« バロー、トーホーストアと資本・業務提携! | Main | 日本銀行、2015年3月本決算、剰余金1兆円! »

May 29, 2015

食品スーパー、売上速報、2015年4月、消費増税の反動!

スーパーマーケット販売統計調査(2015年4月実績速報版):5/21
・http://www.super.or.jp/
・http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2015/05/tokei-20150521hes.pdf
・日本スーパーマーケット協会:http://www.jsa-net.gr.jp/
  →97社、7,550店舗、80,392億円:2015年4月現在
・オール日本スーパーマーケット協会:http://www.ajs.gr.jp/
  →55 社、1,924店舗、15,833億円:2014年12月現在
・一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会:http://www.super.or.jp/?page_id=2646
  →350社、6,044店舗、73,000億円:2014年6月現在

2015 年4 月:
・景気判断 DI は5ヵ月連続の改善、見通し判断は調査開始以降はじめて 50 を上回る
4 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から+8.3 の 55.4、見通し判断前月から+5.5 の 52.2 となり、5 ヵ月連続の上昇となった。見通し判断 DI が好不調判断の分かれ目となる 50 を上回ったのはこれがはじめてとなる。
・経営動向調査結果では、すべての DI が大幅な改善をみせている。前年落ち込みからの反発により売上高 DI が 16.0(+31.8)、収益 DI は 9.7(+18.7)と大きく改善している。来客数 DI の改善に加え、生鮮仕入原価 DI 19.3、食品仕入原価 DI 18.6 が共に最高値を記録し、販売価格 DI も 14.3 と最高値となったことを追い風に客単価 DI が 13.6 と上昇したことが売上 DI を二桁のプラスに押し上げている。
・カテゴリー動向結果では、すべての DI がプラスとなっている。特に落ち込みからの反発が大きい一般食品と非食品カテゴリーで大きく上昇している、落ち込みの影響が軽微だった生鮮品カテゴリーでも相場高を背景に、惣菜カテゴリーでも来客数の回復を追い風に好調となっている。
・景況感調査でも、すべての DI が改善を示しており、特に景気判断 DI と消費者購買意欲 DI では、現状、見通し判断共に 50 を上回る水準まで上昇をみせた。前月、駆け込み需要の反動により売上は不振であったにも関わらず上昇を続けていた景況感は、今月さらなる上昇をみせた。相場高や商品の値上げが客単価を支えている側面はあるものの、景況感の回復は鮮明なものとなっている。また、はじめて見通し判断 DI が 50 を上回ったことで、今後も景況感は堅調に推移することが予想される。

集計企業数(社):パネル275(275社)
・総店舗数(店舗):7,403店舗
・既存店総売上高:80,505,336万円(店舗平均月商:11,194万円)
・総売場面積(平米):12,571,487平米:店舗平均売場面積:514.45坪)

概要:4月度
・総売上高:82,865,764万円(全体108.3%、既存店106.3%)
・青果:11,326,258万円(構成比13.7%、全体110.2%、既存店107.9%)
・水産:7,571,841万円(構成比9.1% 、全体107.1%、既存店104.4%)
・畜産:9,014,277万円(構成比10.9%、全体109.6%、既存店106.8%)
・惣菜:7,885,091万円(構成比9.5%、 全体108.3%、既存店105.9%)
・日配:15,553,822万円(構成比18.8%、全体106.8%、既存店104.5%)
・一般食品:21,879,311万円(構成比26.4%、全体110.0%、既存店108.3%)
・非食品:6,427,903万円(構成比7.8%、 全体105.5%、既存店106.2%)
・その他:3,220,136万円(構成比3.9%、 全体105.2%、既存店105.9%)

エリア別:4月度
・北海道・東北地方:全体108.3%、既存店106.5%
・関東地方:全体109.3%、既存店106.5%
・中部地方:全体108.4%、既存店106.3%
・・近畿地方:全体105.7%、既存店104.4%
中国・四国地方:全体110.9%、既存店108.8%
・九州・沖縄地方:全体108.4%、既存店108.3%

保有店舗数別集計:4月度
・1~3店舗 :全体103.2%、既存店103.9%
・4~10店舗 :全体105.3%、既存店105.1%
・11~25店舗 :全体105.8%、既存店104.0%
・26~50店舗 :全体109.9%、既存店107.4%
・51店舗以上 :全体108.6%、既存店106.5%

