ID-POS分析とSNSが融合、クラウドで格安!
SNSの影響、格安で把握、日立システムズ、中小チェーン向け
・日経MJ:7/12
・購買履歴と組み合わせ→CM効果や不満分析
・日立システムズは売れ筋の商品を分析したり、購入後の消費者の反応を調査したりするサービスを始める。誰が買ったか分かるID付きPOS(販売時点情報管理)から集めた850万人の情報や消費者のツイッターなどを組み合わせて分析。ネットの投稿が購買にどう結びついたか知りたいというニーズの高まりに対応する。価格を従来の10分の1以下に抑え中小チェーンの需要を狙う。
・記事抜粋:
・サービスの名称は「ドルフィンアイ」。小売りのデータ分析を手掛けるカスタマー・こみゅいんケーションズ(東京・港区)と協業し月内に提供を始める。
・2015年度中をめどに、ドルフィンアイと日立が手掛ける消費者のブログや交流サイト(SNS)の情報分析を連携し分析の精度を高める。
・2社のサービスを組み合わせた場合の利用料は月額20万円程度、ドルフィンアイのみは同10万円程度の見込み。
これまでは初期費用として数千万円以上かかる場合が多かったが、新サービスはクラウドサービスとして提供することで価格を抑制・18年度末までに累計1000社への提供を目指す。
日立システムズ:
・http://www.hitachi-systems.com/
カスタマー・コミュニケーションズ:
・ http://www.truedata.co.jp/
・ドルフィンアイ:http://www.truedata.co.jp/service/
・メーカー向け分析ツール、市場を俯瞰できる簡単ツールからID – POSの特性を発揮でき、深堀できる
ツールまで、コストや用途に応じたツールをラインアップ。
PI研のコメント:
・ID-POS分析、新サービスの登場です。ここへ来て、ID-POS分析の新サービスがあいついでいます。記事にもあるように、今回のサービスをまともに見積もると、従来は「初期費用として数千万円以上かかる場合が多かった」のが実情であり、今回はメーカー対象ですが、小売業側が導入するにも、ほぼ同様の金額、あるいはそれ以上がかかかっているのが現状といえます。ここへ来て、この費用が約1/10に下がっている要因はIT技術の進化、特にクラウド環境での分析技術、さらに、そのビッグデータを分析するBIツールの発展が大きいといえます。また、SNS関連の分析環境が整備され、容易にID-POS分析と連携がとれるようになたことも大きいといえます。今回のサービスもまさに、この流れで開発されたものであり、CCLの「ドルフィンアイ」と日立システムズのSNSとをクラウド上でリンクさせ、新サービスを格安で提供しようというものです。2015年度中をめどとのことであり、18年度末までに累計1000社への提供とのことですので、これからはじまるサービスですが、今後、このようなサービスが、開発環境が整ったことで、次々に生まれてくると思います。流通業界も本格的なビッグデータの波に入ったといえそうです。
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