ヤマナカ、2016年3月中間決算、減収減益!
ヤマナカ 、2016年3月、第2四半期決算、10/26
・http://www.super-yamanaka.com/yamanaka/index.html
・http://www.super-yamanaka.co.jp/ir/pdf/59-2.pdf
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:3.91億円(昨年17.78億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:1.49億円(昨年△10.09億円)
→有形固定資産の取得による支出 :△4.35億円(△10.95億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△4.55億円(昨年△2.19億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少): 0.85億円(昨年5.49億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:412.92億円
・自己資本比率:37.2%(昨年34.4%)
・現金及び預金:43.01億円(総資産比 10.41%)
・有利子負債:123.24億円(総資産比 29.84%)
・買掛金:58.07億円(総資産比 14.06%)
・利益剰余金 :4,629億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:499.31億円(△1.0%)、営業利益:3.54億円(△21.6%)
・経常利益:3.88億円(△20.7%)、当期純利益: 0.62億円(△73.7%)
・原価:74.36%(昨年 74.32%):+0.04、売上総利益:25.64%(昨年 25.68%):-0.04
・経費:30.30%(昨年 30.10%):+0.20
・マーチャンダイジング力:-4.66%(昨年-4.42%):-0.24
・その他営業収入:5.41%(昨年5.38%):+0.03
・営業利益:0.75%(昨年0.96%):-0.21
ヤマナカのコメント:
・小売業界におきましては、雇用・所得環境の改善により消費の一部に持ち直しの兆しが見られるものの、円安や原材料価格の高騰を受けた食料品の相次ぐ値上げなどにより、個人消費は節約志向が根強く、力強さに欠ける動きが続いております。
・こうしたなか当社グループは、平成28年3月期を初年度とする中期3ヵ年計画を策定し、当該計画のテーマに掲げた“持続的成長”を目指し、①当社の強みを最大限発揮、②店舗及び本部の生産性向上、③働き甲斐のある職場作りの3つを経営課題の軸として取り組んでおります。
・商品政策では、商品の鮮度、品質、おいしさを重視した品揃えの強化を図り、惣菜を含めた生鮮食品の販売構成比を高めるとともに、ポイントカード「グラッチェカード」の販売データを活用し、地域特性やお客様のライフスタイルの変化に対応した商品構成の見直しに取り組んでおります。
・店舗政策では、惣菜コーナーの充実や収納代行サービスの実施など新たな小型店フォーマットの確立を目指し、平成27年8月に陽なたの丘店(愛知県知多郡阿久比町)を新設いたしました。
・また、当社の高質業態である“フランテ”強化の一環として、次世代を見すえたフランテモデルの確立を目指し、フランテ1号店である八事フランテ(名古屋市天白区)の売場を一新する大型改装を行うとともに、その他既存店舗の活性化を図るため、白土フランテ館(名古屋市緑区)など5店舗の改装、陳列替を実施いたしました。
・店舗運営面では、従業員の採用環境が厳しさを増すなか、店舗の生産性向上に向けた取り組みを重点的に行うとともに、パートナーを含めた小集団活動など職場の活性化に取り組んでおります。
ヤマナカの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8190.N
PI研のコメント:
・ヤマナカが10/26、2016年3月期の中間決算を公表しました。食品スーパー業界2月度の中間決算が一段落し、今後は3月期の中間決算へと焦点が移ります。そのヤマナカの結果ですが、減収減益、特に利益が大幅減と厳しい結果となりました。原価経費、特に経費が0.20ポイントと大きく上昇し、ダブルで利益を圧迫したのが要因です。ヤマナカは現在「平成28年3月期を初年度とする中期3ヵ年計画を策定」したところであり、「①当社の強みを最大限発揮、②店舗及び本部の生産性向上、③働き甲斐のある職場作り、・・」と3つの柱で業務改革に取り組みはじめています。成長戦略では、「惣菜コーナーの充実や収納代行サービスの実施など新たな小型店フォーマットの確立を目指し、・・」と新業態に取り組む一方、「当社の高質業態である“フランテ”強化の一環として、次世代を見すえたフランテモデルの確立を目指し、・・」と、フランテの活性化に取り組みはじめました。この厳しい結果を受けて、ヤマナカ、今期、どこまで収益改善をはかるか、その動向に注目です。
お知らせ:
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