好調コメント 不調コメント :( )は少数コメント
・2015 年 5 月調査(4 月実績)キーワード:
  →1. 前年の落ち込みからの反動
  →2. 仕入れ値の上昇相次ぐ
  →3. 天候要因(気温の変化大)

・青果 DI:16.0(好調)
・4月に入り青果相場(特に大型野菜)が高騰した影響で、一品単価の上昇により好調となっている。一部では、仕入れや品質低下により苦戦している地域もあった。カット野菜を好調、玉ねぎを不調にあげるコメントが多かった。果物相場も輸入品を中心に高騰しているが、好不調の判断は分かれている。リンゴや柑橘類は好調のコメントが多くみられた。
・水産 DI:7.3(やや好調)
・引き続き相場が高い環境のなか、売場の改装やレイアウト変更など、新商品開発などの成果で好調となったとするコメントが多くみられた一方で、マグロや刺身、鮮魚類が不調であるとのコメントもみられた。
・畜産 DI:18.3(好調)
・牛肉、豚、鶏共に高い相場が続いているなかで販売量も堅調となっており、好調となっている。気温の上昇と共に焼肉関連需要の高まりを背景に牛肉や豚肉が好調であり、なかでも国産が好調となっている。ハムやベーコンなども好調にあげるコメントが多い。一方で今後の利益率の管理を課題にあげるコメントも散見された。
・惣菜 DI:14.7(好調)
・出来立て作り立ての惣菜の提供や、旬な食材を使った季節感を出した惣菜等が好評であり、客数が前年に比べて増加していることも追い風となった。揚物類は好調であるとのコメントが多い。一方で周辺店舗との競合の厳しさを指摘する声もみられた。
・日配 DI:8.7(やや不調)
・前年の買いだめの対象となった商品(日持ちする冷凍食品等)の落ち込みからの反発も加わり、やや好調となった。ヨーグルトを中心とした乳製品が好調とのコメントが多い。気温の上昇とともに冷食が好調であったが、月内で気温の変化が激しかったため、その影響を受けたとのコメントもみられた。卵を不調とするコメントが散見された。
・一般食品:14.3(好調)
・前年消費税率引き上げ前の買いだめによる落ち込みからの反発により好調となった。買いだめの対象となった調味料類やドレッシング類や酒類はかなり好調となっている。また、これまで相場安により不調だった米類が好調に転換しつつある。値上げによる単価アップも追い風になっている。
・非食品 DI:9.0(やや好調)
・前年消費税率引き上げ前の買いだめによる落ち込みからの反発によりやや好調となった。買いだめの対象となった商品を中心に好調であるが、ドラッグストアを中心とした競合により落ち込み分をカバーできなかったとのコメントも見られた。

PI研のコメント:
・食品スーパー、2015年4月度の売上速報が5/21、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会から公表されました。パネル275、すなわち、275社、7,403店舗の食品スーパーのみの売上速報であり、日本で最も大規模、かつ、純粋な食品スーパーの売上速報です。結果は昨年の4月が消費増税の反動、さらには、相場高も寄与し、かつてない好調な結果となりました。全体108.3%、既存店106.3%、しかも、すべての部門が、既存店を含め、ほぼ平均に近い上昇であり、明らかに異常値です。それだけ、昨年の消費増税による買い控えが4月度には大きく響いていたと思われます。したがって、もう数ケ月、数字を見た上で本当に食品スーパーが好調なのかを判断する必要がありそうです。もう少し、その内容を見てみると、地域別には大きな差は見られませんが、規模別では規模が大きいほど好調さが際立っており、一般食品、非食品の貢献が大きいといえます。また、好調、不調コメントを見ると、生鮮は相場高、グロサリーは昨年の消費増税による買いだめの反動が追い風となったようです。これを受け、次回、5月以降、どのような結果となるか、その数値の変化に注目です。

お知らせ:
1.2014年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、リリース!
  *食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社を対象!
  *過去5年間を(ドラックストア3年)、エクセルで自由自在に分析!
2.eラーニングでの iD付POS分析を体感しませんか?
  *無料トライアル版、お申し込みはこちら!
  *販売・売場づくりのポイント、無料トライアル版はこちら!
  →Big Data、マーケティング関連のメルマガはじめます、ご登録を!
3.MBQ(マービック)オープン:Big Data、マーケティング!
  →MBQのfacebookはこちら!
4.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ! 
5.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設587人!

May 29, 2015 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 食品スーパー、売上速報、2015年4月、消費増税の反動!:

Comments

Post a comment