マックスバリュ西日本、2月本決算、増収、大幅増益!
マックスバリュ西日本、2016年2月、本決算、4/13
・http://www.maxvalu.co.jp/index.html
・http://www.maxvalu.co.jp/shared/pdf...
・株探ニュース:4/13
・MV西日本、今期経常は2%増益へ:
・http://kabutan.jp/news/?b=k201604130018
・マックスバリュ西日本 <8287> [東証2] が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。16年2月期の連結経常利益は前の期比39.5%増の62.7億円に拡大し、17年2月期も前期比2.0%増の64億円に伸びる見通しとなった。30期連続増収、3期連続増益になる。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:119.26 億円(昨年66.29億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△33.14億円(昨年(27.79%:△52.62億円)
⇒有形固定資産の取得による支出:△34.41億円(昨年△51.28億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△9.85億円(昨年△17.33億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):76.03億円(昨年△3.77億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産933.68億円
・自己資本比率:49.3%(昨年49.2%)
・現金及び預金:154.74億円(総資産比 16.57%)
・有利子負債:4.53億円(総資産比 0.49%)
・買掛金:278.68億円(総資産比 29.85%)
・利益剰余金 :344.10億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益: 2,759.89億円(2.3%) 、営業利益:60.66億円( 43.3%)
・経常利益:62.76億円(39.5%)、当期純利益:25.03億円(52.5%)
⇒ 来期予想:営業収益:2,798.00億円(1.4%)、営業利益:62.00億円(2.2%)
・原価:76.30%(昨年 76.67%):-0.37、売上総利益:23.70%(昨年 23.33%):+0.37
・経費:23.74%(昨年 24.03%):-0.29
・マーチャンダイジング力:-0.04%(昨年-0.70%):+0.66
・その他営業収入:2.29%(昨年2.30%):-0.01
・営業利益:2.25%(昨年1.60%):+0.65
マックスバリュ西日本のコメント:
・当社の営業エリアである兵庫・中四国地域においては、企業収益の回復によって設備投資や個人消費が緩やかなが ら増加傾向にあり、スーパーマーケットの売上高についても食料品を中心に堅調に推移いたしました。一方で競争環 境は、新規ディスカウントの拡大、コンビニやドラッグストアなどの食品販売の拡大、ネット通販の拡大等によって 依然として厳しい状況が続いております。
・このような状況の下、当社は本年度の方針である『Change!「1品」Change!「1人」Change!「1店」』に基づ き、品揃えや売場づくりなど現状の在り方を再度見直し、お客さまに選ばれる店舗づくりに取り組んでまいりまし た。
・売上高は、新店6店舗の開設に加え、既存店32店舗における改装などの活性化を行うことで、売上高は前年比 102.3%(既存比101.2%)と回復傾向が顕著となりました。また荒利率については、デリカ部門の商品開発と夕方の 販売強化に取り組んだ結果、売上構成比の拡大とともに、荒利率は23.8%(前年23.4%)と改善いたしました。
販売費及び一般管理費につきましては、新規店舗に係る初期投資の低減や、店舗における生産性向上を目的とした 新発注システムの導入効果等により当初計画内で推移いたしました。
・中国(海外)事業につきましては、当連結会計年度末で1店舗のみの営業であり、青島中心広場店(2号店)は、 売上高前年比119.6%で推移しております。来期には2店舗の出店を計画しており、事業の早期軌道化に取り組んでま いります。
・当連結会計年度におきましては、スーパーマーケット業態6店舗を新設いたしました。一方で、効率的な店舗網を 構築するために2店舗を閉店いたしました。その結果、当連結会計年度末における当社の国内店舗数は181店舗とな り、その内訳は兵庫県87店舗、岡山県11店舗、広島県31店舗、山口県38店舗、香川県6店舗、徳島県3店舗、愛媛県 5店舗であります。また、子会社である永旺美思佰楽(青島)商業有限公司(マックスバリュ青島)における2号店 (青島中心広場店)を含む当社グループの店舗数は、当連結会計年度末に182店舗となりました。
マックスバリュ西日本の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=8287.T
PI研のコメント:
・マックスバリュ西日本が4/13、2016年2月期の本決算を公表しました。結果は増収、大幅増益となる好決算となりました。大幅増益となった要因は原価、経費ともにバランスよく改善したことが利益をダブルで押し上げたことによります。特に、今期は既存店の昨年対比が101.2%となり、回復傾向が顕著とのことで、相対的に経費比率が下がったことに加え、「デリカ部門の商品開発と夕方の 販売強化」と、原価の低い部門が強化されたことによると思われます。ただ、営業収益は増収とはいえ、2.3%増、来期予想も1.4%増ですので、成長性がやや気になるところです。実際、キャッシュフローを見ても、今期は投資キャッシュフローを控え、営業キャッシュフローのわずか27.79%に投資を押さえており、さらに、財務キャッシュフローも抑制したことにより、結果、内部留保を大幅に増加させています。好調な決算であるにもかかわらず、敢えて、ここは守りを重視した経営戦略を打ち出したといえます。マックスバリュ西日本、この好調な決算をもとに蓄積されたキャッシュをいつ成長戦略に投資するのか、来期の成長戦略に注目です。
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