« 行政機関等におけるパーソナルデータ取扱い指針まとまる! | Main | ヤオコーに見るID付POS分析、顧客180万人のデータ活用! »

March 10, 2016

ID-POS分析と投資回収、その決め手は?

ダイヤモンド リテール・カンファレンス2015
・顧客ロイヤルティを創造するアナリティクス経営
・進化する小売業のID-POS、顧客データ分析・活用戦略
・http://www.dfonline.jp/articles/-/13799

1.ID-POSデータ分析・活用の成果と品揃え改善に向けた挑戦
・データに振り回されない地道で効果的な分析を
・生活協同組合連合会:コープネット事業連合 店舗営業部:
・システム企画次長:斉藤 繁 氏

2.売上向上のためのID-POS分析
~データ分析による実現価値の最大化をサポートするSASソリューション
・SAS Institute Japan:ソリューションコンサルティング本部:
・マネージャー:原島 淳 氏

3.マツモトキヨシの顧客価値創造を目指すオムニチャネル&顧客データ活用戦略
・ID-POS起点にモバイルとリアルの相互補完狙う
・マツモトキヨシホールディングス:経営企画部 次長:兼 オンラインビジネスユニット:
・シニアユニットマネージャー:松田 崇 氏

参考:
・ID-POSについては、上手く活用できている流通業が少ないように感じている。その理由は2つあると考えている。ひとつ目は、一般的な品揃え決定プロセスの中で、情報のほとんど全てをサプライヤーに頼っているという実態がある。これは決して悪いことではなく、バイヤーはサプライヤーと密接な関係を保つことで業務を効率化できる面もある。バイヤーはサプライヤーと協働で品揃えを作っているが、そこに営業企画がデータ分析ツールを持ち込んでも、バイヤーはサプライヤーとの関係を崩したくないので拒絶するというケースが多くないだろうか。
・顧客別に購入頻度と金額推移がわかり優良顧客のランクアップ、ランクダウンがわかるが、スーパーの売場は優良顧客だけに合わせられないといった現場の事情がある。うまく使えば分析効果が高まるのは誰にでもわかるが、実際に展開するとなるとプラスαで便利になるよりもデータ数が増えてPOSで簡単にできた分析も難しいというのがふたつ目の理由だ。
・ID-POSのシステム投資と運用の人件費がかかり、私が「飛び道具」と呼ぶクーポンを発行しても、その売上だけでシステム投資を回収するのは非常に難しい。ならば売上アップで回収しようというのが発想の転換だった。
・クーポンを否定するわけではなく、確かにクーポンには効果がある。仮にシステム投資と運用経費に6000万円かかったとして、コープネットの場合ならば年間24万枚、週4.6万枚発行すれば回収できるめどがつく。この程度ならば問題なく実行できるだろう。しかしこれだけならばIDPOSでなくてもセールをすれば済むという見方もできる。
・ならば単純に売上を増やすために品揃え改善に生かした方が簡単だろう。クーポンやDMで回収するよりも、こちらの方がハードルは低い。仮に粗利率を25%として売上を2億4000万円増やせばシステム投資が回収できる。ならばデータ分析から同時購買や代替商品などを把握し品揃えを改善した方がはるかに簡単である。

PI研のコメント:
・ダイヤモンド リテール・カンファレンス2015で興味深いID-POS分析の講演があり、その内容がDFオンラインで公開されました。特に、コープネット事業連合の斎藤次長の「ID-POSデータ分析・活用の成果と品揃え改善に向けた挑戦」の内容は2つの点から本質をついているといえます。ひとつはID-POS分析が小売業で浸透しにくい要因はサプライヤーに情報のほとんどを依存している体質があることに加え、ID-POS分析がPOS分析よりも複雑で理解しにくいという指摘です。そして、もうひとつは年商約1,000億円クラスの小売業において年間約6,000万円のID-POS分析関連への投資を回収するにはクーポンという飛び道具よりも、日配、グロサリーの品揃えをID-POS分析をもとに改善した方がはるかに簡単であるという指摘です。特に2つ目の指摘はこれまでROIの議論があまりID-POS関連ではなかっただけに、興味深いといえます。ID-POS分析、今後、その投資回収を含め、どのように現場で実践活用してゆくべきか、今後の各社の動向に注目です。

━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━
NEW! 3/10、ID付POSデータセミナー開催!
1.3/10、ID付POSデータ分析・活用セミナー開催!
   *基礎から学ぶ!ID付POSデータ分析・活用セミナー
     *お申し込みはこちら
2.2015年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、リリース!
  *食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社を対象!
   *過去5年間を(ドラックストア3年)、エクセルで自由自在に分析!
     *お申し込みはこちら:
3.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
4.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設634人!

March 10, 2016 |

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ID-POS分析と投資回収、その決め手は?:

Comments

Post a comment