ビッグデータ関連特許、ベンチャーが次々に出願!
ビッグデータの分析関連特許が相次ぎ成立、
ベンチャー、データ活用事業者の出願急増
・日経BigData:2/8
・http://business.nikkeibp.co.jp/atclbdt/15/258681/020500011/
・ビッグデータの分析など活用関連の特許を、ベンチャー企業が取得し始めている。データ分析ベンチャーのギックス(東京都港区)は昨年12月、同社として3つめとなる特許を成立させた。同社が得意としている大量のID-POS・データを効率的に処理したり分析したりするための手順などを定めたものである。
・Twitterの投稿などのテキストデータから、取り上げられている話題を効率的に抽出できる技術を2014年に特許として出願しており、サービスの説明資料に「一連の分析方法を特許出願している(特願2014-174500)」との一文を盛り込んでいる。トーマツのデロイト アナリティクス日本統括責任者である矢部誠パートナーは「我々自身が研究開発を行っており、その成果を示すもの。守りのためでユーザーに不利益になることは考えていない」と言い切る。
・従来ビッグデータ関連の特許は、米IBMや日立製作所、NTTやNECなどの大手情報通信企業の独壇場だったが、新興企業が勢力を増している。特許庁総務部企画調査課 知財動向班の小川悟史課長補佐(知財動向班長)は、「2013年度の調査では、大量のデータを保有する企業が出願ランキングの上位を占めていることが分かった」と指摘する。
GiXo:
・http://www.gixo.jp/
UBIC:
・http://www.ubic.co.jp/
Deloitte(デロイトトーマツ):
・http://www2.deloitte.com/jp/ja.html
・PLSA(確率的潜在意味解析法):
・http://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/deloitte-analytics/articles/analytics-plsa.html
特許庁:
・平成25年度、特許出願技術動向調査報告書(概要):ビッグデータ分析技術
・https://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/25_bigdata.pdf
PI研のコメント:
・ひと昔前まではIT関連の特許は大企業の独壇場といった状況でしたが、ここへ来て、ビッグデータの時代となり、様相が一変しつつあるとの記事が、日経ビッグデータ2/8号に掲載されました。この記事では3社の事例が紹介されています。GiXo、UBIC、Deloitteです。特に、Deloitteは「特願2014-174500」ですので、まだ申請中ですが、以前、本ブログでも取り上げた「PLSA(確率的潜在意味解析法)」です。ID付POSデータに焦点があたっており、これまで考えられなかったまさに新案といえます。ID付POSデータ関連ではダンハンビー社の「特許 5132311(小売販売分析を行なう方法)」が有名ですが、一時代前の印象はぬぐえず、現在のビッグデータの時代には発想が全く違い、全く対応できていないといえます。また、特許庁が平成25年度にまとめた「平成25年度、特許出願技術動向調査報告書(概要):ビッグデータ分析技術」を見ると、時代が大きく変わりつつあるといえ、新たな時代の息吹を感じます。ただ、これですら、すでに、過去の文献とりつつあるといえ、いまであればフィンテック関連、さらには人工知能関連の特許も加わり、激変しているといえます。その意味で、ID付POS分析もこの視点から見直しが必要といえ、今後、どう時代にキャッチアップし、時代の先を見越してゆくか、誰も創造のできない新たな段階に入ったといえます。
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