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April 07, 2015

セブン&アイH:脱チェーンストア理論、オムニシフトへ!

いま、チェーンストア理論を超えて
店舗主導の実現とオムニチャネル戦略による変化への対応

・[対談] イノベーションの視点:セブン&アイH、HP
・セブン&アイHLDGS.会長兼CEO鈴木 敏文氏、一橋大学大学院商学研究科教授 伊藤 邦雄氏
・http://www.7andi.com/company/conversation/1701/1.html
・記事抜粋:
・鈴木:
・消費市場は、いまや完全に買い手市場になっていますが、この変化に対応するうえで、大きな障害となっているのが過去のチェーンストア理論だと考えています。本部が商品を大量に仕入れて店に送り込むというチェーンストアの考え方は欧米で発展し、日本では高度成長時代に、アメリカの小売業から採り入れてスーパー事業を興しました。当時は売り手市場で、需要も旺盛でしたから成功したわけです。しかし、1970年代以降、日本ではモノが行き渡り、買い手市場に変化しました。
・もはや、いわゆるチェーンストア理論では、お客様のニーズに応えられない時代になりました。私はつねづね、環境の変化に対応することこそが大切であると言い続けてきましたが、スーパー事業などは、過去の成功体験から抜けられずにいました。そのため、年頭から「脱チェーンストアオペレーション」を掲げ、従来のやり方を大幅に変える方針を打ち出しました。店が中心となって商圏に合った品揃えを目指し、本部はその実現に向け魅力ある商品開発を行い、店はさらに本部に要望を伝える仕組みに転換していきます。
・オムニチャネルによって、グループの百貨店、スーパー、専門店などあらゆる店で売っている商品が、近くのセブン-イレブンで注文したり、受け取ったり、返品したりできるようになります。お客様にとっては、今まで近くになかった百貨店や専門店が、身近にある場合と同様に利用できるようになります。また、各社にとっては、コストをかけて新たに出店しなくても、マーケットが広がるという効果も生まれます。今、準備を進めている最中ですが、何よりも心強いのは、セブン-イレブン加盟店のオーナーさんたちが、大きな期待を寄せてくださっていることです。

株式会社セブン&アイ・ホールディングス2015年2月期 決算説明会
・http://www.7andi.com/dbps_data/_template_/_user_/_SITE_/localhost/_res/ir/library/ks/pdf/2015_0402ksk.pdf
・15年度の重要経営方針:
  →1.過去の『チェーンストア理論』の否定
  →2.個店 地域経営について
  →3.オムニチャネル戦略
・環境認識 ~過去のチェーンストア理論は買い手市場には合わなくなってきた~:
・成長期売り手市場→成熟期買い手市場:
  →経済環境:強い消費意欲→消費飽和・多様化
  →商品政策:問屋MD・価格重視PB→チームMD・価値あるPB商品
  →販売政策:セルフ販売(並べれば売れた)→接客販売
・10月オムニチャネル戦略本格始動:
・7&iが目指すオムニチャネル ~お客様中心の顧客戦略~
  →国内19,000店超のお客様接点の活用
  →いつでもどこでも買える機会の創出
  →新しく上質なPBを中心とした商品展開

PI研のコメント:
・セブン&アイHが脱チェーンストア理論を2015年度の経営方針に掲げました。成長期の売り手市場から成熟期の買い手市場へと市場環境が変化した今、もはや過去のチェーンストア理論の時代は終焉したと、鈴木CEO、自らがコメントしています。では、次の時代は何か、鈴木CEOは成熟社会の決め手は、オムニチャネルであると明言しています。オムニチャネルは、「各社にとっては、コストをかけて新たに出店しなくても、マーケットが広がるという効果、・・」とのことで、成長戦略は必ずしも、チェーンストア理論が目指した新規出店ではなく、商品政策を価値あるPBづくりに求め、販売戦略を接客販売に切り替え、セブン&アイHの国内19,000店舗をお客様の接点として活用し、いつでも、どこでも買える機会を創出できれば可能だとの認識です。しかも、この10月には、セブン&アイHのオムニチャネル戦略を本格稼働させるとのことです。10兆円企業となったセブン&アイHの戦略転換だけに、今後、流通業界全体への影響は大きく、この2015年は、大きな戦略転換の岐路に入ったといえそうです。それにしても、「オムニチャネル=成熟社会における成長戦略」という構図がこれほど早く実現しはじめたといえ、日本の流通業界、待ったなしの段階に入ったといえます。

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April 7, 2015 |

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