カレーハウスCoCo壱番屋、第3四半期、増収増益!
壱番屋 、2016年5月、第3四半期決算、3/25
・http://www.ichibanya.co.jp/index.html
・http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1339259
・日本経済新聞:3/25
・http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1339259
・壱番屋の6~2月期、純利益最高の26億円 既存店好調
・「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営する壱番屋が25日発表した2015年6月~16年2月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%増の26億円だった。同期間として過去最高を更新した。チーズなどカレーにのせるトッピングを頼む人が増え、既存店の売り上げが好調に推移した。
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産:361.50億円
・自己資本比率:76.7%(昨年 73.6%)
・現金及び預金:139.22億円(総資産比 38.51%)
・有利子負債:5.17億円(総資産比 1.43%)
・買掛金:21.70億円(総資産比 6.00%)
・利益剰余金 :244.71億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高:336.28億円(2.4%)、営業利益:37.28億円(5.2%)
・経常利益:39.43億円(8.3%)、当期純利益:26.49億円(16.4%)
・原価:54.20%(昨年 52.79%):+1.41、売上総利益:45.80%(昨年 47.21%):-1.41
・経費:34.72%(昨年 36.42%):-1.70
・営業利益:11.08%(昨年10.79%):+0.29
壱番屋のコメント:
・売上面につきましては、全店ベースの店舗売上高(国内)は、前年同期比4.0%増、既存店ベースの店舗売上高(国内)は前年同期比3.5%増と好調に推移いたしました。客数は、従来より継続して行ってきた、QSC向上のための取り組みや、店舗の快適性・利便性を高めるための各種施策の他、人気のアイドルグループやアニメキャラクターとコラボレーションした販促キャンペーンなどの効果もあり、前年同期を1.1%上回りました。客単価につきましては、トッピングの出数が好調であったことに加え、平成27年3月に一部トッピング品の価格を改定したことなどにより前年同期比2.3%増となりました。
・利益面につきましては、原材料価格の上昇や物流費の増加があったものの、店舗売上が好調であったことなどにより、営業利益、経常利益のいずれも前年を上回りました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益の増加に加え、親会社株式を一部売却したことや、減損損失が減少したことなどにより増益となりました。
壱番屋の株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7630.T
PI研のコメント:
・カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋が3/25、2016年5月期の第3四半期決算を公表しました。結果は増収増益、特に、純利益は前年同期比16%増の26億円となり、「同期間として過去最高を更新」との好決算です。廃棄品が横流しされた事件があったにもかかわず、業績は好調と、経営基盤の強さが示された決算といえます。投資家も好感しており、株価も右上がりとなっています。今期、特に、利益が好調な要因は原価の上昇を上回る経費の削減が寄与したためであり、「既存店ベースの店舗売上高(国内)は前年同期比3.5%増と好調に推移」したことも相対的に経費比率を引き下げたことによります。壱番屋のコメントを見ると、売上高=客数×客単価、利益=売上高-原価-経費の公式通りとなっており、極めてオーソドックスで的確な内容といえます。原理原則にそって経営数値を抑えていることが伺われ、経営管理が的確になされているといえます。特に、客単価については、「トッピングの出数が好調であったことに加え、平成27年3月に一部トッピング品の価格を改定したことなど、・・」とコメントしており、客単価アップの政策がわかりやすく解説されています。壱番屋、この好決算を受け、本決算も好調な結果が予想され、今後、さらにどこまで業績アップがはかられるか、注目です。
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