イズミ、2016年2月、第3四半期、増収増益、好決算!
イズミ、2016年2月、第3四半期決算、1/7
・http://www.izumi.co.jp/corp/
・http://www.izumi.co.jp/corp/ir/pdf/2016/2802_3q_kessan.pdf
・日本経済新聞:1/7
・イズミ純利益最高 3~11月134億円、既存店伸びる
イズミが7日発表した2015年3~11月期の連結決算は、純利益が前年同期比9%増の134億円だった。3~11月期として過去最高となった。改装・増床でてこ入れし、利益への影響が大きい既存店売上高が増えた。中堅スーパーの買収も収益に貢献した。
・売上高に当たる営業収益は10%増の4652億円、営業利益は5%増の217億円だった。既存店売上高は1.5%増えた。北九州市のスーパー大栄やユアーズ(広島県)などを買収した効果も出た。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:25.80億円(昨年409.54億円)
⇒仕入債務の増減額(△は減少):△74.91億円(昨年217.93億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△194.97億円(昨年△167.80億円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△196.15億円(△142.13億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:190.89億円(昨年△167.71億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):21.73億円(昨年74.03億円)
・営業活動によるキャッシュ・フローは、前第3四半期と比較すると38,373百万円減少しました。これは主に期末日の曜日の影響により、債権債務が変動したことによるものです。
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:4,788.53億円
・自己資本比率: 29.8%(昨年 31.2%)
・現金及び預金:156.53億円(総資産比 3.27%)
・有利子負債:1,986.95億円(総資産比 41.49%)
・買掛金:389.82億円(総資産比 8.14%)
・利益剰余金 :1,185.06億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:4,652.34億円( 10.0%)、営業利益: 217.01億円( 5.5%)
・経常利益: 212.04億円( 4.3%)、当期純利益:134.87億円( 8.8%)
・原価:78.71%(昨年 78.77%):-0.06、売上総利益:21.29%(昨年 21.23%):+0.06
・経費:21.21%(昨年 21.09%):+0.12
・マーチャンダイジング力:0.08%(昨年0.14%):-0.06
・その他営業収入:4.81%(昨年4.97%):-0.16
・営業利益:4.89%(昨年5.11%):-0.22
イズミのコメント:
・当社グループにおいては、「GMS業界ナンバーワン」を目指し、実行方針である“お客様のために尽くす”のもと、お客様満足を追求してまいりました。品質・価格ともに競争力のある品揃えの提供に努めるとともに、売場の付加価値を高めていくことで、地域一番店の地位をより確固たるものにすべく、取り組みを推進しました。
・店舗面では、「未来を見据えた三世代が集うライフニーズ型ショッピングセンター(SC)」として、4年ぶりとなる大型SC「ゆめタウン廿日市」を新設し、オープン直後より高い集客力を発揮し、好調なスタートを切っています。また、小型店では「ゆめマート新外」、「ゆめマートさが」、「ゆめマートすわの」及び「ゆめモール筑後」を新設し、展開エリアのドミナント化をより一層前進させました。
・主な既存店の活性化としては、「ゆめタウン光の森」、「ゆめタウン山口」及び「ゆめタウン久留米」の大規模増床リニューアルを実施しました。三世代や家族連れのお客様がより快適に過ごせる空間づくりを実現するとともに、地域一番店の集客力を更に強化しました。
・さらに、広島県地盤の食品スーパー株式会社ユアーズ(以下、「ユアーズ」)が実施する第三者割当増資を引き受け、同じく徳島県地盤の株式会社デイリーマート(以下、「デイリーマート」)の株式を取得し、それぞれを連結子会社としました。
・また、前期に連結子会社化した株式会社スーパー大栄(以下、「スーパー大栄」)及び株式会社広栄(以下、「広栄」)と協働して既存店の活性化に取り組むとともに、カード戦略の共有化、共同仕入れの拡大、原価交渉力の強化並びに物流・システムの連携による徹底したコスト削減等における協力関係を深化させてきました。 なお、「広栄」は、平成27年9月1日付で、連結子会社の株式会社ゆめマート(以下、「ゆめマート」)が吸収合併しており、「スーパー大栄」は、平成27年11月30日開催の取締役会において、簡易株式交換により当社の完全子会社とすることを決定しています。
イズミの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8273.T
PI研のコメント:
・イズミが1/7、2016年2月期の第3四半期決算を公表しました。結果は「3~11月期として過去最高」とのことで、好決算となりました。今期はユアーズ、スーパー大栄等のM&Aが寄与したことに加え、「ライフニーズ型ショッピングセンター(SC)」として、4年ぶりとなる大型SC「ゆめタウン廿日市」を新設」が売上高を押し上げたといえます。ただ、利益の方は、原価は改善しましたが、それを上回る経費増、さらには、不動産収入等のその他営業収入減により、率では減益、売上高増の効果により、高での増益となったことが気になるところです。イズミは、イト―ヨーカ堂、イオン等が苦戦している業態、「「GMS業界ナンバーワン」を目指し」ており、特に、「地域一番店の集客力」に力をいれています。今後、イズミとしては、主力のGMSを一層強化してゆく一方で、積極的なM&Aにより食品スーパーの拡大も目指していますので、独自の成長戦略を推し進めてゆくことになると思われます。イズミ、この好決算を活かし、今後、2つの成長戦略のバランスをどうとってゆくのか、その行くへに注目です。
お知らせ:
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