CPI(消費者物価指数)、2016年1月、コア指数0.0!
消費者物価指数:2016年1月
・総務省統計局:2016/02/26
・http://www.stat.go.jp/index.htm
・http://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
・概要:
(1)総合指数は2010年(平成22年)を100として103.0、前月比は0.4%の下落、前年同月と同水準
(2)生鮮食品を除く総合指数は102.6、前月比は0.7%の下落、前年同月と同水準:コア指数
(3)食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は100.9、前月比は0.7%の下落、前年同月比は0.7%の上昇
大項目、中項目:
・総合0.0、生鮮食品を除く総合0.0、食料・エネルギーを除く総合0.7
食料1.7(生鮮食品0.0、生鮮食品除く食料2.1)、住居-0.1、光熱・水道-6.7、家具・家事用品1.0、被服及び履物1.7、保健医療0.6、交通・通信-2.4、教育1.4、教養娯楽1.9、諸雑費0.7
前年同月との比較:
・上昇:
・食料:生鮮果物 9.8%(0.11) ・・・・・ みかん 14.1%(0.05) など
・教養娯楽:教養娯楽用耐久財 11.7%(0.12) ・・・・・ テレビ 15.8%(0.09) など
・下落:
・光熱・水道:電気代 -6.4%(-0.25)
・交通・通信:自動車等関係費 -4.6%(-0.38) ・・・・・ ガソリン -16.7%(-0.40) など
参考:
・日本銀行:
・http://www.boj.or.jp/index.html/
・基調的なインフレ率を捕捉するための指標(速報):2/26
・http://www.boj.or.jp/research/research_data/muipre.pdf
・総合(除く生鮮食品・エネルギー): 12月1.3⇒1月1.1
・刈込平均値: 12月0.5⇒1月0.4
・上昇品目比率-下落品目比率: 12月43.1⇒1月39.3
PI研のコメント:
・総務省統計局から2/26、2016年1月度のCPI(消費者物価指数)が公表されました。日銀が注目しているコアCPIは前年同月比、0.0%と横ばい、目標の2.0%とは大きく乖離、厳しい結果といえます。このコア指数にはエネルギー関連も入っているため、昨年後半から日銀は独自のコアコア指数を公表していますが、その結果は1.1%、この指数は食料だけでなく、エネルギーも差し引いていますが、それでも、2.0%とは乖離があり、厳しい数値です。同時に公表している刈込平均値も0.4、さらに、上昇品目比率-下落品目比率も1月度は39.3%ですので、厳しい状況です。結果、CPIを押し下げている要因は食料、エネルギーだけではなく、それ以外、特に、交通・通信-2.4などもあり、しかも、その他も2.0%以上の項目はなく、厳しい状況です。当初は異次元の金融緩和で、早い段階で2.0%の目標達成が可能と踏んでいた日銀の予想が大きくはずれたといえ、今後、マイナス金利の効果も読みにくいことから、どのような政策があるのか、厳しい局面に入ったといえます。日銀、そして、政府も、今後、どのような対策を打ち出すのか、その行くへに注目です。
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