アークランドサカモト、2015年2月本決算、1,000億円突破!
アークランドサカモト、2015年2月、本決算、3/9
・http://www.arcland.co.jp/
・http://www.arcland.co.jp/memory/upfile/1427177022.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:93.33億円(昨年 65.74億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△93.06億円(99.71%:昨年△38.99億円)
→固定資産の取得による支出:△43.91億円(△51.50億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:18.45億円(昨年△16.05億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):18.86億円(昨年10.74億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:783.90億円
・自己資本比率:67.7%(昨年 69.0%)
・現金及び預金:50.13億円(総資産比 6.39%)
・有利子負債:48.00億円(総資産比 6.12%)
・買掛金:43.17億円(総資産比5.50%)
・利益剰余金 :403.43億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:1,016.90億円(2.5%)、営業利益: 87.90億円(0.4%)
・経常利益:96.45億円(1.8%)、当期純利益:58.28億円(10.1%)
・原価:63.88%(昨年 64.25%):-0.37、売上総利益:36.12%(昨年 35.75%):+0.37
・経費:27.46%(昨年 26.91%):+0.55
・営業利益:8.66%(昨年 8.84%):+0.18
アークランドサカモトのコメント:
・ホームセンター業界におきましては、増税後の個人消費の低迷が長期化する中、同業種・他業種企業との競争がさらに激化し、厳しい経営環境が継続することとなりました。
・このような環境下、当社グループでは、主力のホームセンター部門においては変化対応型店舗戦略を推し進め、「住」関連の専門性を追求すると共に、既存店の改装、売場・陳列の見直しを行い、他店との一層の差別化に力を注ぎました。
・小売事業:
・ホームセンター部門の売上高は、664億36百万円(前期比0.4%減)となりました。昨年度オープンしたホームセンター2店舗(7月 新井店、9月 新潟西店)、ムサシプロ2店舗(5月 安茂里店、10月 長岡店)及び今年度3月にオープンしたホームセンタームサシ新津店、10月にオープンしたホームセンタームサシ美原店が寄与した一方、消費税率引き上げによる個人消費の低迷に加え、天候不順もあり、既存店の売上高が前年同期比4.4%減となりました。
・その他小売部門の売上高は60億76百万円(同0.0%増)となりました。尚、今年度10月にアークオアシスデザイン上越店及び11月にミートプロ三条店をオープンしております。
・外食事業:
・外食事業は、主力のとんかつ専門店「かつや」のFCを含む店舗数が今年度55店舗純増の302店舗となりました。その積極的な事業展開により、売上高は176億23百万円(前期比17.6%増)、営業利益は25億97百万円(同11.8%増)となりました。
・次期の見通し:
・ホームセンター部門では、「お客様に圧倒的に支持される店づくり」に一層努めてまいります。専門性を更に深耕するべく、差別化・競争力の向上に注力し、経営基盤の強化に努めてまいります。
・一方、卸売事業については、当社がこれまで蓄積してまいりました巨大店舗経営等のノウハウを活用しながら、自社主導型営業を推進していくと共に、新規取引先の開拓も積極的に進めてまいります。
外食事業においては、「かつや」を直営・FC合わせて65店舗、その他直営店11店舗の出店を計画しております。
アークランドサカモトの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9842.T
PI研のコメント:
・アークランドサカモトが3/24、2015年2月の本決算を公表しました。1,000億円突破、増収増益です。ただ、中核の小売事業のホームセンターは0.4%の減収ですので、この快挙は、外食、「かつや」の17.6%増に負うところが大きいのが気になるところです。今期、「かつや」は絶好調といえ、来期も、「直営・FC合わせて65店舗、その他直営店11店舗の出店を計画」とのことです。今期の増益の中身ですが、経費が大きく増加、それを原価の改善でカバーできず、売上増でカバーしており、高では増益ですが、率では残念ながら減益となりました。キャッシュフローを見ると、営業キャッシュフローの99.71%を投資キャッシュフローに充てており、積極的な投資です。ここは攻め、特に、好調な「かつや」へ思い切った投資といえます。アークランドサカモト、来期も「かつや」を中心に積極的な投資を検討しており、「厳しい経営環境が継続」しているホームセンター事業を補強し、どこまで成長するのか、注目です。
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