アークス、2016年2月本決算、5,000億円突破!
アークス、2016年2月、本決算、4/12
・http://www.arcs-g.co.jp/
・http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/info_dat_20160412155514.pdf
・北海道新聞:4/13
・アークス売上高、初の5千億円超 2月期連結:
・http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/ec...
・食品スーパー道内最大手のアークス(札幌)が12日発表した2016年2月期連結決算は、売上高が前期比6・7%増の5019億500万円となり、初めて5千億円を超えた。本業のもうけを示す営業利益も13.5%増の144億2900万円だった。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:127.57 億円(昨年177.64億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△55.71億円(昨年(43.67%:△34.67億円)
⇒有形固定資産の取得による支出:△54.41億円(昨年△66.81億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△81.76億円(昨年△43.44億円)
⇒ 配当金の支払額: △23.91億円(昨年 △21.96億円)
⇒ 少数株主への配当金の支払額 : △23.72億円(昨年 0.00億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):△9.90億円(昨年99.52億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:2,009.54億円
・自己資本比率:58.9%(昨年 58.0%)
・現金及び預金:329.25億円(総資産比 16.38%)
・有利子負債:192.22億円(総資産比 9.57%)
・買掛金:276.52億円(総資産比 13.76%)
・利益剰余金 :781.96億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 5,019.05億円(6.7%) 、営業利益:144.29億円(13.5%)
・経常利益:158.94億円(11.2%)、当期純利益:65.47億円( △18.8%)
・原価:75.62%(昨年 75.62%):+0.00、売上総利益:24.38%(昨年 24.38%):+0.00
・経費:21.50%(昨年 21.68%):-0.18
・マーチャンダイジング力:+2.88%(昨年+2.70%):+0.18
・その他営業収入:0.00%(昨年0.00%):+0.00
・営業利益:2.88%(昨年2.70%):+0.18
アークスのコメント:
・当社グループは、「我ら生活防衛隊 高志信頼団結で 一兆円を目指し 豊かな長寿社会地方創生に資す」を年頭方針として掲げ、これまで以上に積極的な取り組みを行い、地域シェアの拡大と企業価値の向上に努めてまいました。
・平成28年2月には、当社の中核子会社である㈱ラルズが、小樽・余市地区を中心に13店舗を展開する老舗食品スー パーマーケットの「スーパーチェーンシガ」を運営する㈱丸しめ志賀商店の事業を承継いたしました。これにより地 域の皆様に従来以上のサービスを提供するとともに、営業基盤の一層の強化を図ってまいります。
組織体制面におきましては、グループ共通の情報プラットフォームのレベルアップを図るため、次世代基幹システ ムの基盤構築を目的としたプロジェクトにおいて要件定義を完了し、開発に向けた具体的な作業に着手した他、グル ープ各社の後方管理業務を担う「アークス事務集中センター」において、マイナンバー制度への対応を契機とした業 務の更なる効率化に向けた検討を進めました。また、お客様へより安心・安全な商品を提供するため、食品表示に関 するグループ各社の課題解決のための会議体を新設いたしました。
・店舗展開におきましては、「ビッグハウス矢巾店」、「ビッグハウス一関店」(いずれも運営会社㈱ベルプラ ス)、「東光ストア東区役所駅前店」(運営会社㈱東光ストア)、「ユニバースむつ柳町店」(運営会社㈱ユニバー ス)の4店舗の他、小商圏向け小型店の新業態となる「ダ*マルシェ」(運営会社㈱道北アークス)4店舗を加えた 計8店舗を新規出店いたしました。
