オークワ、2016年2月本決算、利益、回復基調!
オークワ 、2016年2月、本決算、4/4
・http://www.okuwa.net/
・http://www.okuwa.net/ir/pdf/2016pdf/28-2-kessantansin4.pdf
・Kabutan:4/4
・http://kabutan.jp/news/?b=k201604040003
・オークワ、今期経常は24%増益へ
・オークワ <8217> が4月4日後場(13:00)に決算を発表。16年2月期の連結経常利益は前の期比4.0%増の29.8億円になり、17年2月期も前期比23.9%増の37億円に伸びる見通しとなった。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:95.02億円(昨年75.97億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△72.61億円(昨年(76.42%:△54.00億円)
⇒有形固定資産の取得による支出:△65.13億円(昨年△79.88億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:3.93億円(昨年△58.64億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):26.34億円(昨年△36.67億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:1,356.57億円
・自己資本比率:57.1%(昨年 58.6%)
・現金及び預金:99.40億円(総資産比 7.33%)
・有利子負債:230.43億円(総資産比 16.99%)
・買掛金:135.62億円(総資産比 10.00%)
・利益剰余金 :481.03億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:2,681.15億円(△1.5%)、営業利益:23.64億円(△0.4%)
・経常利益:29.86億円(4.0%)、当期純利益:8.06億円( %)
・原価:74.43%(昨年 74.72%):-0.29、売上総利益:25.57%(昨年 25.28%):+0.29
・経費:28.01%(昨年 27.65%):+0.36
・マーチャンダイジング力:-2.44%(昨年-2.37%):-0.07
・その他営業収入:3.36%(昨年3.27%):+0.09
・営業利益:0.92%(昨年0.90%):+0.02
オークワのコメント:
・スーパーマーケット事業を展開する㈱オークワは、『全従業員の役割明確化のもと、業務改革と行動改革の断行で、お客様第一主義を徹底し、客数アップを達成しよう』を本年度スローガンに掲げ、業務を進めてまいりました。
・業務改革につきましては、モデル店を筆頭に全社的な業務改革をさらに深耕させ、販売管理費の削減を実施し一 層の経営効率の改善に取り組みました。
・そのほか、雇用情勢の変化のなか、店舗作業の見直しを重点的に行い効率化を図るとともに、店内組織の改編に 取り組み、朝夕のピークタイムへの人員配置増強をスタートさせました。 さらに、営業組織の改編強化を行うとともに新人事制度の導入をスタートさせ、従業員の役割明確化と行動改革 を進めました 。
また、全社的な販売管理費の削減を目指し、電力供給先の見直し、冷蔵ケース内照明のLED化などを進め、経 常利益の確保に努めました。
・年度スローガンに掲げている『お客様第一主義』、『客数アップ対策』といたしましては、オーカード顧客全員に 対して実施しておりました固定日や特定日でのポイント施策などを廃止し、月間のお買上げ金額に応じて翌月ポイ ントが2倍、3倍になる「ポイントアップサービス」を導入いたしました。これにより、特に上位顧客の拡大につ なげることができました。
・新規出店につきましては、スーパーセンター業態の「田原本インター店」(奈良県磯城郡田原本町)、「テラスゲ ート土岐店」(岐阜県土岐市)、「関店」(岐阜県関市)の3店舗を新設いたしました。 また、経営効率化のために「パレマルシェ北寺島店」(静岡県浜松市)、「プライスカット西庄店」(和歌山県和歌 山市)、「パレマルシェ西尾店」(愛知県西尾市)の3店舗を閉鎖いたしました。この結果、期末店舗数は157店舗と なりました。
・次期の見通し:
・当社グループの次期の見通しといたしましては、営業収益2,730億円(前年同期比1.8%増)、営業利益32億円 (前年同期比35.3%増)、経常利益37億円(前年同期比23.9%増)、親会社株式に帰属する当期純利益13億50百万円 (前年同期比67.5%増)を見込んでおります。
オークワの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8217.T
PI研のコメント:
・オークワが4/4、2016年2月期の本決算を公表しました。昨年度は厳しい決算でしたが、今期は回復基調、営業段階では減収、わすかな減益ですが、経常段階、当期純利益は増益、さらには、次期の見通しは増収増益予想ですので、特に、利益が堅調に推移し始めたといえます。今期の決算を見ると、経費は「電力供給先の見直し、冷蔵ケース内照明のLED化などを進め、・・」など、削減に取り組んでいますが、率では0.36ポイント増と、まだ、上昇しています。一方、原価は-0.29ポイントと、改善基調であり、これが利益の改善に貢献しているといえます。オークワ、今期、「固定日や特定日でのポイント施策などを廃止し、月間のお買上げ金額に応じて翌月ポイ ントが2倍、3倍になる「ポイントアップサービス」を導入」と、ポイント還元手法を変更、より、SA顧客重視へシフトしており、これまでの価格政策から、顧客還元政策へと切り替えています。また、電子マネーの導入も検討とのことで、EDLPによる商品政策だけでなく、顧客を重視したCRMへの取り組みも本格化する方針です。オークワ、今期の利益の回復基調を背景に、来期、そして、今後、成長戦略にいつ転換するのか、その動向に注目です。
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