セブン銀行、2015年3月本決算、ATM好調!
セブン銀行、2015年3月、本決算、5/8
・http://www.sevenbank.co.jp/
・http://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2015/pdf/20150508_J1_TS.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:999.31億円(昨年919.40億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:49.94億円(昨年△506.68 億円)
→有形固定資産の取得による支出:△134.89億円(△158.53億円)
→有価証券の償還による収入:505.00億円(705.00億円)
→有価証券の取得による支出:△254.11億円(昨年△970.46億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△92.04億円(昨年△83.33億円)
→配当金の支払額:△92.31億円(昨年△83.33億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):958.72億円(昨年329.75億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:8,564.15億円
・自己資本比率:19.7%(昨年19.3%)
・現金預け金:6,008.59億円(総資産比 70.15%)
・有利子負債:1,100.00億円(総資産比 12.84%)
・預金:5,014.13億円(総資産比 58.54%)
・利益剰余金 :1,025.11億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・経常収益 :1,140.36億円(8.0%)、経常利益:370.38 億円(3.4%)、
・当期純利益:232.20億円(9.3%)
・役務取引等収益:1,122.74億円(昨年1,045.33億円)
→ATM受入手数料:1,072.13億円(経常収益率94.01%:1,000.21億円)
・経費:67.51%(昨年 66.10%):+1.41
・営業利益:32.49%(昨年 33.90%):-1.41
セブン銀行のコメント:
・セブン銀行ATMサービス:
・当期も、セブン&アイHLDGS.のグループ各社(以下、「グループ」という」)内外へのATM設置推進等により、ATMをご利用いただくお客さまの利便性向上に努めました。
・当期は、新たに南日本銀行(平成26年4月)、沖縄銀行(平成26年11月)、但馬銀行(平成27年3月)のほか、信用金庫1庫、その他金融機関等3社と提携いたしました。この結果、当期末現在の提携金融機関は、銀行122行、信用金庫262庫、信用組合130組合、労働金庫13庫、JAバンク1業態、JFマリンバンク1業態、商工組合中央金庫1庫、証券会社11社、生命保険会社8社、その他金融機関等45社の計594社となりました。
・ATM設置については、グループ内では、セブン-イレブン店舗の新規出店に合わせて展開し、順調に台数を伸ばしました。一方、グループ外では外国人観光客が訪れる場所で海外発行カードが利用できるATMへのニーズに応える形で空港や駅等への展開を積極的に推進し、空港に39台(当期末)、駅では154台(同)の設置となりました。また、平成26年9月からは新生銀行より一部の支店内ATMの運営管理を受託し、当期末で31店舗に67台のATMを設置しています。その他、お客さまのご利用ニーズの高い商業施設などに展開し、当年度はグループ外として過去最高の381台のATM設置(純増349台)を行いました。
・また、ATMサービスをより充実させるため、処理スピードや操作性向上、セキュリティ強化、省電力化を一層進めた第3世代ATMへの入替を進めており、全ATMの約8割に当たる入替(当期末現在の第3世代ATM台数は17,603台)が完了いたしました。
・以上の取り組みの結果、ATM設置台数は21,056台(前期末比7.9%増)になりました。また、当期のATM1日1台当たりの平均利用件数は100.9件(前期比6.4%減)、総利用件数は743百万件(同1.0%増)と推移いたしました。
セブン銀行の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8410.T
PI研のコメント:
・セブン銀行が5/8、2015年3月期の決算を公表しました。結果は増収増益、好調な決算です。セブン銀行は、銀行業界の中でも異色な銀行といえ、ATM受入手数料に特化した独特な収益構造です。実際、今期のATM受入手数料は1,072.13億円、経常収益率の94.01%であり、これだけで1,000億円を生み出しています。しかも、そのATMの大半はセブンイレブンへの設置であり、まさに、セブンイレブンの成長=セブン銀行の成長といえ、他の金融機関が参入できない独特な金融市場を形成しているといえます。ただ、今期は、「セブンイレブン以外に、グループ外では外国人観光客が訪れる場所で海外発行カードが利用できるATMへのニーズに応える形で空港や駅等への展開を積極的に推進、・・」とのことで、いわゆるインバウンド需要への対応を強化しています。今後、この需要がセブン銀行の収益に大きく貢献すると思われますので、新たな収益源へ育つのではないかと思います。それにしても、「ATM1日1台当たりの平均利用件数は100.9件」とのことですので、セブンイレブンの淹れたてコーヒーとほぼ同じ件数、全商品、サービスの中でもトップクラスであり、コンビニとATMは絶妙な相性といえます。セブン銀行、今期取組みはじめた新たな需要、ATMでのインバウンド需要をどこまで取り組めるのか、その動向に注目です。
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