マミーマート、2016年9月中間、増収減益、積極投資!
マミーマート、2016年9月、中間決算、5/13
・http://mami-mart.com/
・http://v3.eir-parts.net/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=1358505
・株短ニュース:5/13
・マミーマート、上期経常は一転4%減益で下振れ着地、今期配当を1.5円増額修正:
・http://kabutan.jp/stock/news?code=9823&b=k201605130349
・マミーマート <9823> [JQ] が5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。16年9月期第2四半期累計(15年10月-16年3月)の連結経常利益は前年同期比4.2%減の15.6億円に減り、従来の1.2%増益予想から一転して減益で着地。通期計画の32億円に対する進捗率は48.8%にとどまり、5年平均の58.6%も下回った。
CF関連:キャッシュの配分:
・営業活動によるキャッシュ・フロー: 14.79億円(昨年 13.73億円)
・投資活動によるキャッシュ・フロー: △64.82億円(438.27%:昨年( △17.32億円)
⇒有形固定資産の取得による支出: △61.47億円(昨年 △18.56億円)
・財務活動によるキャッシュ・フロー: 42.82億円(昨年 6.22億円)
・現金及び現金同等物の増減額(△は減少): △7.20億円(昨年 2.62億円)
B/S関連:キャッシュの蓄積:
・総資産 495.22億円
・自己資本比率: 45.5%(昨年 48.9%)
・現金及び預金: 16.86億円(総資産比 3.40%)
・有利子負債:135.79億円(総資産比 27.42%)
・買掛金: 54.79億円(総資産比 11.06%)
・利益剰余金 : 171.01億円
P/L関連:キャッシュの創出:
・売上高: 503.15億円(4.5%) 、営業利益: 13.41億円( △4.9%)
・経常利益: 15.63億円(△4.2%)、当期純利益: 8.24億円( △17.0%)
⇒ 通期予想:売上高: 1000.00億円( 2.9%)、営業利益: 28.00億円(1.5%)
・原価:73.82%(昨年 74.21%):-0.39、売上総利益:26.18%(昨年 25.79%):+0.39
・経費:24.81%(昨年 24.16%):+0.65
・マーチャンダイジング力:+1.37%(昨年+1.63%):-0.26
・その他営業収入:1.30%(昨年1.29%):+0.01
・営業利益:2.67%(昨年2.92%):+0.25
マミーマートのコメント:
・小売業界では、円安を背景とした訪日客の増加と中国人観光客の「爆買い」に象徴されるインバウンド消費は伸長し たものの限定的なもので、企業間格差の拡大も見られ国内消費を強く押し上げるには至りませんでした。
スーパーマーケット業界におきましては、食品の売上は生鮮、惣菜を中心に堅調に推移したものの、多様化する消費 者のライフスタイルに対応する業態を超えた競合の出店攻勢や販売促進の熾烈化など、経営環境はますます厳しくなっ ております。
・このような情勢の中、当社グループ(当社及び連結子会社)は、競争に打ち勝ち、お客様のニーズに的確にお応えす るため、「さらなる商品開発」「個店力向上」「プロフェッショナル人材育成」「時間帯別MD確立」の4項目を重点 取組項目として、ご来店されるお客様に楽しくお買い求めいただくため、情報提案型の売場づくりを推進してまいりま した。
・営業面におきましては、独自性・差別化の柱となる生鮮部門の産地開拓を強化するとともに、オリジナル商品の開 発、輸入商品・地域特産品の発掘を行ってまいりました。また、「Enjoy Life」のコンセプトを昇華させ、品揃え、販 売方法等において一層健康的な食生活提案を推し進めてまいりました。
・設備投資としましては、㈱マミーマートにおいて、「Enjoy Life」店舗として、平成27年11月に鶴ケ舞店(埼玉県ふ じみ野市)、平成27年12月に三室山崎店(埼玉県さいたま市)を新規開店いたしました。店舗の改装につきましては、 深井店(埼玉県北本市)、岩槻店(埼玉県さいたま市)、生鮮市場TOP春日部店(埼玉県春日部市)において実施い たしました。また、いずれも近隣地域での新規出店を予定する千代田店(埼玉県坂戸市)と柏十余二店(千葉県柏市) を平成28年3月に閉店いたしました。したがって、当連結会計年度末の店舗数は、温浴事業・葬祭事業を含め71店舗と なりました。
マミーマートの株価:
・http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=9823.T
PI研のコメント:
・マミーマートが5/13、2016年9月期の中間決算を公表しました。結果は増収減益、やや厳しい決算です。「従来の1.2%増益予想から一転して減益で着地」とのことですので、予想外の結果であったとのことです。減益の要因は原価は改善しましたが、それを上回る経費の増加が大きく、これが利益を圧迫したためです。それにしても、この中間期の決算結果を見ると、投資キャッシュフローが営業キャッシュフローの438.27%と異常値であり、それだけ積極的な投資をしたといえます。鶴ケ舞店、三室山崎店の2店舗を新規出店したことに加え、店舗改装も積極的であり、今期は攻め重視の経営を推進したといえます。マミーマート、通期予想は売上高1,000億円ですので、いよいよ、大台突入といえます。この中間決算は、そのための積極投資ともいえ、今後、どう成長戦略を推し進めてゆくのか、その動向に注目です。
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