GMS、大量閉鎖時代へ、ヨーカ堂本気!
「GMS大量閉店」到来 ヨーカ堂、3度目の正直 :9/21
・日経MJプレミアム:
・記事抜粋:
・国内に約1850ある総合スーパー(GMS)に大量閉店の波が押し寄せている。セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂は2020年2月期までに40店舗を閉める方針を固めた。ユニーグループ・ホールディングスも最大で50店を閉店する方向で検討に入った。構造不況といわれて20年間近く。有効な打開策もないまま、消費者や投資家、地域にとっての重要性が薄れたことを映し出している。
・業績低迷に苦しむヨーカ堂が店舗の大量閉店を表明するのは今回が初めてではない。1度目はセブン&アイ・ホールディングスの誕生前日の2005年8月31日。規模の小さい店舗や商圏縮小で収益が悪化した店舗を中心に、4年間で30店を閉鎖する方針を示した。
・次の転機は09年10月。リーマン・ショックによる消費不振で09年3~8月期に72年の上場以来、上期として初の営業赤字に転落したことが追い打ちをかけた。ヨーカ堂は13年2月期末までに30店を閉鎖する方針だったが、11年3月の東日本大震災後の復興需要で売上高が回復。日立店(茨城県日立市)や仙台泉店(仙台市)などの閉店を取りやめ、実際には19店の閉鎖にとどまった。
・「ヨーカ堂を再生させるまでは辞められない」――。この言葉を最近口にすることが多くなったセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長が下した今回の全店舗の2割強にあたる40店の閉店方針。ある関係者は「今までの時とは違い、会長の閉店への決意を感じる」と話す。
イトーヨーカ堂40店閉鎖=不採算店中心に、5年で:9/18
・時事ドッドコム:
・セブン&アイ・ホールディングスは18日、傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂について、2020年2月期までに、全体の約2割に当たる40店を閉鎖する方針を固めた。不採算店や老朽店を中心に、売却や統廃合を進め、収益改善を図る。
PI研のコメント:
・イトーヨーカ堂が2020年2月までという中期間で、約40店舗のGMSを閉店することが報じられています。今回は時に、日経MJによれば「「ヨーカ堂を再生させるまでは辞められない」と鈴木会長が口にするようになったとのことで、単なる閉鎖ではなく、グループ全体の成長戦略に沿う一貫と思われます。一般に経営戦略は成長成長戦略が先であり、そのためにリストラがなされるのが理想といえます。今回のイトーヨーカ堂のリストラも、新たな成長戦略へ向けてのステップととれるのではないかと思います。イトーヨーカ堂のリストラの動きよりも、その背後になあるセブン&アイHの成長戦略に注目といえます。
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