いなげや、2016年3月、第3四半期決算、増収減益!
いなげや、2016年3月、第3四半期決算、2/2
・http://www.inageya.co.jp/
・Kabutan:2/2
・いなげや、4-12月期(3Q累計)経常が12%減益で着地・10-12月期も15%減益
いなげや が2月2日後場(14:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.2%減の24.1億円に減り、通期計画の36.5億円に対する進捗率は66.2%にとどまったものの、5年平均の62.6%を上回った。
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:1,085.14億円
・自己資本比率:47.3%(昨年53.6%)
・現金及び預金:59.68億円(総資産比 5.50%)
・有利子負債:79.00億円(総資産比 7.28%)
・買掛金:305.21億円(総資産比 28.13%)
・利益剰余金 :327.89億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:1,953.89億円(7.6%)、営業利益:21.73億円(△11.5%)
・経常利益: 24.18億円( △12.2%)、当期純利益:12.07億円(△19.5%)
・原価:72.39%(昨年 72.16%):+0.23、売上総利益:27.61%(昨年 27.84%):-0.23
・経費:29.99%(昨年 29.98%):+0.01
・マーチャンダイジング力:-2.38%(昨年-2.14%):-0.24
・その他営業収入:3.54%(昨年3.54%):+0.00
・営業利益:1.16%(昨年 1.40%):-0.24
いなげやのコメント:
・当社グループは、「食を通して地域に貢献するお役立ち業」を目指し、お客様のご要望の高い惣菜を中心とした店舗づくりを強化し、食を通じて新しいライフスタイルを創造し提案する売場づくりに取り組んでまいりました。また、地域で信頼される店舗を目指し、店舗を地域の文化交流や食を中心としたイベント開催等の場として提供し地域貢献に努めてまいりました。
・スーパーマーケット事業:
・営業政策としては、地域のお客様の暮らしぶりに合った品揃えを目指し、他店よりもより多くのお客様の欲しい商品が沢山ある売場を実現するとともに、商品も売場も従業員もお客様の健康を意識し、楽しい、美味しそうな、鮮度感あふれる、地域のお客様にとって無くてはならない店づくりの具現化を進めてまいりました。また、強い個店づくりを目指し、「ing・fan(アイエヌジー・ファン)カード」による分析データなどをもとに自店の地域特性や暮らしぶりにあった商品展開を行い、お客様に支持される店づくりに努めてまいりました。
・さらに、地元生産者による野菜や豆腐、お菓子などを販売する地場コーナー「さんさん市」の展開により地産地消を推進しております。また、店舗改装を機にイートインコーナーとして“くつろぎスペース”を積極的に設置し、お買物前後の休憩や、お買い上げ商品の飲食などをはじめ、新たな価値創造の場としても活用しております
・設備投資といたしましては、㈱いなげやでは、10月にブルーミングブルーミー西武本川越ぺぺ店(埼玉県川越市)、12月には、いなげやの創業の地である立川市に4店舗目となるブルーミングブルーミーららぽーと立川立飛店(東京都立川市)を新設し、一方で営業政策により2店舗を閉鎖いたしました。また、既存店の活性化を引き続き推進し、10月に小金井貫井南店(東京都小金井市)、11月に新座野寺店(埼玉県新座市)、新狭山駅前店(埼玉県狭山市)など9店舗の改装を実施いたしました。㈱三浦屋では、10月にグルメ エミオ武蔵関店(東京都練馬区)、11月にグルメ エミオ新所沢店(埼玉県所沢市)を新設いたしました。これにより、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、㈱三浦屋の13店舗を含め153店舗となりました。
・売上高につきましては、個店別の特徴を生かした商品導入と売場づくりや「Ready to」、「シニア」、「健康」、「地産地消」をキーワードに品揃えの拡大、また、前年度に引き続き惣菜を中心とした生鮮強化への改装を積極的に行い、既存店売上高が前年同四半期比4.7%増となりました。
いなげやの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8182.T
PI研のコメント:
・いなげやが2/2、2016年3月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収減益、厳しい決算となりました。原価が上昇した上に、経費も若干上昇、ダブルで利益を圧迫したことが要因といえます。特に、いなげやは経費比率が29.99%と、食品スーパ業界でも極めて高く、結果、商品売買から得られる利益、マーチャンダイジング力が-2.38%とマイナスであり、今後、この経費比率をいかに下げるかが大きな課題といえます。一方、売上高の方は堅調、いなげや9店舗の改装に加え、傘下の三浦屋2店舗の新店が寄与したといえます。また、「「ing・fan(アイエヌジー・ファン)カード」による分析データなどをもとに自店の地域特性や暮らしぶりにあった商品展開を行い、・・」と、ID付POSデータの活用も既存店の活性化につながっていると思われます。今後、「Ready to」、「シニア」、「健康」、「地産地消」をキーワードに品揃えの拡大」とのことですので、今期、本決算、そして、来期へ向けて、どこまで収益改善をはかれるか、その動向に注目です。
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