関西スーパーマーケット、3月本決算、黒字転換!
関西スーパーマーケット、2016年3月、本決算、4/27
・http://www.kansaisuper.co.jp/
・http://www.kansaisuper.co.jp/upimag...
・神戸新聞:4/27
・純損益2年ぶり黒字 3月期連結決算 関西スーパー:
・http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201604/0009030061.shtml
・関西スーパーマーケット(兵庫県宝塚市)が27日に発表した2016年3月期連結決算は、純損益が2年ぶりに黒字転換した。消費税増税の影響が一巡し、食品の売り上げが伸びた。 円安による仕入れ値の上昇を販売価格に転嫁し、売上高は前期比で微増。福谷耕治社長は「商品値上げが消費者に理解された」と分析した。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:25.46億円(昨年5.70億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:△30.75億円(昨年(120.78%:△13.09億円)
⇒有形固定資産の取得による支出:△29.31億円(昨年△18.57億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△9.85億円(昨年△17.33億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):14.10億円(昨年△23.74,億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産532.58億円
・自己資本比率:50.3%(昨年52.2%)
・現金及び預金:56.63億円(総資産比 10.63%)
・有利子負債:113.99億円(総資産比 21.40%)
・買掛金:70.75億円(総資産比 13.28%)
・利益剰余金 :110.08億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・営業収益: 1,200.82億円(1.0%) 、営業利益:13.74億円( %)
・経常利益:18.51億円(630.5%)、当期純利益:9.24億円( %)
⇒ 来期予想:営業収益:1,1198.10億円(△0.2%)、営業利益:14.00億円(1.9%)
・原価:76.12%(昨年 76.51%):-0.39、売上総利益:23.88%(昨年 23.49%):+0.39
・経費:24.41%(昨年 25.39%):-0.98
・マーチャンダイジング力:-0.53%(昨年-1.90%):+1.37
・その他営業収入:1.69%(昨年1.77%):-0.08
・営業利益:1.16%(昨年-0.13%):+1.29
関西スーパーマーケットのコメント:
・当社グループは『お客様目線の店づくり』の実現を目指し、基本方針『継承と創生』を掲 げ、「商品力強化」「販売力強化」「競争力強化」「基本の徹底」「教育」「コスト意識向上」の6つの課題に対す る取組みを進めてまいりました。そして、お客様目線の品質、価格、買物環境の追求を重点施策としたうえで、全店 で「お客様目線の店づくり」に努め、『当社自慢の品』を中心とした価値訴求型の商品に注力いたしました。
・お客様の来店頻度を高めることを目的として立ち上げた「おいしい惣菜商品づくり推進プロジェクト」の取組み 結果にもとづき、惣菜売場と作業場の改装をおこなうとともに、作業効率の向上に努め、商品一品ごとの「おいし さ、鮮度、品質、見栄え、適量」の向上につなげました。さらに、商品力強化を目的とした「生鮮の惣菜化・簡便 商品MD定着化プロジェクト」においては、即食・簡便・小分け商品などお客様のニーズに合った商品の品揃え強 化に取り組み、時間帯に合った品揃えに注力いたしました。
・既存店の活性化については、平成27年10月に「小野原店」(大阪府箕面市)の売場改装を実施したほか、惣菜売場 を中心とした小改装を24店舗で実施いたしました。
・また、エコアクション21を全店舗で認証取得し、お客様と一体になって、レジ袋や生ごみ削減のリサイクル推進を 実施し、地域の子供たちを店舗に招いた体験型の食育活動を実施するなど、社会貢献活動や地域コミュニティの発展 にも取り組みました。
関西スーパーマーケットの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9919.T
PI研のコメント:
・関西スーパーマーケットが4/27、2016年3月期の本決算を公表しました。結果は増収増益、黒字転換となりました。昨年は営業段階で赤字であり、厳しい決算でしたが、今期はいずれの段階でも増益となりました。ただ、営業収益は1.0%増、営業利益も売上対比1.6%増ですので、依然として厳しい経営状況にあるといえます。今期、黒字転換した要因ですが、原価、経費、どもに改善、ダブルで利益を押し上げたことによります。神戸新聞のコメントでも「 円安による仕入れ値の上昇を販売価格に転嫁し、売上高は前期比で微増。福谷耕治社長は「商品値上げが消費者に理解された」と分析」とのことですので、値上げがプラスに貢献したようです。ただ、一方で、決算短信のコメントでは「全店 で「お客様目線の店づくり」に努め、『当社自慢の品』を中心とした価値訴求型の商品に注力」とのことですので、価格訴求もかけており、メリハリをつけた価格政策が実施されたと思われます。関西スーパーマーケット、来期は減収増益の予想ですので、引き続き、攻めよりも守りを優先する経営方針であるといえ、来期、さらに増益を積み上げられるか、その動向に注目です。
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