 DI が-3.9(前月比-0.2)、収益 DI は-0.4(前月比-3.0)となり共に前月からほぼ変わらない水準であった。青果相場は下落しているものの、精肉や鮮魚相場が高止まりしていることで生鮮仕入原価 DI が 12.7(前月比-6.7)と上昇し、販売価格 DI や客単価 DI がどちらも上昇したものの、来客数 DI が-15.3(前月比-4.5)が下落したため、売上高や収益の上昇につながらなかったとみられる。
・カテゴリー動向結果では、青果 DI が相場安により-19.0(前月比+1.6)と不調も、畜産 DI16.8(前月比-1.2)と引き続き好調であり、水産 DI も 4.7 とやや好調を維持している。惣菜はプラスを維持し、日配は前月と変わらず、一般食品と非食品は共に二桁のマイナスで不調となった。
・景況感調査で象徴的だったのは、消費者購買意欲 DI の動きであり、現状判断は 46.2(前月比+3.0)と改善を見せたものの、見通し判断は 41.5(前月比-0.4)と横ばい推移である。また景気判断 DI は共に改善したものの、現状 46.3 と先行き判断 42.5 とやや乖離があることからも消費の先行きに対して不安と慎重な見方が多い。2015 年は再び上昇トレンドに回帰することができるか、見通し DI の動向に注目していきたい。
集計企業数(社):パネル285(285社)
・総店舗数(店舗):6,646店舗
・既存店総売上高:84,607,648万円(店舗平均月商:13,194万円)
・総売場面積(平米):10,825,734平米:店舗平均売場面積:493.6坪)
概要:12月度
・総売上高:87,684,275万円(全体102.5%、既存店100.5%)
・青果:10,669,645万円(構成比12.2%、全体98.3%、既存店96.3%)
・水産:8,928,607万円(構成比10.2% 、全体104.3%、既存店102.4%)
・畜産:9,862,874万円(構成比11.2%、全体109.2%、既存店106.2%)
・惣菜:8,304,762万円(構成比9.5%、 全体106.7%、既存店103.8%)
・日配:15,897,817万円(構成比18.1%、全体102.7%、既存店100.6%)
・一般食品:23,093,534万円(構成比26.3%、全体101.6%、既存店99.7%)
・非食品:7,762,157万円(構成比8.9%、 全体98.4%、既存店97.7%)
・その他:3,164,879万円(構成比3.6%、 全体98.4%、既存店97.8%)
エリア別:12月度
・北海道・東北地方:全体101.7%、既存店98.6%
・関東地方:全体104.4%、既存店102.2%
・中部地方:全体102.5%、既存店100.8%
・中国・四国地方:全体102.4%、既存店100.9%
・九州・沖縄地方:全体102.0%、既存店100.7%
保有店舗数別集計:12月度
・1~3店舗 :全体98.7%、既存店99.4%
・4~10店舗 :全体101.8%、既存店100.9%
・11~25店舗 :全体100.3%、既存店99.6%
・26~50店舗 :全体102.6%、既存店100.6%
・51店舗以上 :全体103.1%、既存店100.7%
好調コメン、不調コメント
・青果:不調 DI:-19.0
・青果相場の相場安(後半はやや上昇)により主力野菜の単価が下落し不調となった。果物については、好不調がわかれているものの、みかん(柑橘類)やいちごの不調をあげるコメントが多かった。
・水産:やや好調 DI:4.7
・相場高を追い風に歳末の刺身類や塩干類の好調をあげるコメントが多くやや好調となった一方でエビやカニ、ブリなどが高値のため不調とするコメントがみられた。
・畜産:好調 DI:16.8
・牛豚肉の相場高のなか、年末のすき焼きや焼肉、鍋需要で、牛肉が特に好調であり、なかでも国産や高単価商品の動きがよいというコメントが多かった。
・惣菜 寿司:やや好調 DI:8.9
・クリスマスや年末のオードブルや寿司、てんぷら類の好調を指摘するコメントが多かった。高単価商品の取り組みやロスの削減に取り組み、成果をあげたというコメントもみられた。
・日配:好調:やや不調 DI:-3.7
・好不調まちまちの結果となり、全体としてやや不調となった。クリスマス商材や年末商材(蒲鉾、そば)はやや好調、その他和日配は不調、ヨーグルト飲料を除く、乳製品は価格上昇の影響で好不調がわかれ、冷凍食品は不調とのコメントが多かった。
・一般食品:好調:不調 DI:-12.0
・米の単価下落や気温低下による飲料類の不振に加え、同業に加え、他業態との価格競争を指摘するコメントが多く、不調となった。年末商材については、前年並みとのコメントが多かった。
・非食品:好調:不調 DI:-14.6
・ドラッグストアと価格競争による不振に加え、たばこの不振をあげるコメントが多く、不調となった。特に日用品の不振を指摘する声が多かった。年末商材は前年並みとコメントが多い。
PI研のコメント:
・一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会が1/21、食品スーパー285社、 6,646店舗の2014年12月度の売上速報を公表しました。結果は全体が102.5%、既存店は100.5%と堅調な伸びといえます。ただ、キーワードにもあるように、この12月度は 「来客数の減少(来店頻度の減少)、年末(29 日)の天候不良」等があり、既存店は厳しい状況であったとのことです。部門別に見ると、畜産が相場高もあり、好調に推移し、ついで、水産、惣菜も堅調な伸びでしたが、青果が96.3%、非食品が97.7%と厳しい数値となり、他部門が伸び悩んだのが既存店が伸び悩んだ要因といえます。それにしても、この12月、年末商戦の12/29は雨となり、それがそのまま客数減となり、この12月には少なからず影響があったといえます。食品スーパー、天候の影響が大きいことが改めて浮き彫りになった年末商戦であったといえます。
お知らせ:
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