・これらの結果、当連結会計年 度末現在の当社グループの総店舗数は、339店舗(北海道222店舗、青森県37店舗、岩手県70店舗、秋田県2店舗、宮 城県8店舗)となりました。
・営業面におきましては、低迷する個人消費に対応するため、北海道内においてグループ各社合同のテレビコマーシ ャルと連動した共同販促を強化したことに加え、生活必需品を中心に競争力のある価格政策を展開したことなどによ り、既存店の売上高及び客数は前年を上回りました。また、北海道新幹線開業を見据え、当社と㈱青森銀行、㈱北洋 銀行並びに(一社)新日本スーパーマーケット協会が連携し、一昨年より実施しております「青函圏 食と観光 活 性化連携」の一環として合同商談会を定例開催してきた他、㈱ラルズ、㈱ユニバース、並びに㈱道南ラルズの3社で 開始した青函連携フェアはグループ全社の取り組みへと発展いたしました。さらにアークス商品調達グループに専任 者を配置し、当社グループのスケールメリットを活かした商品調達プロジェクトやグループが共通で取り扱うCGC 商品の販売拡大のための取り組みを強化してまいりました。
・グループ共通のポイントカードとして推進してまいりましたアークスRARAカードは、店舗の出店・改装に合わ せて実施した新規会員獲得キャンペーンやポイント提携店の拡充により、当連結会計年度末の総会員数は265万人と なりました。
・以上の取り組みにより、当連結会計年度の連結業績は、前第3四半期より連結子会社となった㈱ベルプラスの業績 貢献などにより売上高は5,019億5百万円(対前期比6.7%増)と初めて5,000億円台を達成したことに加え、利益に つきましても営業利益144億29百万円(対前期比13.5%増)、経常利益158億94百万円(対前期比11.2%増)と過去最 高益を更新いたしました。
・1兆円体制に向けた体制強化:
・ベルジョイス、道東アークスの誕生、、システム統合基盤構築プロジェクトの推進、外国人技能実習制度の活用、新たな盟友との連携をスピードアップ (サンドラッグと合弁会社設立へ)
アークスの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9948.T
PI研のコメント:
・アークスが4/12、2016年2月期の本決算を公表しました。売上高5,000億円を突破、目標の1兆円へ向けて、折り返し地点に立ったといえます。その結果ですが、増収増益、特に、営業利益は2桁増の好決算となりました。原価は嘘のような昨年と同率、75.62%でしたが、経費が0.18ポイント改善、これが利益を押し上げたことが要因です。アークスの今期の経費比率は21.50%、上場食品スーパーの平均は約25.0%ですので、この経費比率の低さがアークスの強みといえます。アークス、この経費比率の低さを活かし、商品戦略としてはディスカウント戦略を押しすすめる一方、顧客戦略ではアークスRARAカードを強化し、今期は265万人の顧客への還元も推し進めています。さらに、新業態である小型店「ダ*マルシェ」を4店舗オープンするなど、新たな業態開発にも取り組んでいます。アークス、この好決算を活かし、今後、目標の1兆円へむけ、「ベルジョイス、道東アークスの誕生、、システム統合基盤構築プロジェクトの推進、外国人技能実習制度の活用、新たな盟友との連携をスピードアップ (サンドラッグと合弁会社設立へ) 」と、4つの体制強化に入りました。特に、4つ目の「新たな盟友との連携」は、ドラクストア、サンドラックとの合弁会社設立が決まり、大きな一歩を踏み出しました。来期、これらの4つの方針を進めてゆく中で、どのような具体策を打ち出すのか、その動向に注目です。
━━━━━━ お知らせ! ━━━━━━━━━━━━
1.週間!食品スーパーマーケット最新情報:まぐまぐ!
*http://archives.mag2.com/0000193836/
2.facebookに「食品スーパーマーケット最新情報」グループ創設645人!
*https://www.facebook.com/groups/133574913429782/
3.2015年度版、食品スーパー・ドラックストア財務3表連環分析、リリース!
*食品スーパー・ドラックストア、全上場企業約100社を対象!
*過去5年間を(ドラックストア3年)、エクセルで自由自在に分析!
*お申し込みはこちら:https://pipi.cocolog-nifty.com/consulting/
« 北海道、東北でアークスがドラックストア本格展開! | Main | 熊本県内、食品関連営業店舗、4/16現在! »
Comments