西友、生鮮の自動発注に本格着手!
青果・鮮魚、自動で発注、西友
廃棄ロス減少/鮮度向上へ、仕入れシステム、全分野に
・日経MJ:3/18
・http://www.nikkei.co.jp/mj/?n_cid=DSLINK003
・西友は青果と鮮魚の商品仕入れを自動化する。加工食品や精肉分野で用いる自動発注システムを全商品分野に広げる。過去の販売実績などから各店の販売量を予測し、卸会社などに自動的に発注する。発注精度が高まることで廃棄ロスを減らすとともに、店頭に並べる商品の鮮度向上につなげる。
・記事抜粋:
・親会社の米ウォルマート・ストアーズのシステムを活用。
・導入当初の対象品目は水産部門の45%、農産部門の25%強の品目で実施する。
・将来の販売量の予測では、過去4週間の販売データに加えて季節や曜日といった日付情報や個店別の在庫状況、メーカー・卸会社の在庫状況などの情報を基に総合的に判断する。
・ウォルマートが長年培ってきた計算式を使って最適な発注量を決める。
・個店の仕入れ担当者の業務を削減し、欠品による売り逃しを減らす。
・精肉については2012年夏に開始し全店で導入済み。導入前と比べて賞味期限切れによる廃棄ロスは28%減少したという。
・発注業務のシステム化により非効率な作業を排除し、コストを削減することでエブリデー・ロー・プライス(EDLP=毎日安売り)を徹底する。
【西友】 取引先とWin-Winの関係を築くための経営基盤となる流通BMS:
・流通BMS.COM:2012.1.01
・http://supermarketnews.com/people/executive-changes
・合同会社西友、情報システム本部 バイス・プレジデント、平林 浩美 氏
・「Saving people money so they can live better(お客様に低価格で価値あるお買物の機会を提供し、より豊かな生活を実現する)」をミッションに、全国で368(2011年12月現在)のスーパーマーケットを展開する西友。米ウォルマート・ストアーズ・インクの一員である同社は、グループのスケールメリットを最大限活用するため、2010年より受発注システムの統合刷新に着手。その一環として流通BMSを採用し、2011年初頭より導入を進めてきた。2011年12月現在70社の取引先が流通BMSへの移行を終えており、今後も接続先を順次拡大していく方針だ。そこで同社情報システム本部 バイス・プレジデントの平林浩美氏に流通BMS導入の狙いを聞いた。
PI研のコメント:
・西友が生鮮の自動発注に取り組むとの記事が日経MJ、3/18号に掲載されました。これまで、西友はウォルマートのリテールリンクをもとに生鮮以外の自動発注に取り組んできましたが、2012年の精肉についで、いよいよ、2015年度は青果と鮮魚にも取り組むとのことです。これでほぼ食品スーパーで扱う全商品になるといえ、食品スーパー業界の中でも珍しい事例といえます。また、リテールリンクのもうひとつのメリットである取引先への在庫、POS情報等の開示は関連記事にもあるように、2012年に流通BMSの導入に着手しており、これで、リテールリンクのフル機能を西友は活用することになります。文字通り、日本版ウォルマートの誕生といえ、 Saving people money so they can live better の日本での実現に向けてその基盤が整ったといえます。西友、今後、さらにEDLPを徹底してゆくことになるいえ、その動向に注目です。
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