« 平和堂、2015年2月、本決算、増収増益、株価急騰! | Main | セブン&アイH、本決算、増収増益、オムニチャネル推進! »

April 05, 2015

しまむら、2015年2月、本決算、増収減益!

しまむら、2015年2月、本決算、3/30
・http://www.shimamura.gr.jp/
・http://www.shimamura.gr.jp/finance/file/62_04_tanshin.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:291.69億円(昨年257.19億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△413.39億円(141.72%:昨年△174.42億円)
  →有価証券の取得による支出:△1,800.00億円(昨年△1,330.00億円)
  →有価証券の償還による収入:1,490.00億円(昨年1,220.08億円)
  →有形及び無形固定資産の取得による支出:△122.67億円(△92.99億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△88.15億円(昨年△80.34億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△207.61億円(昨年3.29億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:3,316.08億円
・自己資本比率:86.6%(昨年 86.6%)
・現金及び預金:239.36億円(総資産比 7.21%)
・有利子負債:40.00億円(総資産比 1.20%)
・買掛金:148.07億円(総資産比4.46%)
・利益剰余金 :2,499.22億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:5,118.93億円(2.0%)、営業利益:368.23億円(△12.0%)
・経常利益:386.01億円(△12.3%)、当期純利益:232.88億円(△12.4%)
・原価:68.26%(昨年 67.69%):+0.57、売上総利益:31.74%(昨年 32.31%):-0.57
・経費:24.72%(昨年 24.16%):+0.56
・マーチャンダイジング力:7.02%(昨年8.15%):-1.13
・その他営業収入:0.18%(昨年0.19%):-0.01
・営業利益:7.20%(昨年 8.34%):-1.14

しまむらのコメント:
・当連結会計年度の消費環境の概要:
・平成26年4月からの消費税増税は食品を除いた小売業界全体に大きなダメージを与えました。特に、今後更に2%を上げるときの流通業界の混乱を避けるためにと、消費税を外税にすることを政府が認めたため、消費者の感覚は3%の消費税アップではなく、8%の税を別に取られる意識となり、消費者の購買には著しいブレーキとなりました。平成26年10月1日に予定されていた消費税再増税は平成29年4月に先延ばしすることとなりましたが、・今回の消費税改訂には日本国民は強い拒否反応を示し、安易な増税には強い警鈴となりました。
幅広い産業界の好業績から人手不足感も広がっており、勤労者の現金給与総額は3月から11ヶ月連続で増加するなど消費環境には明るさも見えますが、消費物価の変動を織り込んだ実質所得はまだ年度を通じてマイナスで、消費意欲は見られるものの消費余力は限られて、消費者の節約志向から個人消費は低迷が続いております。
・衣料品の消費支出に大きな影響を及ぼす天候は、季節の変わり目の3月と9月は次シーズンの商品が活発に動きましたが、6月の梅雨入り後の局地的な集中豪雨や西日本の11年ぶりの冷夏、また、10月の台風上陸や11月の全国的な高温など、衣料品販売にとっての天候は対応の難しい一年となりました。
・主力のしまむら事業:
・当連結会計年度は、商品の調達力・販売力と売場の完成度の向上を目指して、商品部の組織を商品仕入と、売場管理・在庫コントロールに分けることで業務範囲を明確にし、業務スピードの向上を図りました。
・商品の価値と価格を強力にアピールするため、プライベートブランドは高感度の「Sorridere(ソリデル)」、高品質の「CLOSSHI(クロッシー)」、ボリュームプライスの「FREUDE(フロイデ)」の3ブランドに集約し、TVCMやチラシ、ホームページ等で繰り返し商品を紹介して、その認知度を上げることに尽力しました。特に、秋冬で展開したCLOSSHIの「裏地あったかパンツ」は季節のタイミングに合った企画となり、大きなヒット商品となって婦人ボトムス部門の業績を大きく高めることが出来ました。
・当連結会計年度は24店舗を開設し、2店舗を閉店しました。この内12店舗が東京都をはじめとする都市部への出店で、引き続き都市部への店舗開発に力を入れております。さらに既存3店舗の建替えと7店舗で大規模な改装、92店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、しまむら事業の店舗数は1,321店舗となり、売上高は前年同期比1.7%増の4,141億21百万円となりました。

しまむらの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8227.T

PI研のコメント:
・しまむらが3/30、2015年2月期の本決算を公表しました。結果は増収減益、特に利益は、いずれの段階でも2桁減の厳しい決算となりました。原価、経費ともに上昇、ダブルで利益を圧迫したことが要因です。しまむら自身も、「消費増税は食品を除いた小売業界全体に大きなダメージ」とコメントしているように、消費増税の影響が大きかったとのことです。しまむらのキャッシュフローを見ても、今期は一見、投資キャッシュフロー、すなわち、成長戦略へ大きく配分しているように見えますが、その中身は、有形及び無形固定資産の取得による支出が△122.67億円、営業キャッシュフローの50%弱ですので、成長戦略への配分は控えているといえます。実際、売上高も2.0%増ですので、微増であり、ここは内部体制を固めることに専念したといえます。それにしても、しまむらの有価証券の取得による支出は△1,800.00億円と異常値といえ、投資=有価証券といえる状況です。一方、財務面ですが、自己資本比率は86.6%と、極めて高い数値であり、堅固な財務基盤を確立しています。しまむらの経営目標は「連結営業利益率についても10%が適切と認識」とのことですので、成長よりも利益重視といえます。ただ、その利益が今期は厳しい結果でしたので、来期、どう利益を立て直してゆくのか、消費者の節約志向が続く中、その動向に注目です。

お知らせ:
1.2014年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、リリース!
  *食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社を対象!
  *過去5年間を(ドラックストア3年)、エクセルで自由自在に分析!
2.eラーニングでの iD付POS分析を体感しませんか?
  *無料トライアル版、お申し込みはこちら!
  *販売・売場づくりのポイント、無料トライアル版はこちら!
  →Big Data、マーケティング関連のメルマガはじめます、ご登録を!
3.MBQ(マービック)オープン:Big Data、マーケティング!
  →MBQのfacebookはこちら!
4.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ! 
5.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設514人!

April 5, 2015 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference しまむら、2015年2月、本決算、増収減益!:

Comments

Post a comment