コンビニ売上速報、2015年6月、既存店微増!
・一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会:2015年6月度:7/21
・ココストア、サークルKサンクス、スリーエフ、セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、デイリーヤマザキ、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソン
・http://www.jfa-fc.or.jp/folder/1/img/20150721110649.pdf
・コメント:
・今月は、梅雨前線の活動が活発だったため、東日本太平洋側を除いた地域で降水量が多く、客数に影響を及ぼした。しかしながら、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や弁当、惣菜等の中食が好調に推移したこと等から、既存店売上高は前年を上回る結果となった。
既存店ベースでは、売上高7,675億円(前年同月比+0.6%)が3ヶ月連続のプラス、来店客数12億9,973万人(前年同月比-0.3%)が5ヶ月ぶりのマイナスになり、平均客単価591円(前年同月比+0.9%)は3ヶ月連続のプラスとなった。
売上高:過去1年間掲載
・2015年6月
全 店:841,723百万円(昨年 806,267百万円):+4.4%
・既存店:767,469百万円(昨年 763,063百万円):+0.6%
・5月:
・全 店:865,716百万円(昨年 815,264百万円):+6.2%
・既存店:788,451百万円(昨年 775,719百万円):+1.6%
・4月:
・全 店:814,670百万円(昨年 753,856百万円):+8.1%
・既存店:741,504百万円(昨年 712,771百万円):+4.0%
・3月:
・全 店:841,091百万円(昨年 829,713百万円):+1.4%
・既存店:762,611百万円(昨年 784,627百万円):-2.8%
・2月:
・全 店:730,066百万円(昨年 709,809百万円):+2.9%
・既存店:662,853百万円(昨年 672,208百万円):-1.4%
・1月:
・全 店:784,779百万円(昨年 755,077百万円):+3.9%
・既存店:712,422百万円(昨年 717,142百万円):-0.7%
・2014年12月:
・全 店:859,289百万円(昨年 832,760百万円):+3.2%
・既存店:781,660百万円(昨年 791,489百万円):-1.2%
・11月:
・全 店:800,950百万円(昨年 779,219百万円):+2.8%
・既存店:726,919百万円(昨年 739,227百万円):-1.7%
・10月:
・全 店:829,545百万円(昨年 800,823百万円):+3.6%
・既存店:753,207百万円(昨年 761,363百万円):-1.1%
・9月:
・全 店:811,603百万円(昨年 786,504百万円):+3.2%
・既存店:737,720百万円(昨年 747,077百万円):-1.3%
・8月:
・全 店:876,601百万円(昨年 859,297百万円):+2.0%
・既存店:796,363百万円(昨年 816,351百万円): -2.4%
・7月:
・全 店:884,151百万円(昨年 856,311百万円):+3.3%
・既存店:803,006百万円(昨年 808,687百万円):-0.7%
店舗数:
・2015年
・6月:
・52,650店舗(昨年50,601店舗):+4.0%
・5月:
・52,617店舗(昨年50,480店舗):+4.2%
・4月:
・52,417店舗(昨年50,173店舗): +4.5%
・3月:
・52,397店舗(昨年49,930店舗): +4.9%
・2月:
・52,380店舗(昨年49,994店舗): +4.8%
・1月:
・51,934店舗(昨年49,493店舗): +4.9%
客数:
・2015年
・6月:
・全 店:1,407,252千人(昨年1,357,096千人):+3.7%
・既存店:1,299,729千人(昨年1,303,705千人):-0.3%
・5月:
・全 店:1,447,874千人(昨年1,383,389千人):+4.7%
・既存店:1,335,363千人(昨年1,333,369千人):+0.1%
・4月:
・全 店:1,350,277千人(昨年1,288,091千人):+4.8%
・既存店:1,247,087千人(昨年1,241,169千人):+0.5%
・3月:
・全 店:1,370,930千人(昨年1,307,914千人):+4.8%
・既存店:1,261,069千人(昨年1,259,149千人):+0.2%
・2月:
・全 店:1,197,423千人(昨年1,144,168千人):+4.7%
・既存店:1,101,047千人(昨年1,100,238千人):+0.1%
・1月:
・全 店:1,261,511千人(昨年1,223,473千人):+3.1%
・既存店:1,160,578千人(昨年1,179,803千人):-1.6%
客単価:
・2015年
・6月:
・全 店:598.1円(昨年594.1円):+0.7%
・既存店:590.5円(昨年585.3円):+0.9%
・5月:
・全 店:597.9円(昨年589.3円):+1.5%
