コメリ、2016年3月、中間決算、増収増益、好調!
コメリ 、2016年3月、第2四半期決算、10/27
・http://www.komeri.bit.or.jp/index.html
・http://www.komeri.bit.or.jp/ir/finalaccounts/2016/55th_2Q_tanshin.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:17,066億円(昨年11,868億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△65.29億円(昨年△76.38億円)
→有形固定資産の取得による支出 :△54.15億円(△71.89億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△111.52億円(昨年△78.25億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少): △6.07億円(昨年△35.96億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:2,991.88億円
・自己資本比率: 48.5%(昨年46.1%)
・現金及び預金:87.20億円(総資産比 2.91%)
・有利子負債:717.26億円(総資産比 23.97%)
・買掛金:482.29億円(総資産比 16.11%)
・利益剰余金 :1,101.52億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 1,694.49億円(4.5%)、営業利益:112.35億円( 11.9%)
・経常利益:110.17億円(13.1%)、当期純利益:70.49億円( 17.0%)
・原価:67.47%(昨年 67.05%):+0.42、売上総利益:32.53%(昨年 32.95%):-0.42
・経費:29.11%(昨年 29.97%):-0.86
・マーチャンダイジング力:3.42%(昨年2.98%):+0.44
・その他営業収入:3.45%(昨年3.43%):+0.02
・営業利益:6.87%(昨年6.41%):+0.46
コメリのコメント:
・小売業界におきましては、消費税率引き上げ後の影響も収まり、ゴールデンウィークや梅雨明け後の天候が全国的に恵まれたことも重なり、比較的堅調な業況となりました。一方で、円安による輸入原材料価格の高騰等により、食料品を中心とする物価上昇等の影響が家計を圧迫しており、個人消費の本格的な回復には、更なる時間を要するものと思われます。
・このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間は、春先の農業資材や肥料・農薬、8月上旬における冷房機器やレジャー用品等の季節商材が堅調に推移し、売上を牽引いたしました。
・商品政策におきましては、お客様の豊かな暮らしを応援すべく、年間を通じて価値ある商品をお買得価格で提供するエブリデイ・ロー・プライス(以下、EDLP)戦略に重点を置いてまいりました。EDLP対象商品の売上高も堅調に推移いたしました。
・4月には、商品部門の組織を変更し、「商品開発部」及び「パワー商品部」を新設いたしました。「商品開発部」は、よりグローバルなPB商品の開発に注力し、更なる商品力の強化に取り組んでまいりました。「パワー商品部」は、プロニーズにも対応する専門的な品揃えの強化、ならびにパワー業態の営業力の強化を図ってまいりました。パワー業態の売上高は、「金物・資材・建材」分野を中心に堅調に推移いたしました。
・また、更なるお客様の利便性向上のために7月中旬より発行を開始した自社運営プリペイドカード「アクアカード」の新規会員数は、当第2四半期末で約10万人となりました。これまでの「コメリカード」の会員数も110万人を超え、カード会員数は順調に拡大し、合計で120万人となりました。
・新規出店につきましては、パワー2店舗(岩手県、福岡県)、ホームセンター2店舗(青森県、佐賀県)、ハードアンドグリーン1店舗(岡山県)を開店いたしました。なお、ハードアンドグリーン3店舗(山形県、栃木県、島根県)を閉店いたしましたので、当第2四半期末の店舗数は、パワー40店舗、ホームセンター149店舗、ハードアンドグリーン968店舗、アテーナ14店舗、合計で1,171店舗となりました。
PI研のコメント:
・ホームセンター、コメリが10/27、2016年3月期の中間決算を公表しました。結果は増収増益、特に利益はいずれの段階でも2桁増となる好決算となりました。原価は上昇し、粗利は減少しましたが、それを大きく上回る経費の削減により、利益を押し上げたのが要因です。また、売上高が堅調な要因は新規出店がパワー、ホームセンター、ハードアンドグリーンともにバランスよく出店したためです。特に、パワーは、今期から新たに「パワー商品部」を新設」とのことで、「プロニーズにも対応する専門的な品揃えの強化、ならびにパワー業態の営業力の強化を図って、・・」とのことです。コメリ、カード戦略にも力を入れており、プリペイドカードも新規約10万人と好調です。また、「「コメリカード」の会員数も110万人を超え」と100万人を超えましたので、今後、商品戦略だけでなく、顧客に軸をおいたマーケティング戦略も本格的に進めるのではないかと思います。コメリ、この好調さを維持し、今期どこまで、収益を押し上げるか、その動向に注目です。
コメリの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8218.T
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