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January 15, 2015

セブン&アイHの経営戦略、決算説明会資料、第3四半期!

セブン&アイHの2015年2月、第3四半期の決算説明会資料を見る!
・http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/ks/pdf/2015_0109ks.pdf

グループ売上高:76,487億円(106.5%)
・連結営業利益:2,494億円(100.1%)
・コンビニエンスストア: 2,096億円(106.1%)
・スーパーストア 94億円(55.4%)
・百貨店:▲17億円
・フードサービス:▲3億円
・金融関連:369億円(107.3%)
・通信販売:▲52億円
・その他 28億円(138.3%)

1.経営課題と対応策 ~消費飽和=成熟消費への対応~
・物価が上昇し、実質所得が上がらない厳しい経営環境が継続:
 →「消費者心理の変化」による、お客様行動への対応
 →業態の垣根を越えた、「企業間競争の時代」への対応
・独自性による差別化:
 →単品管理に基づく、自主MD、地域MD開発の強化
 →接客サービスを伴った価値伝達の強化
 →「第2の創業」に向けたオムニチャネル戦略の推進

2.セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)とCVS全体の既存店売上前年比推移
・SEJ:12月時点で29ヶ月連続プラス
 →2014年夏 2012年と同じ条件前年超え=商品開発・品揃の進化=

3.SEJ:既存店売上の伸長は「マーケット創造」
・すべては「近くて便利」の実現のため:
 →チルドケースを増設し、陳列スペースを10年度比で約30%増加(中食を強化)⇒デリカテッセンを中心に、デイリー商品売上が55ヶ月連続前年超(14年11月時点)
 →セブンカフェを開発、足元20%超の成長、今期7億杯超の販売が視野に
・年度下期以降の戦略:圧倒的価値を追求した新しい商品の積極的展開:
 →新しいマーケットを創造したカフェを中心とした食の提案
 →ドーナツを推奨することで新たなマーケットに挑戦
 →地域商品開発推進に向けた体制強化

3.SEJ:次の挑戦はドーナツマーケット(セブンカフェ ドーナツの開発)
・10分野・24社による最強のチームMDにより商品化
・全国24ヶ所の専用工場から定温で配送、専用什器にて販売
・SEJ:ドーナツ先行販売状況:
 →既存のペストリーの販売を落とすことなく、ドーナツの販売が上乗せ
 →女性客、午後時間帯、まとめ買いの比率が高い セブンカフェの販売も増加

4.IY:店舗運営体制の変更 ~多様化する消費者ニーズへの対応~
・過去のチェーンストア発想を否定:
「本部中心の考え方=商品部が売上・仕入・利益責任を持つ運営」の限界
①地域性の取り込み
 ・ 西日本事業部、東北改革プロジェクト
 ・ 商品部機能の一部を各ゾーンに配置
  ⇒個店に合わせた仕入・品揃えの適正化
②個店主義の徹底
・店舗主体でのMD、売場づくり、オペレーションを推進できる組織に変革

5.セブンプレミアム:15/2期計画8,000億円
・リニューアルを積極的に推進し14/11期 6,070億円(前期比:+22.1%)を達成
・価値ある商品であれば、業態の垣根を越え販売が可能である事を実証この成果を衣料、生活雑貨に拡大し、大型店の業績に梃入れをはかる

6.オムニチャネル戦略の進捗
・当面のマイルストーン(2015年秋):
 →ポータルサイトリニューアル
 →要件定義は完了
・本番に向けた実証実験:
 →街の本屋 靴・化粧品等の取り扱い
 →返品スキーム確立 少量多品種管理
・トーハン物流の活用→365日配送と返品回収スキームの確立
・久喜物流センターの活用→グループ各社との物流連携
・HDの機能強化→グループMDプロジェクトとの連携強化、オムニチャネル・システム企画部設置
・2015年秋にはグループ扱いの全ネット商品をひとつのサイトからSEJ店頭で受取可能に

PI研のコメント:
・セブン&アイHの2015年2月、第3四半期決算の決算説明会資料の抜粋です。今期決算を牽引したセブンイレブン・ジャパンの経営戦略を中心にまとめられており、その好調さの要因がわかります。グループ全体の独自性は3つに集約されるとのことで、単品管理、接客、オムニチャネルだそうです。特に、接客とオムニチャネルが新たな独自性のポイントといえます。接客は、GMSのイトーヨーカ堂の改革につながるといえ、「過去のチェーンストア発想を否定」とまで言い切っています。そして、今後は「①地域性の取り込み」と「②個店主義の徹底」が課題とのことです。また、オムニチャネルは 「要件定義は完了」とのことで、今後、「本番に向けた実証実験」が本格化するとのことです。そして、セブンイレブン・ジャパンですが、「次の挑戦はドーナツマーケット(セブンカフェ ドーナツの開発)」と明確な成長政略を打ち出し、 「10分野・24社による最強のチームMDにより商品化」、「全国24ヶ所の専用工場から定温で配送、専用什器にて販売」と、体制が整ったとのことで、今後、本格的な展開がはじまるとのことです。また、セブンプレミアムも15/2期計画8,000億円のペースで推移しており、今後、「大型店の業績に梃入れをはかる」と、GMSにも本格導入がはじまるとのことです。これらは、いずれも、コンビニが起点となる経営戦略であるといえ、今後、ますますコンビニ依存がセブン&アイHでは加速するといえます。来期、セブン&アイHが独特な流通グループづくりへ向けてどのように変化してゆくのか、注目です。

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January 15, 2015 |

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