ヤオコー、絶好調、2016年3月、第3四半期決算!
ヤオコー、2016年3月、第3四半期決算、2/12
・http://www.yaoko-net.com/
・http://contents.xj-storage.jp/xcontents/82790/9c4c3037/2250/4262/aa83/06a9ccc86ec4/140120160118489835.pdf
・日本経済新聞:2/12
・ヤオコー16年3月期、単独税引き益4%増
・ヤオコーは12日、2016年3月期の単独税引き利益が前期比4%増の89億円になりそうだと発表した。従来予想は2%増の87億円だった。既存店売上高が好調に推移しており、原油安で光熱費などの負担も減る。
・売上高にあたる営業収益は10%増の3240億円と従来予想から50億円引き上げた。新規出店や店舗改装で客数が増加する。シニアやファミリー層など顧客層も拡大している。総菜部門で新商品を積極投入して利益率も改善を見込む。
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:1,420.56億円
・自己資本比率:47.7%(昨年46.9%)
・現金及び預金:64.36億円(総資産比 4.53%)
・有利子負債:212.65億円(総資産比 14.97%)
・買掛金:230.30億円(総資産比 16.21%)
・利益剰余金 :661.96億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:2,455.80億円( %)、営業利益:138.42億円( %)
・経常利益:135.61億円( %)、当期純利益:88.24億円( %)
・原価:71.85%(昨年 %):+0.00、売上総利益:28.15%(昨年 %):+0.00
・経費:27.00%(昨年 %):+0.00
・マーチャンダイジング力:+1.15%(昨年 %):+0.00
・その他営業収入:4.76%(昨年 %):+0.00
・営業利益:5.91%(昨年 %):+0.00
・当社は、平成27年4月1日付で、連結子会社でありました株式会社三味を吸収合併いたしました。これにより、当社は、当事業年度(平成28年3月期)より、連結財務諸表非作成会社となったため、前年同四半期の損益数値・及びこれに係る対前年同四半期増減率等の比較分析は行なっておりません。
参考:
・営業収益:2,455.80億円(10.6%)、営業利益:138.42億円(18.7%)
・経常利益: 135.61億円( 13.6%)、当期純利益:88.24億円(29.2%)
ヤオコーのコメント:
・当社におきましては、第8次中期経営計画の初年度として、「スーパーではなく『ヤオコー』と呼ばれる存在へ」をメインテーマに掲げ、「商品・販売戦略」、「運営戦略」、「育成戦略」、「出店・成長戦略」の4つの課題を柱に、生活者の「豊かで楽しい食生活」の実現に向け取組んでまいりました。
・商品面につきましては、新規商品開発に傾注する一方、売上上位商品や旬の素材を中心とする主力商品の磨き込みと、商品のリニューアルによる活性化に尽力いたしました。特に、生鮮部門及びデリカ部門の連携を強化した商品開発や商品化の拡充とともに、生鮮部門については生産者の皆さまと共同で鮮度・品質向上に取組む一方、デリカ部門については商品開発や改良を鋭意進め、お客さまの支持向上につながりました。また、「Yes!YAOKO」(当社独自のプライベートブランド)の商品開発においては主にプレミアムカテゴリーのリリースを進捗させるとともに、引き続き「star select」(株式会社ライフコーポレーションとの共同開発プライベートブランド)の商品開発を進めてまいりました。
・販売面につきましては、「商品育成」に主眼を置き、主力商品や旬の商品の支持拡大に注力いたしました。また、引き続き「ヤングファミリー層」(子育て世代)のお客さまからの支持拡大を図るべく、EDLP(常時低価格販売)政策を展開するとともに、ターゲットをより明確にした販促企画の充実など、FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)の活用をさらに深耕したマーケティング施策を展開いたしました。さらに、お客さま目線による従業員の接客意識の向上への取組みにも注力してまいりました。これらの施策の結果、既存店客数及び買上点数の増加につながり、既存店売上高が増加いたしました。なお、既存店売上高は32ヶ月連続で前年同月を上回っております。
店舗運営につきましては、作業工程の見直しやIT化・機器導入による業務効率化を推進するとともに、生産性向上についてモデル店舗での取組みの「横展開」を進めてまいりました。
・店舗につきましては、4月にららぽーと富士見店(埼玉県富士見市)、7月に検見川浜店(千葉県千葉市)、11月に朝霞岡店(埼玉県朝霞市)、柏高柳駅前店(千葉県柏市)の4店舗を開設いたしました(平成27年12月末現在146店舗)。また、既存店の活性化策として、1号店である小川ショッピングセンターのスクラップ&ビルドによるリニューアルオープンを実施するとともに、北本店(埼玉県北本市)、富士見羽沢店(埼玉県富士見市)をはじめ計7店舗について大型改装を実施いたしました。
ヤオコーの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8279.T
PI研のコメント:
・ヤオコーが2/12、2016年3月期の第3四半期決算を公表しました。結果はいずれの数値も2桁の増収増益、好決算です。「既存店売上高は32ヶ月連続で前年同月を上回って、・・」と、既存店が好調であり、これが売上高、および、経費構造を改善し、数値をダブルで押し上げているといえます。さらに、総菜専門会社、三味を吸収合併し、より総菜を強化したことが、粗利率の改善にもつながったとのことです。ヤオコー、引き続き、「ヤングファミリー層」に焦点を当て、「EDLP(常時低価格販売)政策を展開」に加え、「FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)の活用をさらに深耕」と、「ターゲットをより明確にした販促企画の充実」を図っており、これらの具体的な施策が業績向上に寄与しているといえます。ヤオコー、通期も好調な決算を予想しており、今後、本決算、そして、来期へ向けてどこまで業績改善をはかってゆくのか、注目です。
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