サンドラック、第3四半期決算、増収増益、過去最高!
サンドラッグ、2016年3月、第3四半期決算、2/10
・http://www.sundrug.co.jp/
・http://contents.xj-storage.jp/xcontents/99890/6f15660d/29d4/4f01/88e3/9d835655c605/140120160202403396.pdf
・日本経済新聞:2/10
・サンドラッグの純利益38%増 4~12月、訪日客がけん引
ドラッグストア大手のサンドラッグが10日発表した2015年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比38%増の165億円だった。4~12月期として最高益を更新した。都市部の店舗で訪日外国人客向けに化粧品の販売が伸びた。
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:2,137.55億円
・自己資本比率:60.0%(昨年61.1%)
・現金及び預金:507.25億円(総資産比 23.73%)
・有利子負債:0.00億円(総資産比 0.00%)
・買掛金:600.81億円(総資産比 28.11%)
・利益剰余金 :1,337.12億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:3,789.93億円(13.9%)、営業利益:252.98億円( 33.4%)
・経常利益:258.59億円( 33.5%)、当期純利益:165.11億円( 37.7%)
・原価:75.53%(昨年 76.00%):-0.47、売上総利益:24.47%(昨年 24.00%):+0.47
・経費:17.79%(昨年 18.30%):-0.51
・営業利益: 6.68%(昨年 5.70%):+0.98
サンドラッグのコメント:
・ドラッグストア業界におきましては、同業他社による積極的な出店や価格競争に加え、他業種からの参入やM&Aの動きが増加しつつあり、更に厳しい経営環境が続いております。
・このような状況のもと、当社グループは、引き続き、「安心・信頼・便利の提供」をキーワードに、お客様のニーズに応える質の高い出店やサービスレベルの向上、プライベートブランド商品の開発、新業態の開発、物流拠点の効率化や積極的な店舗改装並びに免税カウンター増設などに取り組み、活性化を図ってまいりました。
・当第3四半期連結累計期間の当社グループ全体の出店などの状況は、45店舗を新規出店し、6店舗のスクラップ&ビルドを実施いたしました。また、59店舗で改装を行い、8店舗の閉店とフランチャイズ2店舗を解約し活性化を図りました。
・以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の当社グループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業799店舗(直営店613店舗、㈱星光堂薬局59店舗、㈱サンドラッグプラス54店舗、㈱サンドラッグファーマシーズ19店舗、フランチャイズ店54店舗)、ディスカウントストア事業215店舗(ダイレックス㈱215店舗)の合計1,014店舗となりました。
・ドラッグストア事業:
・ドラッグストア事業は、消費増税後の反動減の回復により化粧品等を中心に販売が増加いたしました。第3四半期に入り暖冬の影響で使い捨てカイロやハンドクリーム等の季節商材は苦戦いたしましたが、引き続き食品等の販売強化や都市部を中心に拡大するインバウンド需要への対応に注力したことにより、既存店売上高は前年同期を大きく上回りました。また、経費面においては、人時生産性向上や以前より取組んできた電気設備のLED化等による光熱費の削減など引き続き経費の削減に努めました。
サンドラッグの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9989.T
PI研のコメント:
・サンドラックが2/10、2016年3月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収、大幅増益、過去最高益となりました。サンドラック自身も、「プライベートブランド商品の開発、新業態の開発、物流拠点の効率化や積極的な店舗改装並びに免税カウンター増設、・・」と、コメントしているように、免税カウンターを増設したことが、「化粧品等を中心に販売が増加」をもたらしたことが要因といえます。結果、「既存店売上高は前年同期を大きく上回り」とのことですので、既存店が大きく伸びたことが大きいといえます。数値を見ても、原価、経費ともに大きく改善しており、インバウンド需要のインパクトがいかに大きいかがわかります。それにしても、経費比率17.79%は業界でも極めて低い経費であり、約1/3の売上構成比を占めるディスカウントストアの貢献もあると思いますが、価格競争力は抜群といえます。サンドラック、この好調な決算をいかし、今期は大幅な増収増益が見込まれますが、その成果を背景に、今後、中長期に向けて、どのような成長戦略を打ち出すのか、注目です。
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