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January 26, 2016

食品スーパー売上速報、2015年12月、気温と相場に翻弄!

スーパーマーケット販売統計調査(2015年12月実績速報版):1/21
・http://www.super.or.jp/
・https://www.facebook.com/superkyokai/timeline
・http://www.super.or.jp/wp-content/uploads/2015/11/tokei-20151120hms.pdf
・日本スーパーマーケット協会:http://www.jsa-net.gr.jp/
  ⇒97社、7,550店舗、80,392億円:2015年4月現在
・オール日本スーパーマーケット協会:http://www.ajs.gr.jp/
  ⇒55 社、1,924店舗、15,833億円:2014年12月現在
・一般社団法人 新日本スーパーマーケット協会:http://www.super.or.jp/?page_id=2646
  ⇒350社、6,044店舗、73,000億円:2014年6月現在

2015 年12月:
・12 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.1 の 46.2、見通し判断は前月から変わらず 44.1 となり、共に前月とほぼ同水準となった。
・経営動向調査結果は、客単価 DI-1.1(前月比-8.8)と大きく下落し、消費税率引き上げの影響があった 2015 年 3 月と 2014 年 4 月を除けば、2013 年 8 月以来のマイナスとなった。一方で前月大幅に下落した来客数 DI は、依然としてマイナスではあるものの、-3.3(+6.6)と改善をみせた。仕入原価 DI や販売価格 DI には大きな変化はなく、来客数増と客単価減が相殺されたため、売上高 DI、収益 DI ともに前月並みの水準を維持する結果となった。
・カテゴリー動向結果は、平年よりかなり高い気温に大きな影響を受けている。これまで好調な動向を牽引していた青果 DI が相場下落も重なり-3.8(前月比-8.7)と落ち込みが大きく、畜産 DI も前月に引き続き 2 ヵ月連続でマイナスとなっている。一方で、好天の日が多く行楽・行事需要の高まりを受け、惣菜 DI は 9.1(+2.3)と堅調に推移した。
・景況感調査は、今月はすべての DI で前月から大きな変化はみられずほぼ横ばいでの推移となった。前月に続いての悪化からは踏みとどまった結果となったが、周辺地域景気判断DIの長期傾向でみる2015年 5 月をピークとした下降トレンドが継続している。
・11 月に続き季節外れの気温や相場の落ち着きにより、好調を牽引してきた生鮮品が伸び悩み、実質的には、2 年半ぶりに客単価がマイナスを記録するなど厳しい状況を来客数の改善が支える結果となった。今後も天候や相場に左右される側面はあるものの、客単価が支えてきた売上高に変化の兆しがみえている。今後も客単価 DI と来客数 DI の動向を注視していく必要がある。

集計企業数(社):パネル275(275社)
・総店舗数(店舗):7,478店舗
・既存店総売上高:97,722,902万円(店舗平均月商:13,490万円)
・総売場面積(平米):12,736,676平米:店舗平均売場面積:516.12坪)

概要:12月度
・総売上高:100,880,861万円(全体102.6%、既存店100.6%)
・青果:12,344,268万円(構成比12.2%、全体102.4%、既存店100.1%)
・水産:10,195,249万円(構成比10.1% 、全体102.5%、既存店100.3%)
・畜産:11,407,225万円(構成比11.3%、全体102.0%、既存店99.5%)
・惣菜:9,745,435万円(構成比9.7%、 全体106.0%、既存店103.2%)
・日配:18,517,045万円(構成比18.4%、全体103.7%、既存店101.4%)
・一般食品:27,073,829万円(構成比26.8%、全体103.2%、既存店101.4%)
・非食品:8,279,114万円(構成比8.2%、 全体97.5%、既存店96.4%)
・その他:3,318,739万円(構成比3.3%、 全体99.4%、既存店98.8%)

エリア別:12月度
・北海道・東北地方:全体103.2% 、既存店101.9%
・関東地方:全体102.9%、既存店100.4%
・中部地方:全体101.7%、既存店99.9%
・近畿地方:全体101.9%、既存店100.2%
・中国・四国地方:全体103.6%、既存店99.8%
・九州・沖縄地方:全体101.3%、既存店101.4%

