小売業と製造業、スーパーマーケットビジネス考!
スーパーマーケット ビジネス考! :
・AJS オール日本スーパーマーケット協会:
・https://www.facebook.com/AJSassociation?fref=nf
・小売業が製造業を支配するのは消費者にとっての不幸(その6):
・オール日本スーパーマーケット協会会長 荒井伸也 筆
・抜粋:
・これは私の「スーパーマーケット経営理論化の試み」のなかで、《作と演》の発見と並ぶ重要な発見だった。
売場面積は700坪以上。すべて《店舗=製品》という発想に由来した《製品開発》の結果である
・やがて、この考え方が、逆の方向からも使えるということに気づく。すなわち、我々スーパーマーケットの経営者が新店にかける思いと酷似するものを、製造業の人々はその新製品開発に賭けるはずだという見方である。
・ここまで考えたとき、小売業がそのバイイングパワーに物言わせて製造業を支配するなどという考えがほとんどナンセンスであるということに、私は気づいたのである。
参考:
・出店関連資産(土地、建物、敷金保証金)/総資産、1店舗当たりの資産:
・1店舗当たりの資産5億円以上:
・イズミ 8273 広島県 69.8% 2928
・平和堂 8276 滋賀県 72.0% 1481
・アークランドサカモト 9842 新潟県 56.0% 1097
・フジ 8278 愛媛県 61.3% 1004
・天満屋ストア 9846 岡山県 71.9% 838
・ベルク 9974 埼玉県 76.7% 754
・PLANT 7646 福井県 41.7% 730
・サンエー 2659 沖縄県 43.0% 657
・ヤオコー 8279 埼玉県 67.5% 635
・オークワ 8217 和歌山県 65.5% 531
・Olympic 8289 東京都 60.8% 523
・スーパーバリュー 3094 埼玉県 51.3% 503
・関西スーパーマーケット 9919 兵庫県 63.7% 502
PI研のコメント:
・AJS オール日本スーパーマーケット協会のフェイスブックで連載している荒井伸也氏の記事ですが、興味深い内容です。今回は「小売業が製造業を支配するのは消費者にとっての不幸(その6)」と題し、小売業と製造業の違いを論じています。結論は、「小売業がそのバイイングパワーに物言わせて製造業を支配するなどという考えがほとんどナンセンスである」というものですが、確かにその通りだと思います。参考に、2015年本決算の上場食品スーパーの指標を掲げました。これは食品スーパーのバイイングパワーによって獲得されたキャッシュが、何に蓄積されているかをB/Sから分析したものです。ここでは、1店舗当たり5億円以上の資産に投じている食品スーパーですが、全上場企業平均は約5億円、総資産に占める割合は約60%にも及びます。したがって、食品スーパーは荒井氏が指摘されているようにキャッシュの大半を店舗づくりに投じており、メーカーが商品づくりのために投じる工場等には投じる余裕がないといえます。食品スーパーの経営の本質は集客力があり、経営効率のよい店舗づくりにあるといえます。そして、その店舗を永続的に作り続けるよって持続的成長が保証されるといえます。この論考は、その意味で、実に、食品スーパーの経営の本質をついた記事であると思います。勉強になります。
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