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July 06, 2015

アークス、2016年2月、第1四半期、増収減益!

アークス、2016年2月、第1四半期決算、7/2
・http://www.arcs-g.co.jp/
・http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/info_dat_20150702153526.pdf

CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:87.90億円(昨年93.63億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△18.34億円(20.86%:昨年△30.65億円)
  →有形固定資産の取得による支出 :△11.31億円(△18.69億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△30.38億円(昨年△11.12億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):39.17億円(昨年51.85億円)

B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:2,058.00億円
・自己資本比率:57.0%(昨年58.7%)
・現金及び預金:383.55億円(総資産比 18.63%)
・有利子負債:189.70億円(総資産比 9.21%)
・買掛金:321.74億円(総資産比 15.63%)
・利益剰余金 :759.78億円

P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:1,235.59億円(9.8%)、営業利益:29.43億円(△5.2%)
・経常利益:33.02億円(△6.6%)、当期純利益:17.60億円(△7.2%)
・原価:76.01%(昨年 75.81%):+0.20、売上総利益:23.99%(昨年 24.19%):-0.20
・経費:21.60%(昨年 21.42%):+0.18
・営業利益:2.39%(昨年 2.77%):-0.38

アークスのコメント:
・個人消費においては、富裕層や外国人需要に支えられた大都市圏と地方との格差が鮮明となるなど先行き不透明な状況で推移しました。
・当社グループの主力事業である食品小売業界におきましても、消費者の節約志向が長引く中、原材料価格の上昇や電気料金の値上げ等によるコストの増加に加え、業態を超えた出店・価格競争の激化など、経営環境は引き続き厳しい状況で推移してまいりました。
・このような状況のなか、当社グループは、「我ら生活防衛隊 高志信頼団結で 一兆円を目指し 豊かな長寿社会地方創生に資す」を年頭方針として掲げ、これまで以上に積極的な取り組みを行い、地域シェアの拡大と企業価値の向上に努めてまいりました。
・組織体制面におきましては、公正な取引を推進するための業務改革や当社グループのスケールメリットを生かした様々な取り組みを継続した他、新たにグループの営業活動や今後の地域シェアの拡大を支える次世代基幹システムの基盤構築を目的としたプロジェクトを設置し、検討を開始いたしました。
・店舗展開におきましては、新規出店として、平成27年3月には「ビッグハウス矢巾店」、同年4月には「ビッグハウス一関店」(いずれも運営会社㈱ベルプラス)並びに「東光ストア東区役所駅前店」(運営会社㈱東光ストア)を開店した他、地域のライフラインとしての役割を果たし、小商圏マーケットにおけるお客様の支持獲得のため、平成27年5月に「ダ*マルシェ愛別店」及び「ダ*マルシェ上川店」(いずれも運営会社㈱道北アークス)を開店いたしました。
・小商圏向け小型店の新しい業態である「ダ*マルシェ」は㈱道北アークスが平成27年3月に開設した総合物流センター並びに同年5月から稼働を開始したデリカセンターをそれぞれ活用し、店舗への商品一括配送の体制が構築されたことから、店舗の効率的な運営が可能となり実現したものです。なお、同年6月には3店舗目となる「ダ*マルシェ比布店」を開店しております。同業態につきましては、今後も検証を進めながら、更なる店舗展開を検討してまいります。
・これらの結果、当第1四半期連結会計期間末における当社グループの総店舗数は324店舗となりました。
アークスRARAカードにつきましては、店舗の出店・改装に合わせて実施した新規会員獲得キャンペーンやポイント提携店の拡充により当第1四半期連結会計期間末の総会員数が約260万人となりました。

アークスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9948.T

PI研のコメント:
・アークスが7/2、2016年2月期の第1四半期決算を公表しました。ここへ来て、2月期の本決算の食品スーパー業界の第1四半期決算の公表がラッシュといえます。第1四半期は昨年が3月から5月に当たりますので、ちょうど消費増税前後にあたり、その影響がダイレクトに反映されます。したがって、昨対が不安定な比較での決算となることが前提となります。アークスの結果ですが、増収減益と、昨対で見る限り、厳しい決算といえます。原価、経費双方が上昇し、ダブルで利益を圧迫しているのが要因といえます。アークス自身も、「原材料価格の上昇や電気料金の値上げ等によるコストの増加に加え、業態を超えた出店・価格競争の激化、・・」とコメントしており、経営環境が厳しいとのことです。結果、キャッシュフローも、投資を控え、財務改善と内部留保に厚く配分しており、ここは攻めではなく、守りを優先したといえます。実際、この第1四半期は、「今後の地域シェアの拡大を支える次世代基幹システムの基盤構築を目的としたプロジェクトを設置」と次世代に向けた準備をはじめています。さらに、「小商圏向け小型店の新しい業態である「ダ*マルシェ」」の開発に本格的に着手しており、今後の成長の機会に備えているといえます。アークスは、「我ら生活防衛隊 高志信頼団結で 一兆円を目指し 豊かな長寿社会地方創生に資す」を年頭方針として掲げましたので、今後、1兆円を目指した経営基盤を固めなければならず、そのための守りを固め、キャッシュを厚く内部留保に配分したと思われます。今期は、恐らく、この方向で進むと思われますが、どこで、反転攻勢、攻めに転じるか、それまでどのような体制固めをはかってゆくのか、その動向に注目です。

お知らせ:
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