保有店舗数別集計:12月度
・1~3店舗 :全体98.6%、既存店99.8%
・4~10店舗 :全体101.6%、既存店100.8%
・11~25店舗 :全体100.5%、既存店100.0%
・26~50店舗 :全体102.4%、既存店100.4%
・51店舗以上 :全体103.1% 、既存店100.7%

好調コメント 不調コメント :( )は少数コメント
2016 年1月調査(12月実績)キーワード:
 1. 気温上昇で冬物商材不調
 2. 来客数改善
 3. 年末売上好調

青果 DI:-3.8(やや不調)
・天候に恵まれ、生育が良く、相場安となり単価が下落した影響や葉物、根菜、きのこ類など鍋商材が伸び悩んだためやや不調となった。一方、果物は、みかんやいちごなどで単価が高く好調、など好調とするコメントがある一方で、品質の低下で苦戦しているとのコメントもみられた。

水産 DI:-2.5(やや不調)
・年末商戦での際物や刺身類が好調だった一方で、気温上昇によりタラ、カキ、カニ、練り物など鍋物商材が苦戦したため、全体としてはやや不調となった。

畜産 DI:-2.3(やや不調)
・気温上昇により鍋物商材が苦戦、牛肉は相場が高く売り込みにくい状況となっておりやや不調となった。豚肉は相場が下がり始めた影響で好調とするコメントも一部にみられた。クリスマスは、ローストビーフが好調に推移したが、年末、地方では帰省客が少なく大型パックが不調とのコメントもみられた。加工肉は WHO の報道の影響がギフトを中心に大きく、回復には至らなかった。

惣菜 DI:9.1(やや好調)
・気温が高く、麺類などホットメニューは厳しかったものの、サラダ類や酒類のおつまみが好調となり、好天により外出の機会も多かったことから、全体ではやや好調となった。年末は、おせちのニーズは減少しているものの、クリスマスのチキンが好調だったいうコメントが多く、洋風メニューの提案が好評だったとのコメントもみられた。

日配 DI:-1.5(やや不調)
・気温が高い影響で豆腐、こんにゃく、おでんなどの鍋用商材の動きが鈍かったが、一方で飲料や洋菓子、アイスクリーム(特にプレミアム系)が好調となった。クリスマスケーキの伸長、健康を意識したヨーグルト飲料をはじめとする乳製品が引き続き好調であるとのコメントが多い。

一般食品:0.4(やや好調)
・食品価格の上昇に加え、気温が高いことから飲料、酒類などが牽引し、やや好調となった。鏡餅など餅類は苦戦した。前年低調だったギフト需要が酒類を中心に回復したとのコメントもみられた。

非食品 DI:-10.2(不調)
・気温が高く、冬物衣料、カイロなど防寒用品、マスクなどが伸び悩み不調となった。また 100 円ショップやドラッグストアとの競合の影響や、タバコの売上低下への指摘が多くあった。申年にちなみ赤色の肌着が売れたというコメントもみられた。

PI研のコメント:
・恒例の食品スーパーの2015年12月度の売上速報、パネル275が1/21、新日本スーパーマーケット協会から公表されました。結果は全体は102.6%と堅調でしたが、既存店は100.6%と、伸び悩んだといえます。コンビニが1.4%増ですので、食品スーパーの方が12月度は厳しかったといえます。その要因ですが、キーワードにもあるように、「気温上昇で冬物商材不調」と、部門別で見ると明らかですが、生鮮食品の不調にあります。すなわち、気温と相場に翻弄された12月度といえそうです。改めて、食品スーパーは気温と相場に大きな影響を受ける業種であるといえ、この2つをどう読むかが、マーチャンダイジング戦略を大きく左右するといえます。特に、商品仕入れは早いものでは数ケ月前に方針が決定されるため、この2つの変動要因を読み切るのは至難の業といえます。また、相場は生鮮食品特有のものですので、気温に影響されるともいえますので、この2つの関係の中でも、気温の読みが特にポイントといえます。2016年度に入っても気温の読みは難しい状況にあり、今後も不安定な状況が続くのではと思います。12月度に引きつづき、1月、2月、この冬をどう読むか、食品スーパー、各社のマーチャンダイジング戦略に注目です。

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