・既存店:590.4円(昨年581.8円):+1.5%
・4月:
・全 店:603.3円(昨年585.3円):+3.1%
・既存店:594.6円(昨年574.3円):+3.5%
・3月:
・全 店:613.5円(昨年634.4円):1.4%
・既存店:604.7円(昨年623.1円):-3.0%
・2月:
・全 店:609.7円(昨年620.4円):-1.7%
・既存店:602.0円(昨年611.0円):-1.5%
・1月:
・全 店:622.1円(昨年617.2円):+0.8%
・既存店:613.9円(昨年607.8円):+1.0%
部門売上高:
・2015年
・6月:
・日配食品:構成比35.6%:+2.2%
・加工食品:構成比27.1%:-1.2%
・非 食 品:構成比31.5%:-2.3%
・サービス:構成比5.8%:+17.0%
・合 計:構成比100.0%:+0.6%
・5月:
・日配食品:構成比35.8%:+2.3%
・加工食品:構成比27.1%:+1.1%
・非 食 品:構成比31.6%:-1.2%
・サービス:構成比5.5%:+19.4%
・合 計:構成比100.0%:+1.6%
・4月:
・日配食品:構成比35.6%:+1.6%
・加工食品:構成比26.9%:+2.0%
・非 食 品:構成比32.1%:+7.8%
・サービス:構成比5.4%:+9.7%
合 計:構成比100.0%:+4.0%
・3月:
・日配食品:構成比35.5%:+2.4%
・加工食品:構成比26.9%:-0.3%
・非 食 品:構成比31.4%:-12.4%
・サービス:構成比6.2%:+14.6%
・合 計:構成比100.0%:-1.40.7%
・2月:
・日配食品:構成比35.4%:+0.4%
・加工食品:構成比26.8%:-2.0%
・非 食 品:構成比32.8%:-3.7%
・サービス:構成比5.7%:+9.4%
・合 計:構成比100.0%:-2.8%
・1月:
・日配食品:構成比34.6%:+1.4%
・加工食品:構成比26.9%:-1.3%
・非 食 品:構成比32.2%:-3.2%
・サービス:構成比5.6%:+0.4%
・合 計:構成比100.0%:-0.7%
参考:
・日配食品:
・米飯類(寿司、弁当、おにぎり等)、パン、 調理パン、惣菜、漬物、野菜、青果、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、乳飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、生菓子(ケーキなどの和洋菓子)、サラダ、デザート類(プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
・加工食品:
・菓子類(生菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(日本酒、ウイスキー、ワイン等)、調味料(味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、食塩、砂糖、食用油、米穀、乾物、各種の缶・瓶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品、焼きのり等
・非食品:
・雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文房具、ブラシ、玩具、雑貨、たばこ、ペットフード、乾電池、テープ、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、人形、サングラス、履物、園芸用品、ゲームソフト、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、陶磁器・ガラス器、金物、紙製品、フィルム、切手、はがき、収入印紙、装身具等
・サ ー ビ ス:
・コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、ギフト券、乗車券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、D.P.E、レンタル、航空券、宿泊券、クリーニング等
PI研のコメント:
・日本フランチャイズチェーン協会が7/21、2015年6月度のコンビニ、52,650店舗の売上速報を公表しました。結果は全体が4.4%、既存店は0.6%の微増という、やや厳しい結果となりました。コメントにもあるように、「梅雨前線の活動が活発だったため、東日本太平洋側を除いた地域で降水量が多く、客数に影響、・・」とのことで、客数が減少したことが要因とのことです。実際、既存店の客数は-0.3%とマイナスとなっており、これを客単価の+0.9%でカバーした形です。部門別に見ると、日配食品は、「淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や弁当、惣菜等の中食が好調に推移、・・」とのことで、+2.2%と堅調な数字でしたが、加工食品、非食品が-1.2%、-2.3%と、マイナスと厳しい結果となりました。ただ、店舗数は+4.0%増と、依然として高い水準を維持しており、全体は堅調に伸びているといえます。消費増税の影響もこれで、一段落といえ、来月以降、堅調な日配食品を中心に、どこまで既存店を改善できるか、その動向に注目です。
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