ハローズ、2016年2月、第3四半期、好調、過去最高!
ハローズ、2016年2月、第3四半期決算、12/28
・http://www.halows.com/
・http://www.halows.com/file/newrelease/133_0.pdf
・日経ニュース:12/28
・中四国地方が地盤の食品スーパー、ハローズが28日発表した2015年3~11月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比12%増の16億円だった。3~11月期では過去最高を更新した。14年12月以降、岡山市や愛媛県今治市などに6店を開業したことなどが寄与した。
・3月から商品の仕入れ先を絞り込むなど調達方法を変更したうえ、物流施設を相次ぎ開設し物流コストを減らした。売上高は10%増の781億円と過去最高となった。
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:511.92億円
・自己資本比率:36.1%(昨年33.4%)
・現金及び預金:34.90億円(総資産比 6.81%)
・有利子負債:176.67億円(総資産比 34.51%)
・買掛金:57.96億円(総資産比 11.32%)
・利益剰余金 :163.84億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 781.53億円(9.6%)、営業利益: 27.23億円( 7.9%)
・経常利益:26.83億円( 9.5%)、当期純利益: 16.55億円(11.7%)
・原価:75.57%(昨年 75.53%):+0.04、売上総利益:24.43%(昨年 24.47%):-0.04
・経費:23.48%(昨年 23.68%):-0.20
・マーチャンダイジング力:0.95%(昨年0.79%):+0.16
・その他営業収入:2.62%(昨年2.85%):-0.23
・営業利益:3.57%(昨年3.64%):-0.07
ハローズのコメント:
・小売業界におきましては、日常の買物での生活防衛意識は変わらず、低価格志向が続きました。また、オーバーストアの中での競合店の新規出店、業態間競争及び業界再編等、厳しい経営環境が継続しました。
このような状況の中で当社は、次の取り組みを行いました。
・経営面におきましては、継続的な企業発展の基盤作りに取り組み、平成27年10月に当社株式の上場市場が東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第一部へ変更されました。
・商品面におきましては、生鮮部門の産直取引の拡充、プライベートブランド商品の開発の継続、重点販売商品を設定し管理を行うことで業績の向上に取り組みました。また、8月より産学連携の取り組みによる栄養バランス弁当のリニューアル、10月よりデリカセンター内への炊飯ラインの開設による米飯関係商品の品質の向上等にも取り組みました。
・物流面におきましては、平成27年3月より仕入チャネルの再編成を行い、商品調達コスト及び物流コストの低減に取り組みました。また、10月より香川県坂出市の坂出低温センターを香川県綾歌郡宇多津町に四国物流センターとして移転し、物流効率の改善に取り組みました。
・販売促進面におきましては、継続的に行っている施策に加え、平成27年3月に「500品目値下継続宣言」を開始することで、生活防衛企画の充実に取り組みました。また、6月には当社独自の電子マネー機能付ポイントカード「ハロカ」の導入を開始し、7月には全店舗にてクレジット決済システムを導入することで利便性の向上に取り組みました。
・店舗開発面におきましては、平成27年4月に広島県尾道市に尾道店、7月に岡山県岡山市に瀬戸店、9月に広島県福山市に緑町店、10月に愛媛県今治市に中寺店、11月に兵庫県高砂市に高砂店を、いずれも売場面積600坪型、24時間営業の店舗として、新規5店舗出店いたしました。これにより、店舗数は広島県23店舗、岡山県24店舗、香川県11店舗、愛媛県7店舗、徳島県2店舗、兵庫県2店舗の合計69店舗となりました。
ハローズの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=2742.T
PI研のコメント:
・ハローズが12/28、2016年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、「3~11月期では過去最高を更新」と、好決算となりました。今期は積極的に新規5店舗を出店したことに加え、「10月より香川県坂出市の坂出低温センターを香川県綾歌郡宇多津町に四国物流センターとして移転し、物流効率の改善」、物流コストが改善されたことが大きいといえます。また、10月には「東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から東京証券取引所市場第一部へ変更」されたことにより、市場も評価、株価も一時は昨年の3倍に跳ね上がるなど、経営環境が大きく変化しています。ハローズ、この好決算を活かし、2016年度、どのような成長施略を打ち出すか、今期の本決算の結果とともに、注目です。
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