バター、追加輸入、10,000トン、農林水産省!
バター及び脱脂粉乳の追加輸入について:5/27
・農林水産省:生産局畜産部牛乳乳製品課
・http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/c_gyunyu/150527.html
・生乳生産の最近の状況及び今後の見通し等を踏まえ、バター及び脱脂粉乳の安定的な供給を確保するため、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法(昭和40年法律第112号) 第13条第2項の規定に基づき追加輸入を実施します。
・背景:
・平成27年度のバター及び脱脂粉乳の輸入については、本年1月23日付けプレスリリースで5月に追加輸入の判断を行うことを公表したところです。
・最近の生乳生産については、北海道では増加傾向にあり、バター・脱脂粉乳の生産量は平成27年度は昨年度よりも増加する見込みとなっていますが、年末のバター需要期における安定的な供給、夏の気象状況等による生産減の可能性等を考慮し、独立行政法人農畜産業振興機構によるバター及び脱脂粉乳の追加輸入を実施することとします。
・なお、今後とも乳製品の需給や価格の動向等を注視し、乳製品の安定供給に努めて参ります。
追加輸入の数量:
・バター:10,000トン(生乳換算:123,400トン)
・脱脂粉乳:5,000トン(生乳換算:32,400トン)
スケジュール:
・6月 独立行政法人農畜産業振興機構が入札実施
・10月末までに順次輸入、国内需要者へ供給
・ただし、追加輸入のバター2,000トン、脱脂粉乳5,000トンについては、国内の需給状況を踏まえて、独立行政法・人農畜産業振興機構からの国内需要者への供給時期を決定することとします。
日本経済新聞:5/27
・農水省、バター1万トン追加輸入を発表:
・http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H57_X20C15A5EE8000/
・農林水産省は27日、品薄への懸念が出ているバターを10月末までに1万トン追加輸入すると正式発表した。全国の農協や乳業販売者らで構成する「Jミルク」は25日に年7100トン不足するとの見通しを示しており、農水省は「安定供給に支障が生じないような十分な量」が必要と判断した。1回あたりの輸入量としては過去最大。脱脂粉乳も5000トン追加輸入する。
PI研のコメント:
・5/27、農林水産省がバターの追加輸入を公表しました。6月に入札を実施し、10月までに順次国内需要者へ供給してゆくとのことです。バターは季節指数が激しく上下する商品であり、特に、年末の需要期に不足することが確実となったため、今回の措置が決まったとのことです。日経新聞によれば、「1回あたりの輸入量としては過去最大」とのことですので、それだけ、バターの国内供給体制は厳しい状況にあるといえます。すでに、食品スーパーの店頭でもバターは深刻な状況ですので、今回の追加輸入も業務筋がメインとなり、食品スーパーにどこまで回るかは未知数といえます。この状況が今後続くとなると、食品スーパー業界としても、バターを国内外からどう調達し、顧客へ販売してゆくかを検討せざるをえないのではないかと思います。
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