ダイイチ、2016年9月中間、増収大幅増益!
ダイイチ、2016年9月、中間決算、5/6
・http://www.daiichi-d.co.jp/
・http://www.daiichi-d.co.jp/sys/wp-content/uploads/62_2_tanshin_Z.pdf
・株短ニュース:5/6
・ダイイチ、上期経常が27%増益で着地・1-3月期も41%増益 :
・http://kabutan.jp/news/?b=k201605060018
・ダイイチ <7643> [JQ] が5月6日後場(14:00)に決算を発表。16年9月期第2四半期累計(15年10月-16年3月)の連結経常利益は前年同期比26.5%増の7.8億円に伸び、通期計画の11.9億円に対する進捗率は65.7%に達し、5年平均の52.5%も上回った。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー:10.54億円(昨年8.41億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー:0.37億円(昨年(△2.68億円)
⇒有形固定資産の取得による支出:0.00億円(昨年△4.57億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー:△5.33億円(昨年△5.43億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少):5.59億円(昨年0.29億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産168.23億円
・自己資本比率:54.3%(昨年52.3%)
・現金及び預金:20.31億円(総資産比 12.07%)
・有利子負債:16.65億円(総資産比 9.90%)
・買掛金:22.92億円(総資産比 13.62%)
・利益剰余金 :59.27億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 192.34億円(7.4%) 、営業利益:7.86億円( 25.3%)
・経常利益:7.82億円(26.4%)、当期純利益: 5.14億円(36.6%)
⇒ 通期予想:売上高:379.19億円(3.6%)、営業利益: 12.13億円(5.5%)
・原価:75.62%(昨年 75.97%):-0.35、売上総利益:24.38%(昨年 24.03%):+0.35
・経費:21.66%(昨年 21.99%):-0.33
・マーチャンダイジング力:+2.72%(昨年+2.04%):+0.68
・その他営業収入:1.38%(昨年1.47%):-0.09
・営業利益:4.10%(昨年3.51%):+0.59
ダイイチのコメント:
・当社グループ(当社及び連結子会社)を取り巻くスーパーマーケット業界は、原材料価格の高騰を受けた商品価 格の値上げや生鮮食品の相場高、同業他社との価格競争の激化に加え、消費者の価格志向と節約志向が一段と強ま るなど、非常に厳しい経営環境が続いております。
・このような経営環境のもとで当社グループは、食品を中心に地域に密着したスーパーマーケットとして、お客様 からの強い信頼と高い支持をいただけるよう、新鮮かつ安全で安心な商品の提供に努めるとともに、お客様の要望 にお応えする付加価値の高い商品の提案、値ごろ感を重視した価格政策、地域の特性に合わせた品揃えの強化、従 業員教育の推進によるサービスレベルの向上などにより、店舗における販売力の強化に取り組んでおります。
・株式会社イトーヨーカ堂との業務提携につきましては、情報の共有化を積極的に図るとともに、共同による商品 作りと売り場作り、合同の販売促進企画の実施などを進め、競合各社との競争力強化に努めております。
また、販売本部及び商品本部の活性化を図り、売上総利益率の改善による収益力の向上と商品開発による商品力 の強化、福利厚生の充実と人材育成のための教育制度の充実などに取り組んでまいりました。
・地域別の売上高につきましては、帯広ブロックは84億52百万円(前年同期比2.9%増)、旭川ブロックは56億79 百万円(前年同期比4.6%増)、札幌ブロックは50億98百万円(前年同期比19.6%増)となりました。また、既存店 売上高につきましては、個人消費の回復力が弱い中で、お客様の立場に立った品揃えとサービスの提供に努め、前 年同期比3.2%増と好調に推移いたしました。
・売上高総利益率につきましては、生鮮食品を中心としたロスの削減と加工食品を中心とした在庫管理の徹底など により、前年同期に比べ0.4ポイント改善し24.4%となりました
・販売費及び一般管理費につきましては、作業効率の改善と消費電力量の抑制、予算対実績の詳細な分析など効率 的な事業運営を推し進め、売上高に対する比率は21.7%となり、前年同期に比べ0.3ポイント改善いたしました。
ダイイチの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7643.T
PI研のコメント:
・ダイイチが5/6、2016年9月期の中間決算を公表しました。結果は増収増益、特に利益はいずれの段階でも2桁増の好決算となりました。原価、経費、ともにバランスよく改善したことが要因です。コメントでも「売上高総利益率につきましては、生鮮食品を中心としたロスの削減と加工食品を中心とした在庫管理の徹底」、「販売費及び一般管理費につきましては、作業効率の改善と消費電力量の抑制、予算対実績の詳細な分析など効率 的な事業運営を推し進め」とのことで、徹底した取り組みが結果を産んだとのことです。また、イトーヨーカ堂との取り組みも「情報の共有化を積極的に図るとともに、共同による商品 作りと売り場作り、合同の販売促進企画の実施などを進め」とのことで順調に進んいるようです。やや気になるのは、投資キャッシュフローの新店に関する有形固定資産への投資が、この中間決算ではなかったことです。通期予想も売上高は3.6%増ですので、今期は攻めよりも守りを重視した経営に徹するようです。ダイイチ、この好決算をいかし、来期、いつ攻めに転じるか、その動向に注目です。
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