バローH、2016年3月、第3四半期、増収増益!
バローホールディングス、2016年3月、第3四半期決算、2/5
・http://valorholdings.co.jp/
・http://valorholdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/published/wp_re_tanshin201512.pdf
・Kabutan:2/5
・バローホールディングス、4-12月期(3Q累計)経常が6%増益で着地・10-12月期も10%増益
・バローHD が2月5日後場(13:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.7%増の132億円に伸びたが、通期計画の179億円に対する進捗率は74.3%となり、5年平均の75.1%とほぼ同水準だった。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:212.56億円(昨年221.42億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△140.53億円(昨年△137.07億円)
⇒有形固定資産の取得による支出 :△119.31億円(対営業CF 56.13%:△141.63億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△3.15億円(昨年 △38.28億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):68.72億円(昨年46.65億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積
・総資産:2,659.93億円
・自己資本比率:36.6%(昨年36.8%)
・現金及び預金:269.74億円(総資産比 10.14%)
・有利子負債:731.77億円(総資産比 27.51%)
・買掛金:416.18億円(総資産比 15.65%)
・利益剰余金 :734.43億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益:3,773.17億円(5.8%)、営業利益:126.70億円(8.5%)
・経常利益: 132.91億円( 5.7%)、当期純利益: 83.61億円(10.5%)
・原価:75.37%(昨年 75.29%):+0.08、売上総利益:24.63%(昨年 24.71%):-0.08
・経費:24.79%(昨年 24.93%):-0.14
・マーチャンダイジング力:-0.16%(昨年-0.22%)
・その他営業収入:3.64%(昨年3.61%):+0.03
・営業利益:3.48%(昨年 3.39%):-0.09
バローホールディングスのコメント:
・当社グループでは中期3ヵ年経営計画の初年度として、スーパーマーケット事業を中心とする構造改革の推進、成長ドライバーとしてのドラッグストア及びホームセンターの業容拡大、持株会社体制への移行に伴う組織基盤の強化に取り組んでまいりました。
・スーパーマーケット(SM)事業:
・SM事業の営業収益は2,504億10百万円(前年同四半期比2.8%増)、営業利益は76億64百万円(前年同四半期比1.0%減)となりました。
・同事業につきましては、商品構成の改善や改装を通じ、既存店の競争力向上に努めました。業態を超えた出店用地獲得競争が激しさを増すなか、他社の政策変更等により生じた好立地の居抜き物件や店舗跡地を確保し、10月に「バロー高塚店」、12月には「バロー安城日の出店」を開設いたしました。同様の物件を取得し、平成27年10月に「バロー北の森店」、11月には「バロー秋和店」を移転・増床し、品揃えの拡充を図っております。
・インフラを活用した商品力の向上や生産性の改善にも取り組み、中部フーズ株式会社においては、静岡工場に導入した野菜洗浄・殺菌装置を活用した商品開発を進めるとともに、惣菜用及び家庭用調味料の製造を開始しました。また、平成27年8月に岐阜県可児市に開設した「可児プロセスセンター」が本格稼働しております。
・店舗につきましては、SMバロー7店舗、タチヤ1店舗を開設し、SMバロー3店舗、タチヤ1店舗を閉鎖したことから、当第3四半期末現在のSM店舗数はグループ合計で267店舗となりました。SMバローの既存店売上高は前年同四半期比0.0%増となりましたが、前期から当期にかけて開設した店舗やタチヤの二桁増収が寄与し、事業全体で増収を確保いたしました。
バローホールディングスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9956.T
PI研のコメント:
・バローHが2/5、2016年3月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、好調な決算です。やや気になるのは、中核のスーパーマーケット(SM)事業が「営業収益は2,504億10百万円(前年同四半期比2.8%増)、営業利益は76億64百万円(前年同四半期比1.0%減)」となった点です。バローHは、これ以外にもホームセンター(HC)事業、ドラッグストア事業、スポーツクラブ事業、流通関連事業、その他の事業により成り立っていますが、「成長ドライバーとしてのドラッグストア及びホームセンターの業容拡大」と、これらの事業の好調さが全体を牽引しており、これが今期の好調な要因といえます。ただ、厳しかったスーパーマーケット(SM)事業の中でも、「SMバローの既存店売上高は前年同四半期比0.0%増となりましたが、前期から当期にかけて開設した店舗やタチヤの二桁増収が寄与し、・・」と、生鮮DSのタチヤは好調であったとのことですので、SMバローをどう今後活性化してゆくかが課題とのことです。今後、「可児プロセスセンター」が本格稼働したことに加え、中部フーズが「惣菜用及び家庭用調味料の製造を開始」したとのことですので、SMバローにおいても生鮮食品の強化が一層進むと思いますので、スーパーマーケット(SM)事業がどこまで業績改善をはかってゆくのか、その動向に注目です。
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